TEST RIDE

[試乗記]

707hpを発生させる孤高の4ドアセダン

2019 ダッジチャージャーSRTヘルキャット

チャレンジャーより圧倒的に数が少ないだけに希少価値高し

すでに生産終了してしまったチャージャーSRTヘルキャットのBCD認定中古車を取材した。

更新日:2023.05.29

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]
     BUBU横浜 TEL 045-923-0077 [ホームページ] [詳細情報]

マッスルセダンの乗り換え候補車として最適

 ダッジチャレンジャー&チャージャーの生産終了が近づいている。予定通り進行していればすでに本国でのヘルキャット系の新車生産は終了しているから、個体のタマ数が増えることはもうない(今年はヘルキャット以下のモデルとラストコールが生産されており、そのまま完全終了となる)

 同時に日本への輸入も増えることはないだろうから、これから購入を検討しようとするならば、今現在日本国内にあるチャレンジャー&チャージャーからの購入ということになる。

 そんな中で注目の個体がチャージャーである。チャージャーと言ってもトップグレードのヘルキャット。

 というのも、チャージャー自体の日本における個体数がかなり少ないこと。中でもヘルキャットは圧倒的に少ないから希少価値が高いし「乗りたい」と思うのであれば早い方がいい。

 早い方がいいとは、個体の性能が担保されている間に入手した方が長く楽しめるということである。

▲取材車両は2019年型BCD認定中古車。走行2.4万キロだが、距離数からは想像できないほど各部の状態は良い。

▲LEDがアクセントとなったフロントフェイスやリアテールは、一体感を感じさせるシャープなものになっている。

 改めて直近の日本におけるV8搭載セダンといえば、チャージャーとクライスラー300というのがデフォルトであり、この二台は兄弟車でもある。

 が、その両者には完全なる違いが一つあり、それがヘルキャットの存在。クライスラー300にはチャージャー同様3.6LV6、5.7LV8、そして6.4LV8がラインナップされているが、ヘルキャットエンジンを搭載するモデルは存在しない。

 すなわちチャージャーヘルキャットとは、707hpを発生させる孤高の4ドアセダンと言えるのである。

 そんなチャージャーヘルキャットは2015年に登場し、2019年に若干のマイナーチェンジが施される。ダブルエアダクトを設けたフロントグリルに変更されている。

 一方、この年のチャレンジャーに関しては717hpに進化しているが、チャージャーのエンジンはこれまでどおりの707hp。チャージャーは既存ベースのエンジンにエアダクトを追加して熱対策のみで熟成を図っている。それでもエクステリアの雰囲気は変化し、より一段と硬派なマシン風情へと印象を高めている。

▲搭載されるエンジンは6.2リッターV8スーパーチャージャーで707hp、最大トルク650lb-ftを発生させる。

▲本国5年、10万マイルのメーカー保証が付くアメリカ史上最強の量産エンジンは、まめなオイル交換で状態の維持が可能である。

▲2019年型のヘルキャットでは、ダブルエアダクトを設けたフロントグリルの変更が施され、これまで以上に迫力が増している。

 同時にチャージャーは4ドアセダン。まず乗り降りが楽だし、室内空間もチャレンジャーより開放感を感じるし、着座位置も着座姿勢も快適であるから、そういう意味では「SUVに乗る感覚と同じ」とも言える、ある意味楽な接し方が可能である。

 だがそれでいて車高は低く、ハンドリングもスポーティでV8エンジンを存分に発揮出来るし、斜に構えた安楽ドライブも可能でありながら、そんな状況でも瞬時に200キロオーバー突入! 

 世界中を探しても700hpオーバーのセダンはそうはないし、個人的にもこれみよがしな「やる気」に満ちたマシンとは一線を画したチャージャーの大人な雰囲気が好みで、羊の皮をかぶった狼的なマシンとして常々高評価している。

 しかも、繰り返すが707hpのマッスルセダンである。にもかかわらず旧クラウンやメルセデスの4ドアに乗る感覚と同じ気楽な接し方が可能であることにアメ車っぽさを感じるし、そこが最大の魅力だと思う。

▲2019年に装備される20インチホイール。軽量かつ高剛性を実現する一方で、見た目のハードさを演出する。

▲インテリアは基本、ノーマルモデルと同様のデザインを用いているが、ステアリングのグリップの太さのみ異なり、非常に太く高性能であることを示す。

▲2015年から新たに搭載されている8速ATは、積極的なシフトアップとダウンを実現してくれる。

▲デジタルとアナログを融合させたメーター類の視認性も良く、デザイン的な満足度も高い。何よりレッドアイと呼ばれるレッドメーターが象徴的。

 さて、そんなチャージャーヘルキャットの2019年型を取材。走行2.4万キロのBCD認定中古車である。BCD認定中古車とは、BCD車両として販売された車両が乗り換え等によってBCDに戻ってきた車両のこと。

 当然、BCDによって車両精査と点検&メンテナンスが行われており、何よりBCDの管理ユーザー車として定期的なコンディションチェックが行われていた車両であるから、個体の状態とこれまでの過程が良く分かるから、そうでない車両よりも安心感が断然高い。

 しかもBCDでは、納車前に電子デバイスにて各部の総チェックをしているから、そういう意味ではメカ的な安心感も非常に高い。

 具体的には、車両が日本にある間に本国ではシステムのアップグレードや更新、もしくはリコールを行っている場合がある。だが日本を走っている限りにおいてはそうしたシステムのバージョンアップ&更新は手動にて行わなければならない。

▲8速ATをパドル操作にて操ることが可能である。

▲セダンでありながらもホールド性を重視したバケットタイプのシートを採用している。またレザーの質感が非常にいい。コンディションも良い。

▲リアシートには使用感がなく、状態の良さを物語っている。

 で、そうしたもろもろの更新作業をするにはワイテック2.0と呼ばれる電子デバイスが必要になるが、そのデバイスがなければ本国情報すら得ることができないので、未更新状態が続くことになる=車両にとって良いことは全くない(日本にはその電子デバイスを持たないショップが多数あるから気をつけるべし)。

 だがBCDでは電子デバイスを有したチェックや更新、またはメンテナンス作業を適宜行っているから最良の状態で納車される。余談だが、BCDでは最新状態のプログラムに更新するメンテナンスサービスを有料にて行っているから気になる方は相談してみると良いだろう。

 以前から何度も紹介しているが、こうした適切な処置や設備の充実、さらには数多くのチャレンジャー&チャージャーを積極的に販売できるのは、こうした作業が的確にこなせるファクトリーの存在が大きく、それゆえ多くのユーザーに支持されているのである。

 ということで最後のアメ車V8セダン、そして700hpオーバーのマッスルセダンの乗り換え候補車として、BCD認定の中古車は最適な存在だろうと思うのである。

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