トヨタタンドラといえば、フォードF-150、シボレーシルバラード、そしてラムトラックなどと競合する北米トヨタ専用のフルサイズピックアップトラック。
初代タンドラは2000年にデビュー。そして二代目が2007年にデビューする。と同時に圧倒的な存在感によって競合たちの度肝を抜くとともに販売面でも強力なライバルとなっていった。
そして、それから7年後の2014年にビッグマイナーチェンジを受ける。いわゆる後期型の登場である。
だがその後は若干の変更(2018年にセーフティセンスPの装備等)はあったものの、タンドラとしての大きなニュースはほとんどなく2022年にフルモデルチェンジ。第三世代のタンドラへとバトンタッチした。
その第三世代の新型モデルであるが、特徴が3.5リッターV6ツインターボエンジンとハイブリッドエンジンの二機種になったこと。もちろんデザイン等も刷新され、ほぼ全てにおいて進化したが、上記したエンジンの変更は中古車市場において大きな影響をもたらした。
そう、旧5.7リッターV8エンジン搭載モデルの中古車が軒並み高騰し、現地アメリカでは新型モデルの新車価格と同等レベルの中古車が存在しているほどである。
だから今、タンドラの中古車を北米から直輸入しようとすると驚くほどの価格になる…。
そんな時にFLEX USトヨタガレージ店を知った。聞けば「タンドラ、タコマ、セコイアを中心とした品揃えで、仕入れは国内及び直輸入である」というが、ポイントは価格帯。なんと「300万円台から600万円台を中心とした品揃えを心がけている」というのである。しかも米国トヨタ車の逆輸入を専門としたEC店舗という。
すなわち、現在2018年以降のタンドラを購入しようとすると700万円以上の価格帯が中心であり、それ以降の年式になると800万円プラスαに到達し、新型の第二世代の新車になると1000万円を超えるという。
「それではタンドラを気軽に楽しめない」という思いから、「価格帯を下げつつ、それでもタンドラを楽しめる範囲の個体を中心に品揃えしている」のがFLEX USトヨタガレージ店である。
ちなみにEC専門店ではあるが、予約すれば店舗にて実車を確認することができるというから実際に現場に行ってみた。
で、驚いたのが、噂通りの品揃えでありタンドラやタコマの実車が10台以上並んでいる姿を初めて見たし、これぞ逆輸入車専門店といった感じであった。
さて、そんなFLEX USトヨタガレージ店で今回取材したモデルがトヨタタンドラ1794エディション。2015年型で走行13万5000キロ。
この個体は直輸入された国内未登録車両であり、カーファックスとオートチェックの確認済みである。
そして所々にカスタマイズの手が入っており、年式や走行距離以上にお買い得感溢れる仕様になっていることに再び驚いた。
FUEL20インチにホイールには20インチタイヤが装着されともに新品、社外品のオーバーフェンダーにはチッピング塗装が施されている。また室内には新品のパナソニック10インチフローティングナビに換装され、前後カメラによる視認性の確保が大幅に向上している。
<カスタム内容>
・新品パナソニック10インチフローティングナビ
・新品ETC2.0
・新品フロントカメラ・サイドカメラ
・社外3つ折りハードトノカバー
・社外オーバーフェンダー
・FULE製新品20インチホイール
・新品MTタイヤ(285/50)
・オーバーフェンダーチッピング塗装
・サイドステップチッピング塗装
そして一番の驚きが、「1794エディション」が総額650万円以内で買えることだった。
「1794エディション」とは、ビッグマイナーチェンジ後の2014年モデル以降に誕生したグレードであり、それまでのトップグレードだった「プラチナム」よりも上のトップグレードに位置する存在。
個人的にもタンドラ買うなら「1794エディション」か2018年に登場した「TRDプロ」かと思わせるくらい魅力的なグレード。
その特徴は、サドルブラウンのインテリアにあり、レザーカラーが絶妙で、まるでエルメスを彷彿とさせる明るいカラーリングが、洗練された大人なピックアップトラックへと変貌させている。
実際に乗ってしまえば、1794エディション専用の装備的なものはなく、いわゆる「タンドラ」であることに間違いないのだが、だが乗っている間中、常に視界に入る部分や、実際に手に触れる部分がウッドと明るいレザーで覆われた意匠になっているだけあって、ドライバーの意識がまったく異なるはずである。
しかも後席はクルーマックスであるから、下手なセダンよりも圧倒的に広いから使い勝手も抜群に良い。
くわえて取材車には、新品の10インチフローティングナビが装着されており、それによるフロント&サイドカメラ連動の視界確保が非常に有効であり、タンドラの大きさを感じさせない動きが可能になっている。
ということで、1794エディションならではの魅力いっぱいの個体だが、同時に新品のホイール&タイヤ、オーバーフェンダーが装着されているからイマドキのタンドラ風情+1794エディションにもなっており、固有の魅力を発していると思うのである。
なおFLEX USトヨタガレージ店は、いわゆるランクル等で有名なFLEXグループの直営店であるからそういう意味での信頼や安心感があり、その逆輸入車店であるということだから全国のFLEXグループで整備や修理、車検等の対応が可能になる。
しかもEC店ではあるが、事前予約にて実車を確認することも可能であり、実際に10台以上の実車が並んでいるところを確認している専門店であるから、1台か2台程度の逆輸入車がポツンと置かれているような店舗よりも購入時の安心感は断然高いと言えるのである。
<FLEX USトヨタガレージ店>
■千葉県野田市目吹 1665-1
■営業時間:10:00~19:00
■電話:0120-914-377
■eメール:d-sales@flex.jp
■定休日:火曜日定休
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES