TEST RIDE

[試乗記]

V8搭載R/Tと同じエクステリア仕様

2022 ダッジ チャレンジャー GT

サスペンションもブレーキもR/Tと同一

BCDに入荷したチャレンジャーGTを取材した。

更新日:2024.04.24

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]
     BUBU横浜 TEL 045-923-0077 [ホームページ] [詳細情報]

V6エンジン搭載の走り仕様

 1970年デビューのチャレンジャーに存在していた直6エンジン搭載のベースモデル、いわゆるチャレンジャー6は、現代版チャレンジャーにも同様に存在していた。

 それがV6エンジン搭載の「SXT」。このベースモデルは2008年のデビュー当時から存在し、日本でもかなりの数が販売されていた。

 そしてチャレンジャー全体のマイナーチェンジが2015年に行われ、2017年にはV6搭載モデルに再びマイナーチェンジが施される。その時登場したのが「GT」である。

▲2022年型チャレンジャーGT。走行約8000キロのBCD車両。

▲グラナイトというガンメタリックのボディカラーが非常に特徴的でよく似合っている。

 当時のアメリカ本国におけるチャレンジャーの購入層は真っ二つに分かれていた。V8か否かというもの。

 よってV6モデルは実用モデルとして扱われることが多く、チャレンジャーの格好はしているものの、サスペンション等はスタンダード仕様で乗り心地良く燃費にも優しいというモデルであった。

 だが2017年に登場した「GT」は、同じくV6エンジン搭載モデルであるものの、2つの大きな変化が加えられている。

 その一つが「AWD」の登場である。いわゆる寒冷地仕様というやつで、アメリカ国内の積雪地方でも乗れるチャレンジャーが欲しいという要望に応えたもの(「SXT」にも同時にAWDが追加されている)。

 そしてもう一つが「パフォーマンス仕様」の登場である。「SXT」と同様の2WDのV6エンジンではあるが、それを存分に使い振り回すための仕様である。

▲グリルやバッジ類がブラックアウトされている。

▲GTロゴもブラックアウトされている。

▲タイヤサイズはR/Tと同様の245/45ZR20インチ。

 余談だが、この当時日本ではヘルキャット&デーモン旋風が巻き起こっており、また、それに伴うV8モデルへの人気が集中していた頃であり、正直、「GT」デビューの話題はほとんど響かなかったはず。

 それが証拠にその当時「GT」が輸入されていた記憶は全くないし、日本で初めて見た「GT」は2020年だった。

 ちなみにここ数年「GT」の中古車を見かけることが多くなっているし、日本の寒冷地における「GT」AWDの人気は非常に高いというし、実際、筆者の知り合いの知り合いも「GT」AWDを北海道で乗っているから認知度は非常に高まっていると言えるだろう。

 だが、今回取材したBCD車両の「GT」は2WDであるから、2WDベースの「SXT」と「GT」の違いを見ていくと、大きな違いはボディエクステリアとサスペンション&ブレーキにある。

 すなわち、「SXT」は独自のエクステリア仕様になっているが、「GT」はV8搭載の「R/T」と同じエクステリア仕様になっている。

 よって「SXT」はじっくり見れば「V8搭載モデルではなくV6モデルだな」との判別が可能だが、「GT」においてはその限りではない。

▲搭載されるエンジンは3.6リッターV6で、303hp/6350rpm、最大トルク268lb-ft/4800rpmを発生させる。

▲エンジンオイルの粘度指数は5W-20。

▲ボディには薄っすら見えるサイドラインが入っている。

 一方サスペンションの違いも明白である。「SXT」はスタンダード仕様であり、「GT」には「R/T」と同一のパフォーマンスサスペンションが装着されている。

<サスペンションの違い>
■「SXT」:スタンダード
■「SXT AWD」&「GT AWD」:ノーマルデューティサスペンション
■「GT」&「R/T」:パフォーマンスサスペンション

<タイヤサイズ>
■「SXT」標準:235/55R18インチ
■「GT」標準:245/45ZR20インチ

 またブレーキにおいても違いがあり、「SXT」はシングルピストンのキャリパーだが、「GT」はデュアルピストンのキャリパーでローターサイズも12.6インチからひと回りサイズが大きくなった13.6インチ。この「GT」のサイズ感は「R/T」の標準仕様と同じブレーキサイズ仕様である。

▲手前のGTに対して奥にあるR/Tだが、エクステリアに違いはない。

▲インテリアはR/T等と全く変わらない造形&質感。

▲SXTには装備されないパドルシフトがGTには装備されている。

 で、こうして見ていくと「GT」の比較ライバルは「SXT」ではなく「R/T」ということに気づくだろう=「GT」を思いっきり走らせれば「R/T」に引けを取らないパフォーマンスが感じられるからだ。

■「GT」の3.6リッターV6
・303hp/6350rpm
・268lb-ft/4800rpm
・車重:1762kg

■「R/T」の5.7リッターV8
・372hp/5200rpm
・400lb-ft/4400rpm
・車重:1877kg(その差115kg)

<前後重量配分>
■「GT」:53/47
■「R/T」:55/45
 
 「GT」と「R/T」のパワー差は69hpだが、車重差が115kgあるから、ある程度のパワー差は相殺されるかもしれない。一方で装着されているサスペンションやブレーキ、タイヤは同じサイズであるから、コーナリングの印象は似たようなものか。

 だが、前後重量配分において「GT」の方がフロント部分が軽いからリアの荷重比率が高くコーナリング速度は速いかもしれない。なんせ同じサスペンションなのだから!

▲V6モデルなのでレッドゾーンが6000rpmを超える。

▲8速ATが組み合わされる。

 ということで2022年型の「GT」取材車両である。走行8000キロのBCD車両。BCD車両とは、BCDのカリフォルニア支社が厳選した直輸入車のことであるからコンディションはお墨付き。しかも独自の購入プランもあるから買いやすい。

 プラスしてグラナイトというガンメタリックカラーに独自性を感じる。いわゆるチャレンジャーにおける白&黒といったメインカラーではないチャレンジャーを仕入れるショップは数少ない。BCDならではの個体と言えるだろう。

 ガンメタリックというシブいカラーがチャレンジャーのノーマルボディによく似合っている。 

 くわえて「R/T」に匹敵する走りを可能にする「GT」は、あえて「V6だから」と嘆く必要が全くない仕様であり、購入後の維持費等を考えてあえてV6にしなければならない層に強烈にアピールするのである。

▲シートはレザーとアルカンタラのツートーン。BCD車両だけにコンディションも非常に良い。

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