TEST RIDE

[試乗記]

ビンテージコレクターも唸る博物館級の個体

1966 シボレーコルベット C2 コンバーチブル

重視すべきはグレードよりもコンディション

アメリカから上陸したC2コルベットコンバーチブル。いわゆるビンテージカーであるが、ここまでの個体を見たのは初めて、と言えるほどの状態の良さであった。

更新日:2026.02.09

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/ベルエアー TEL 0436-26-5700 [ホームページ] [詳細情報]

60年前の個体とは思えぬ博物館級の風情

 1962年に日系デザイナー、ラリーシノダによるアグレッシブなスタイルの試作車が発表され、翌1963年にデビュー。あわせてスティングレイのセカンドネームが与えられた2代目モデルは、次々に強力なエンジンを手に入れ、レース活動を活発化させていく。

 そんな第2世代となるコルベット、いわゆるC2コルベットは、モデル概要的にはかなり短命に終わっている。1963年から67年の実質5年という短さである。くわえて、アメリカ的なデザインといよりは近未来的な先鋭的なデザインが特徴であり、それもあってコレクターの標的になっている=入手するのが難しい。もしくは忍耐強く探す必要がある。

▲近未来的かつ先鋭的なデザインこそがC2の証。

▲デザインの前後バランスが絶妙。他を寄せ付けない美しさが宿る。

 1963年型から1967年型の5年間のみ製造されたC2コルベット生産台数は以下の通り。

・1963年式:2万1513台
・1964年式:2万2229台
・1965年式:2万3564台
・1966年式:2万7720台
・1967年式:2万2940台 の計11万7966台

 このうちコンバーチブルが7万2420台を占めるから、全生産台数の約2/3がコンバーチブルと考えられる(だからクーペは貴重な存在)

 なお、今回取材した66年型C2コルベットには、327cuinV8エンジンが搭載され4MTが奢られている。この時代2速ATか3速MTが標準だったから、4速MTもレアと言っていいだろう。

▲327cuinV8エンジンはコンディションを重視した各部の整備や調整等によって、違和感なく走る状態が保たれている。

▲ボンネットインシュレーターにも状態の良さが見て取れる。

▲生産年月の短さによる個体の少なさもあり、これほどのタマは滅多見つからないと言われている。

 搭載されるエンジンは327cuinV8で、65年モデルからビッグブロックエンジンが搭載されているからハイパフォーマンス系に目がいきがちだが、旧車となった今コンディション重視と考えれば、327cuinV8でも十分に面白い。

 また過去に数度、C2を取材したことがあるが、正直ここまで素晴らしい状態の個体は初めてである。

 かなり小さいボディに塊感ある近未来的なデザインは近くで見ているものに緊張感を与えるほど美しい。実物を目の前にすると、当時のアメリカのデザイン的な力量の高さにただただ感服するばかりである。と同時にインテリアやメーター周りのデザインの美しさにも目を見張る。

 ガチっとしたドアに、ドア下がりなど微塵も感じさせない各部の溶接、加えてボディのチリの合い具合やペイントの見事さ、シートはバケットタイプには程遠い懐かしい風情のシートだが、座ればステアリングやインパネ、シフト等の位置具合が一発できまる。C1だとフロントウインドーよりもドライバーの頭の位置が高くなってしまうが、C2だとそれもない。

▲4速MTであり、シフトノブはハースト製。

▲美しく並んだ計器類に往年のデザイン的素晴らしさを感じる。もちろん全て稼働する。

▲特徴的なセンターコンソールを是非体感してほしい。

 個体のエンジンは一発でかかり不安定な要素は微塵もない。驚いたことに、クラッチの重さは一般的なMT車のそれであり、シフトは縦方向へのストロークは若干長いが、横方向への動きが非常にタイトな代物。慣れれば楽しいMTかもしれないと思わせるカチッとしたフィールの持ち主である。

 C2といえば、初期型のスプリットウインドーモデルとか427のビッグブロック搭載車とか、よりマニアックな個体を求める向きも多いかもしれないが、正直、今回取材した327cuinV8エンジンのC2でも十分に美しくスポーティである。

だからこそ、コダワるのはモデルグレード(もちろん大切な要素だが…)よりもコンディションであり、レストアの内容であり、現時点での性能である。

▲パリッと張ったヤレた感じが一切ないレザーシート。

▲ノックオフアルミホイールの状態もボディやエンジン同様、非常にレベルが高い。

▲ボディカラー同色のホロが付くが、当時の基本はコンバーチブル。ホロは簡易的なものであった。ホロの状態も上々。

 当たり前だが、フルレストアされていない車輌は、たとえばC2だと、すでに50年以上の経年劣化で各部にヤレや破損が発生すると考えるのが普通である。製造されて50年以上を経過=「半世紀以上」となるので、すべての自動車部品の耐用年数を大幅に超えているのがその理由である。

 だからレストアされているのが当たり前であり、そういった施工内容や使用パーツを含めた、現時点での性能が最大のポイントとなる。この個体は、C2のオリジナルを重視したレストアが施されつつ、ポイントポイントで強化品が使われ、今すぐ走り出すことが可能な状態。

 それを踏まえ、このベルエアーの66年型C2コンバーチブルはビンテージコレクターをも唸らすほどのコンディションと言え、まさに博物館級の個体であった。

▲リトラクタブルヘッドライトは至って普通に動作する。年代を感じさせない精度に驚く。

RELATED

[関連記事]

1981 シボレーコルベット C3

REGULAR ARTICLES

GDファクトリー千葉店

2005 シボレーコルベット C6

REGULAR ARTICLES

GDファクトリー千葉店

2015 シボレーコルベット Z06

TEST RIDE

BUBU / ミツオカ

SHOP

[同店舗記事]

ARCHIVES

[アーカイブス]

NEWS & INFORMATION

[ニュース&お知らせ]

SPECIAL ARTICLES

[特集]

CAR

[新着アメ車]

シボレーコルベットクーペ
シボレーコルベットクーペ

価格応相談

年式:2015年

走行距離:

ガレージダイバン

フォードマスタング
フォードマスタング

498万円

年式:1966年

走行距離:

ガレージダイバン

フォードブロンコスポーツビッグベンド
フォードブロンコスポーツビッグベンド

568万円

年式:2022年

走行距離:26,477km

ガレージダイバン

ダッジデュランゴGT
ダッジデュランゴGT

518万円

年式:2018年

走行距離:38,283km

ガレージダイバン

PARTS

[新着パーツ]

93-02yカマロのサイドバイザー
93-02yカマロのサイドバイザー

18,900

EXTERIOR

ウエストクラブインターナショナル

BILSTEIN ショックアブソーバー
BILSTEIN ショックアブソーバー

132,000

PERFORMANCE

ウエストクラブインターナショナル

XADO リヴァイタリザント EX120 あらゆる種類の燃料装置と燃料噴射システム用
XADO リヴァイタリザント EX120 あらゆる種類の燃料装置と燃料噴射システム用

3,300

OTHERS

ウエストクラブインターナショナル

ХАDО® リヴァイタリザントEX120 パワーステアリング ブースターと油圧機器用
ХАDО® リヴァイタリザントEX120 パワーステアリング ブースターと油圧機器用

3,300

OTHERS

ウエストクラブインターナショナル

スーパフォーマンス・ジャパン公式HP

CAR

[新着アメ車]

シボレーコルベットクーペ
シボレーコルベットクーペ

価格応相談

年式:2015年

走行距離:

ガレージダイバン

フォードマスタング
フォードマスタング

498万円
支払総額539万円

年式:1966年

走行距離:

ガレージダイバン

PARTS

[新着パーツ]

93-02yカマロのサイドバイザー
93-02yカマロのサイドバイザー

18,900

EXTERIOR

ウエストクラブインターナショナル

BILSTEIN ショックアブソーバー
BILSTEIN ショックアブソーバー

132,000

PERFORMANCE

ウエストクラブインターナショナル

スーパフォーマンス・ジャパン公式HP

ページトップ