更新日:2023.05.31
文/石山英次 写真/北米トヨタ
トヨタタコマは、トヨタの北米市場におけるミッドサイズのピックアップトラック。
その現行型は、初代モデルから通算3世代目にあたり、2004年に発表された2世代目タコマから11年を経て2016年にモデルチェンジとなった。
デザインは、米国カリフォルニア州のCALTYが担当。大型の六角形グリルをはじめ、逞しさを強調したデザインとなっている。
搭載されるエンジンは、2.7リッター直4と3.5リッターV6。ともにガソリンエンジンであり、3.5リッターV6は当時の新開発エンジン。直噴化およびアトキンソンサイクル化されており最高出力は278hp、最大トルク265lb-ftを発生させ、6速MTおよび6速ATと組み合わされる。
という現行型の内容を覚えた上での新型モデルである。
2024年型となる4代目新型モデルは、現行型から約8年でのフルモデルチェンジ。写真を見ればわかるが圧倒的進化によるデビューである。
まずはボディ骨格&デザインだが、新型タンドラと同じTNG-Fグローバルが採用され、デザインは3代目と同じCALTY。だが、そのデザインは旧型から大幅に進化し、まるでバハトラックを想起させるマシン風情が際立っている。
また搭載エンジンは、3代目時代のV6エンジンが廃止され、二種類の直4ターボエンジンとハイブリッドエンジンの構成となっている。
具体的にはベースエンジンとなる2.4リッター直4ターボ(228hp)とi-Force2.4リッター直4ターボエンジン(278hp)とi-Force Maxと呼ばれる2.4リッター直4ターボハイブリッド(326hp)となっており、それぞれに8速ATが組み合わされる。
なお、モデルにより6速MTがセレクト可能だが、その場合278hpのパワーが270hpにダウンすることが発表されている。
その他トピックスとしては、リアサスに新開発のマルチリンクサスペンションが採用され、FR及び4輪駆動が用意されるとともに最大33.8度のアプローチアングル、23.5度のブレークオーバー、25.7度のデパーチャーアングルを備えた究極のオフロード性能が実現されている。
一方インテリアには、最新のオーディオマルチメディアシステムが採用され、グレードにより7インチから12.3インチのデジタルクラスターが標準装備され、オプションでは14インチのタッチスクリーンも選択可能という。
北米トヨタは近年、ハイブリッドモデルを多用していることから、日本への逆輸入が限られるモデルが多かった。今回のタコマもハイブリッドモデルがデビューすることから逆輸入が危ぶまれていた。
が、タコマはタンドラと異なり複数のグレードを用意することから、輸入しようと思えばかなりのグレードを日本に持ち込むことが可能である。
まだ詳細が発表されていないから正確なことは言えないが、下記のような8グレードが存在する可能性が高い。
・SR
・SR5
・TRD PreRunner(XtraCab)
・TRD スポーツ(ダブルキャブ)
・TRD オフロード(ダブルキャブ)
・リミテッド(ダブルキャブ)
・TRD Pro(ダブルキャブ)
・Trailhunter
上記のうち、最後の2グレード、TRD Pro(ダブルキャブ) とTrailhunter にはハイブリッドエンジンが搭載されるから日本に輸入することは困難だが、それ以外のグレードには直4ターボエンジンが搭載されるはずだから、そのうち日本でも確認することができるだろう。
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