更新日:2017.09.19
文/石山英次 写真/内藤敬仁
2008年に登場したダッジチャレンジャーは、2016年になった今現在においても人気上位を占めており、中古車市場における販売ラインキングでの上位も占め、さらに欲しいアメ車リストの圧倒的1位を占めるというからものすごい(買える買えないは関係なく一度乗ってみたいという方々の意見も入っているという)。
この傾向は、日本のみならず本国アメリカにおいても月間販売ランキングの上位にランキングされる月がいまだにあるというのだから、人気は本物ということなのだろう。
で、チャレンジャーにおいてはデビューが2008年ということですでに8年の歳月が流れるのだが、その中で限定モデルや特別仕様車の販売が非常に目立った車両でもあった。
ということで、この先チャレンジャーを中古で手に入れる場合に、どうせなら入手したい「レアなチャレンジャー」という視点で歴代モデルに焦点を当ててみた。
初代チャレンジャーのT/Aを彷彿とさせる専用のFRP製フードベンディングシステムが目立つ。
ヴィンテージ・ボンネットフードピンもオールドテイスト。
MOPAR専用のサイドラインはブルーを基調としたもの。
すべてモパー純正パーツで固めているのが特徴である。
その1台目となるのがMOPAR10(以下、モパー10)である。MOPAR(モパー)とは、ひと昔まえならクライスラー系全般のハイパフォーマンスマシンを表すワードだったが、実際にはクライスラー系の純正パーツを扱うパーツ部門の名称である。
ということで、このモパー10とは純正パーツ部門の「MOPAR」と「DODGE」とのコラボレーションによって生まれたプレミアムモデルということになる。
このモパー10が登場したのが2010年。ダッジチャレンジャーR/Tをベースに、初代チャレンジャーのT/Aを彷彿とさせる専用のフードベンディングシステム(オリジナルボンネット)とコールドエアインテークを組み合わせ吸気系をチューンし、20インチ専用アルミやタワーバーによって走りの質を高めたモデルとなっている。
またサイドラインやボンピンやリアスポイラーでエクステリアを飾り、一方でインテリアにも手を加え500台限定のプレミアムモデルとして、しかも純正アフターパーツで飾ることで、過去のモパーイメージを思い起こさせる仕様として多くのファンを虜にしたのである。
・MOPER専用フードベンディングシステム
・MOPERコールドエアインテーク
・ヴィンテージ・ボンネットフードピン
・MOPAR専用MOPARサイドライン
・MOPAR専用20インチブラックアウトホイール
・MOPAR専用レザースポーツステアリング(ブルーステッチ縫い)
・MOPAR専用アルミT型シフトノブ
・MOPAR専用リアウイング
・MOPARフューエルドア
・MOPARタワーバー
etc
コールドエアインテークを採用して吸気系をチューンしている。また前後タワーバーでハンドリングのレスポンスと剛性を高めている。
20インチのブラックアウトホイールがよく似合う。この車両の登場によりブラックホイールのカスタマイズが俄然増えた。
MOPAR専用アルミT型シフトノブはドライバーの雰囲気を高める。
聞けば、「日本には10台もないのではないか」ということだが、500台限定というくくりがある以上、万が一中古車市場で見つけた場合には即答が必要になるのではないかと思われる。
なお、この「MOPAR」と「DODGE」とのコラボは、2015年まで毎年ベース車を変えながら行われていた(車両を変えながら2017年まで登場し続けている)。で、2014年に再びチャレンジャーがベースになったmopar14が誕生している。
こちらは、100台限定でボディカラーは白と黒があり、同じくR/Tベースなのだが、ついに伝説のシェイカーフードが装備され、その他20インチホイール、レザーインテリア、ピストルグリップシフトノブ等が加わったモデルとなっている。ただし、このモデルに関しては日本上陸を果たしているかはまったくの不明である。
タワーバーは強化の必需品である。
ブルーステッチのレザーシートや刺繍がプレミアム感を引き立たせる。
モパー10の証のシリアルプレートが室内に貼られている。
こちらは文中にあったMOPAR14である。フード上の突起物の形状が変わっているのが大きな特徴である。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES