世界中でも数少ない専用設計エンジン搭載車
単なる効率だけを求めれば、もしくは安楽さだけを追求すれば、機械がおこなう変速に人間はとうの昔に敵わなくなっている。だから、世の中からMTミッションがなくなっていった。
今や世界最速を競うスーパーカーでさえもMTではなく、ATである(ATとは言ってもそれこそMTを自動的に行うかのようなATであるから、昔気質のATとはわけが違うのであるが)。
だが、速さを問わず、アクセル操作やエンジン回転数に排気音の変化が伴うMT車の魅力を知ってしまうと、「あえてMTがいい」と今でも素直に言える。
もちろん、クラッチ操作は時にめんどくさい。だが、走り出せばそれをも上回る快感が押し寄せる。そんなアメ車のヒーロー的存在がマスタングのシェルビーGT350である。
話は一旦それるが、このGT350以前の旧マスタングは、初代のリバイバルデザインとして復活し、予想外の大ヒットを飛ばしたモデル。
だが、メカは意外にも平凡であり、足にはリアサスがリジッドといった旧式が奢られていた。にもかかわらずフォードの開発力は凄まじく、それはそれは素晴らしいクルマに仕上げたのである。よく言われるように、素材は平凡だったが、絶品の味付けにて欧州GTにも匹敵する快感をもたらしたのである。
で、そんな旧マスタングは2015年にフルモデルチェンジ。リアサスは独立式に進化し、V8エンジンもDOHCへとランクアップして見せ、平凡なメカが一気に現代風のGTへと生まれ変わったわけである。
それまでと同様に新旧マスタングの魅力は、こうしたV8エンジンがMTで乗れることだった。中でもシェルビーGT350は絶品である。今や世界中でも数少ない専用設計エンジンである。
今や世界最速を競うスーパーカーでさえもMTではなく、ATである(ATとは言ってもそれこそMTを自動的に行うかのようなATであるから、昔気質のATとはわけが違うのであるが)。
だが、速さを問わず、アクセル操作やエンジン回転数に排気音の変化が伴うMT車の魅力を知ってしまうと、「あえてMTがいい」と今でも素直に言える。
もちろん、クラッチ操作は時にめんどくさい。だが、走り出せばそれをも上回る快感が押し寄せる。そんなアメ車のヒーロー的存在がマスタングのシェルビーGT350である。
話は一旦それるが、このGT350以前の旧マスタングは、初代のリバイバルデザインとして復活し、予想外の大ヒットを飛ばしたモデル。
だが、メカは意外にも平凡であり、足にはリアサスがリジッドといった旧式が奢られていた。にもかかわらずフォードの開発力は凄まじく、それはそれは素晴らしいクルマに仕上げたのである。よく言われるように、素材は平凡だったが、絶品の味付けにて欧州GTにも匹敵する快感をもたらしたのである。
で、そんな旧マスタングは2015年にフルモデルチェンジ。リアサスは独立式に進化し、V8エンジンもDOHCへとランクアップして見せ、平凡なメカが一気に現代風のGTへと生まれ変わったわけである。
それまでと同様に新旧マスタングの魅力は、こうしたV8エンジンがMTで乗れることだった。中でもシェルビーGT350は絶品である。今や世界中でも数少ない専用設計エンジンである。