トヨタエスティマの北米専用モデル「プレビア」の後継車として2011年にデビューしたトヨタシエナ。登場から4年目となる2015年モデルにおいて自身初のマイナーチェンジが実施された。関東地区で逆車における圧倒的な支持を得るベルエアーがいち早く入手したということで取材に伺った。
このマイナーチェンジにおける変更点は、エクステリアにおいてはヘッドライトやテールライトのデザインにとどまっているが、インテリアは大幅に一新されており、これまで以上に高級感のある室内空間へと生まれ変わっているのである。
取材したのは2015年の「SE」。SEとは、専用のエアロパーツや19インチのアルミホイールを装備したスポーティなグレードであり、低められた車高等を見てもわかるとおり走りの質感が高められたグレードである。加えて日本におけるシエナ人気を支える立役車ともいえる人気グレードである。
ちなみに2015年モデルのラインナップに変更はなく、従来どおりの「L」/「LE」/「SE」/「XLE」/「LIMITED」の5グレードが用意されており、同じく全車パワートレインも3.5リッターV6エンジンと6速ATの組み合わせとなる。また、駆動方式は全車FFが標準となっており、「LE」/「XLE」/「Limited」の3グレードのみオプションでAWDのチョイスが可能となる。
2015年モデルのシエナのインテリアは、一新され、質感が大幅にアップしている。まさにトヨタ次世代のデザインに生まれ変わったといっていい。SEにおいては、ステアリングデザインが変更され、メーター類のデザインも刷新、さらにこれまでグレー基調だったインテリア全体がブラックを基調としたものに全面刷新され、使用されているトリムの質感も圧倒的に高まっている。
同時にシート表皮がレザーとなり、これまでのイメージであった「若々しさ」からどちらかというと「高級」へと格を上げた感じである。
今回のマイナーチェンジは、従来型オーナーの買い替えを誘うものでは正直ないが、今後ユーザーとなりうる方々においては非常に重要な変更であると思うし、後々中古車の購入を検討しようとする時にも2015年はターニングポイントになる可能性が高い。
走りやメカニズムに大幅な変更が出なかっただけに、言い換えれば現状のシエナの満足感が高いということを示しているわけだが、それだけに「どの年式を買っても損はない」と言えるのだが、今後2015年以降の質感アップしたインテリアを好むユーザーが増える可能性は非常に高いと思う。なんせトヨタらしからぬ次世代デザインを示しているだけにオススメなのである。
【SPECIFICATIONS】
■グレード:2015年型SE
■全長×全幅×全高:5085×1983×1790(mm)
■ホイールベース:3030mm
■車両重量:2023kg
■エンジン:V6DOHC
■総排気量:3500cc
■最高出力:266/6200[ps/rpm]
■最大トルク:33.8/4700[kg-m/rpm]
■駆動方式:FF
■トランスミッション:6AT
■乗車定員:8名
<関連記事>
>> トヨタシエナモデルガイド を見る
>> トヨタシエナSE試乗 を見る
>> トヨタシエナグレード比較 を見る
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES