更新日:2023.12.04
文/田中享 写真/USトヨタ
トヨタタコマは、トヨタの北米市場におけるミッドサイズのピックアップトラック。その4代目となる2024年新型モデルの発売が12月本国で開始される。
新型のボディ骨格&デザインは、新型タンドラと同じTNG-Fグローバルが採用され、デザインは3代目と同じCALTY。だが、そのデザインは旧型から大幅に進化し、まるでバハトラックを想起させるマシン風情が際立っている。
また搭載エンジンは、3代目時代のV6エンジンが廃止され、二種類の直4ターボエンジンとハイブリッドエンジンの構成となっている。
ベースエンジンとなる2.4リッター直4ターボ(228hp)とi-Force2.4リッター直4ターボエンジン(278hp)、さらにi-Force Maxと呼ばれる2.4リッター直4ターボハイブリッド(326hp)となっており、それぞれに8速ATが組み合わされる。
また足回りのリアサスには新開発のマルチリンクサスペンションが採用され、FR及び4輪駆動が用意されるとともに最大33.8度のアプローチアングル、23.5度のブレークオーバー、25.7度のデパーチャーアングルを備えた究極のオフロード性能が実現されている。
一方インテリアには、最新のオーディオマルチメディアシステムが採用され、グレードにより7インチから12.3インチのデジタルクラスターが標準装備され、オプションでは14インチのタッチスクリーンも選択可能という。
新型モデルのグレードは以下の通り
・SR
・SR5
・TRD PreRunner(XtraCab)
・TRD スポーツ(ダブルキャブ)
・TRD オフロード(ダブルキャブ)
・リミテッド(ダブルキャブ)
・TRD Pro(ダブルキャブ)
・Trailhunter
基本は4ドアのダブルキャブ(5人乗車)であるが、SR、SR5、TRD PreRunnerには2ドアのエクストラキャブ(2名乗車)のセレクトが可能になる。
ちなみに上記のグレードのうち、最後の2グレード、TRD Pro(ダブルキャブ) とTrailhunter にはハイブリッドエンジンが搭載されるから日本に輸入することは困難だが、それ以外のグレードには直4ターボエンジンが搭載されるから、今後日本でも確認することができるかもしれない。
北米トヨタは近年、ハイブリッドモデルを多用していることから、日本への逆輸入が限られるモデルが多かった。今回のタコマもハイブリッドモデルがデビューすることから逆輸入が危ぶまれていた。
が、タコマはタンドラと異なり複数のグレードを用意することから、輸入しようと思えばかなりのグレードを日本に持ち込むことが可能である。
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