TEST RIDE

[試乗記]

「ラストコール」シリーズ第3弾の限定モデル

2023ダッジチャレンジャー スキャットパック スウィンガー

アメリカ本国限定1000台の超レアな一台

ダッジチャレンジャー&チャージャーの生産終了を記念して7種類の特別限定モデルが登場。その第三弾となるチャレンジャー スキャットパック スウィンガーの新車を取材した。

更新日:2025.06.09

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/ベルエアー TEL 0436-26-5700 [ホームページ] [詳細情報]

ワイドボディ+シェイカーフードは6.4Lエンジン専用モデル

 現代版ダッジチャレンジャーは2008年に登場した復刻モデル。そして2015年にマイナーチェンジを受け2023年いっぱいで生産終了したからモデルライフ15年という息の長いモデルだった。

 だが、製造及びマーケットレベルでの苦悩は計り知れない。

 というのも、ベースとなった旧時代のチャレンジャー全盛期はたったの2年。その後は凋落の一途をたどったモデルだったので、復刻ベースとして過去を参考にするのであればたった2年の内容をもって15年を過ごさなければならなかったから。

 で、FCAのマーケッターがとった手法が、様々なバリエーションモデルを製作し販売することだった。それがT/Aでありシェイカーetcである。

 またそれ以外に独自のパフォーマンスモデルを登場させることで、積極的にハイパフォーマンス化を行った=ヘルキャット、デーモン、レッドアイetc。

▲ラストコール第3弾として登場した023ダッジチャレンジャー スキャットパック スウィンガーの新車。

▲ボディカラーはオプションのホワイトナックル。千葉県市原市にあるベルエアーが自社輸入した個体。

 そうした数々のラインナップを充実させるなか、アメリカ本国で一番の人気を誇ったモデルが、ワイドボディ+シェイカーフードというバリエーションだった。

 シェイカーフードに関しては、スーパーチャージャー装着のヘルキャットには装備できず、R/Tにおいては50thアニバーサリーモデルにおいてのみ装着モデルが登場していたが、基本的には6.4Lモデル特有のパーツ。

 また、ワイドボディにおいても6.4Lエンジン以上のモデルにのみラインナップされていたため、ワイドボディ+シェイカーフードは6.4Lエンジン専用モデルとも言える特別感のあるスタイルなのだ。

 ということで、チャレンジャーの生産終了が報道され「最終限定モデルが販売される」と聞いた時は「必ずやワイドボディ+シェイカーフードのモデルが登場するだろう」と多くのファンが予測したに違いない。

▲ゴールドスクールカラーのシェイカーフード。

▲搭載されるエンジンは、6.4リッターV8ヘミ。485hp、最大トルク475lb-ftを発生させる。

▲シェイカーならではの文字が揺れたステッカー。

 2022年春、2023年での生産終了が発表され、その時同時に公表されたのが「ラストコール」シリーズの存在。すなわちダッジチャレンジャー&チャージャーの生産終了を記念して7種類の特別限定モデルが登場するというのである。

 そして2022年8月から約半年に渡り順次発表された「ラストコール」シリーズ。今回取材した個体は、その第3弾として登場した「2023ダッジチャレンジャー スキャットパック スウィンガー」である。

 ベースとなったのは、上記のワイドボディ+シェイカーフードを組み合わせた6.4Lエンジン搭載モデル。

 このスウィンガーとは、往年の名車・ダッジダートスウィンガーのことであり、1960年代後半から1970年代初頭にかけて活躍したマッスルカー。取材した個体はそのスウィンガーをオマージュしたモデルとなっている。

 スウィンガーの名称を復活させ、チャレンジャーワイドボディベースにグリーンを強調した特別なエクステリアパッケージを与えている。

 エクステリアにはスウィンガーグリーンのグラフィックが描かれ、インテリアにもグリーンのアクセントが随所に用いられている。またゴールドのホイール、ゴールドのシェイカーフードが装備され一段と魅力的な雰囲気を発している。

▲ラストコールのプレートが貼られている。

▲ワイドボディに20インチのゴールドスクールホイール。ブレーキはブレンボ製6ピストンブレーキ。

▲スウィンガーグリーンのリアグラフィックがホワイトボディにマッチしている。

 ちなみにこのスインガー、ボディカラーにはF8グリーン、サブライムグリーンが用意されており、さらにオプションとしてホワイトナックルも用意されていた。色の配分は不明だが、1000台限定である。

 取材実車であるが、千葉県市原市にあるベルエアーが自社輸入した個体。もちろん新車である。ボディカラーはオプションのホワイトナックル。

 1000台限定モデルという数量ゆえにアメリカ国内でも貴重な存在のラストコール第3弾。しかもホワイトナックルというオプションカラーであるから超レアと言っても過言ではない。日本には知っている限りで2台輸入されている。

 ホワイトカラーのワイドボディにゴールドスクールカラーのバッジ類やホイール、そしてシェイカーフードが絶妙なアクセントとなっており、一目見て特別なチャレンジャーだと認識できる。くわえてスウィンガーグリーンのリアグラフィックがボディカラーに最高にマッチしている。

▲インテリアの基本的な構造はベースモデルと同一だが、グリーンカラーのステッチが施されている。

▲8速ATのシフト周りにもグリーンのステッチが施される。

▲ホワイトメーターで飾られる。

 一方インテリアにもグリーンのインテリアステッチが施され、アルカンタラ素材のシートにもグリーンのステッチが描かれる等トータルコーディネートが光る。

 というか、あくまで個人的な評価だが、この個体の価値はワイドボディ+シェイカーフードの特別モデルであること、そしてそれがまだ新車で買えることだと思っている。とにかく抜群にカッコイイ。

 他にもチャレンジャーの新車在庫を持つショップは多数あるが、基本、ボディカラーはブラック&ガンメタリックがほとんどだろう。くわえてヘルキャット系が多い。

 だが、今回の個体は6.4Lエンジン搭載モデル、しかもワイドボディ+シェイカーフードとゴールドスクールカラーの特別感ある融合モデル。

 現代版チャレンジャーの超価値ある新車を買いたい、そして長く乗りたい、というような方がいらっしゃるとするならば、最高の一台ではないかと思うのである。

▲助手席前にスウィンガーのインストルメントパネルバッジが貼られている。

▲アルカンタラ素材にグリーンのダッジマークが刺繍されている。

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