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本邦初公開!アストロ全国大会の舞台裏!?

アストロ全国大会 2012 開催前に伝えたいこと

これぞ縁の下の力持ち!運営委員会の努力があってこその全国大会です!

4月15日(日)に富士見パノラマスキー場にて2012年度アストロ全国大会が開催されますが、ここでは同イベントの知られざる舞台裏をご紹介したいと思います。非営利目的のイベントに携わる人たちの苦労が、この記事を通じて参加されるオーナーの皆さんに少しでも伝われば幸いです。

更新日:2012.03.31

文/田中享(Tanaka Susumu) 写真/田中享(Tanaka Susumu)

取材協力/アストロ全国大会運営係 TEL  [ホームページ]
     会場アクセス(富士見パノラマリゾート) TEL  [ホームページ]

アストロ全国大会というイベントについて

 2012年度のアストロ全国大会の開催まで2週間となった。

 アメ車ワールドがアストロ全国大会を紹介したのは一昨年からであるが、筆者自身は2004年の第1回から様々な媒体で毎年のように取材してきた。現在の運営委員会の中にも第1回から携わっているメンバーが数人しかいないことを考えると、筆者は『アストロ全国大会』というイベントについて客観的に語れる数少ない人間の一人ではないかと思う。
 そんな筆者だからこそ、機会があれば一度はアストロ全国大会の成立ちや運営方法について記事を書いてみたいと思っていた。

2011年4月に静岡県の静岡市で行われた運営会議には、筆者もアドバイザーとして参加させていただいた。オーナーズクラブ関連の合同会議に参加したのは初めてだったが、非常に良い経験になった。

アストロ全国大会の歴史を振り返る

 ちょっとだけ昔話をしよう。
 アストロ&サファリは20世紀末から21世紀にかけての頃、何度か目のブームを迎えて非常に盛り上がっていた。アストロというモデル自体もまだ現役だったし、おそらくこの時代がアストロ&サファリの全盛期だったと思う。
 当時は日本全国にアストロ&サファリのオーナーズクラブが数多く存在しており、各クラブとも定期的に『○○ツーリング』や『○○ミーティング』といったイベントを開催していた。そして、単一クラブのイベントでさえ、時には100台を越えるオーナー車両が集まるほどの盛り上がりを見せていたのである。

 このアストロ&サファリの全盛時には、全国で五指に余る有力クラブが存在していたが、当時はクラブ同士の横の繋がりは現在よりもずっと薄かった。単一クラブでさえ登録メンバーが100名を越える規模があったので、自分のクラブのイベントを運営するだけで精一杯というのが一番の理由だったのは確かだと思うが、クラブ間にライバル意識の様なものも働いていたのではないかと思う。
 ただ、当時から既に自分のクラブのイベントに友好クラブを招待したりといった動きはあったし、合同でオーナーズミーティングを開催するための下地は、徐々にではあるが整いつつあったように思う。
 
 クラブ間の垣根を越えて、アストロ&サファリの愛好家が集まるイベントを開催しようという動きは2002年くらいからあったのだが、実際に第1回のアストロ全国大会が開催されたのは2004年。静岡県のエコパを舞台に、約130台を集めて開催された。
 この第1回開催において、会場の手配や雑誌媒体への連絡といった運営を担当したのは、ドリームカンパニー東海支部(2010年に解散・現シーゲート)だったが、手探り状態での初開催ということもあって、現在のアストロ全国大会とはかなり趣の違う内容だったと記憶している。

一昔前のアストロ全国大会の取材は、オーナー&オーナー車両を撮影して紹介するのが中心だった。これは筆者がアメリカンドリームカーという雑誌を制作していた時代に始め、その後アメ車マガジンを制作していた時代に確立させたもので、現在に続く雑誌のイベント紹介記事の定番となっている。

取扱い媒体が雑誌からインターネット媒体に変わるとともに、近年では動画によるオーナーインタビューや、ウェブアルバムを利用したイベントのスナップ写真の全紹介も行うようになった。ページ数に制約のある雑誌と違い、インターネット媒体は様々な可能性を秘めているので、これからも色々と試行錯誤していきたいと思う。

アストロ全国大会の現在の運営方法は?

 アストロ全国大会は、2004年の第1回開催以降、主催予定クラブが幹事を辞退した2007年を除き、昨年の2011年までで計7回開催されている。
 どんなイベントでもそうだが、イベントというのは回を重ねながら完成度を増していく。どれほど入念に準備しても、実際に開催してみなければ分からないことがあるし、それがアストロ全国大会の様に、複数の団体が共同で開催する合同イベントなら尚更である。

 現在のアストロ全国大会は、シェビーストリーム、インフィニテー、バディー、アプリ、シーゲートという5つのクラブで幹事会を形成し、各クラブから代表者を出して会議を行う方式で運営しており、この5つのクラブが持回りで主催を担当している(シェビーストリームのみ関東と関西で2つに分割)。

 運営会議は年に1回以上行われており、そこでは様々な議題が討論される。例えば「アストロ全国大会の主催クラブの担当年度について」「参加費用に変更はないか」「幹事会への参加資格について」「アストロ全国大会当日の禁止事項などの確認」「前夜車中泊&前夜祭について」「チャリティー企画の内容検討」「雑誌社などへの告知依頼について」「当日のスケジュールについて」「アストロ&サファリ以外のアメ車や一般来客の取扱いについて」etc…。
 それこそ丸一日を費やし、アストロ全国大会での事故やトラブルを未然に防ぐために、あるいはアストロ全国大会を長く続けるために、考えられる事は全て考え、アイデアを出し合い、討論し、可決していくのである。

 この運営会議は、幹事クラブから数人の担当者が出席して行われるが、会場までの交通費などは全て自己負担。つまり幹事クラブの担当者は、無償どころか自腹を切りながら運営の任にあたっているのである。その行動の根底にあるのは「アストロが好き」「オーナー同士の交流の場を無くしたくない」「長く楽しくイベントを続けていきたい」といった純粋な思いだけ。まさに縁の下の力持ちというか、端で見ている筆者は感心するばかりである。
 彼ら幹事会の担当者の献身なくしてアストロ全国大会の開催はあり得ないし、筆者としては、何時か機会を作って彼らの努力をイベントに参加されるオーナーの方々に知ってもらいたいと思っていたので、今回こういったカタチで記事にした次第である。

会議の席上では様々な議題が討論される。企業の会議のような堅苦しさはなく、和気あいあいとした雰囲気で行われるが、討論される内容は真剣そのもの。参加者全員が「より良いイベント」の開催を目指して話合うとともに、様々な情報交換を行っている。

運営会議の行われる会場は年によって変わるが、参加者の多くが愛車に乗って参加するので、駐車場はさながらプチアストロミーティングといった風景となる。

こういう光景を見ていると、つくづく「みんな本当にアストロが好きなんだなぁ」と思える。出版社時代にはアストロ&サファリの取材を数え切れないくらい行ったが、正直言うと、当時はこれほど長くアストロが生き残るとは思わなかった(笑)。

2012年のアストロ全国大会は?

 アストロ全国大会は、クラブ単位での参加は事前申請が必要だが、フリー参加の場合には開催の数日前までに連絡すればOK。今回の場合は4月10日まで受付しているので、まだ十分に間に合う。
 フリー参加の場合「知合いが全くいないけど会場で浮かないかな?」とか「どんな人達がいるか分からないし…」とか、色々と不安を感じるかもしれない。しかし、アストロ全国大会の会場にいるのは、所属クラブなどに関係なく、漏れなくアストロが大好きなオーナーさん達である。アストロという共通の話題があるわけだし、今までイベントなどに参加した経験のない方でも十分に楽しめるはずなので、ものは試しと思って参加してみてほしい。
 ちなみに、参加資格は簡単に言えば2つだけ。ひとつはアストロまたはサファリに乗っていること。もうひとつは「他人に迷惑をかけない」といった程度の一般常識を守れる人。これだけである。

■アストロ全国大会 関連リンク↓
 >>アストロ全国大会 開催概要はこちらから
 >>アストロ全国大会 アクセスはこちらから
 >>アストロ全国大会 関連記事こちらから

【追記】
 老婆心ながら少しだけ。本文で書いたように、アストロ全国大会は幹事クラブのオーナーさん達の無償奉仕の元に成立っている。当日の会場においては、係員の指示に従うとか、会場を汚さないとか、ゴミを自宅に持ち帰るとか、そういった公衆道徳を遵守するのは当然として、入場時や退場時にはスタッフの皆さんに対して、「こんにちは」とか「お疲れさまでした」くらいの挨拶をすることを心がけてもらいたいと思う。アストロ全国大会というのは、運営側とお客様がいるイベントではなく、オーナー同士の交流の場なのだから。




今年のアストロ全国大会は現時点で90台前後の登録のようだが、フリー参加はまだ締め切っていないので、最終的には100台弱の参加となる模様。登録はまだ余裕で間に合うので、アストロ&サファリオーナーの方はぜひとも富士見パノラマスキー場に来てもらいたい。

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