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ついに登場するフルサイズ・フラッグシップモデル

キャデラックCT6 (CADILLAC CT6)

CT6を皮切りに車名やラインナップを再構築

ゼネラルモーターズジャパンは、ニューヨークショーで発表されたキャデラックCT6の日本市場への導入を早々に発表した。CT6はキャデラックフルサイズセダン復権の柱となり、ワールドワイドに活躍すべく最高の性能を示す。

更新日:2015.04.10

文/椙内洋輔 写真/ゼネラルモーターズ

今後続々と新たな車名が登場する

 ゼネラルモーターズジャパンは、ニューヨークショーで発表されたキャデラックCT6の日本市場への導入を発表した。キャデラックのフルサイズセダンとなるCT6は、BMW7シリーズと同等のサイズ感であり、その一方でBMW5シリーズおよび6シリーズ、メルセデスベンツEクラスよりも軽量に仕上げられており、ドライバーズカーとしての俊敏性かつ軽快感を兼ね備えたフラッグシップモデルとなる。

 ちなみに現在、日本市場におけるキャデラックのラインナップはATS、CTS、SRXクロスオーバー、エスカレードであり、そこにCT6が加わることになる。

 それにしてもCT6とはいかなる理由のネーミングなのだろう? ここ最近で言えばATS、CTS、そしてXTSと続けば、今後も「●●S」と誰もが想像するはずだが。それに写真を見ればわかるが、CT6のデザインはこれまでのATS、CTSの系譜をたどっていることも一目瞭然。

 ということで、某ジャーナリストおよび関係者に聞いたところ、キャデラックは2020年までに8種の新型モデルを発表させる予定という。で、CT6は、グローバルモデルとして世界に打って出る最初の本格派フルサイズモデルであり、それに伴い今後車名やラインナップの再構築が敢行されるというのである。

 恐らく、というかあくまで想像だが、たとえばBMWの3とか5とか7とかのように、たとえばアウディのA1、A3、A5のように、キャデラックも今後CT6以降、CT5やCT7やCT3やらと改名および新型モデルが続々と発表され、数字で呼ばれることを求めるのだろうか(そのような雰囲気が蔓延している)。

インテリアは、クラシカルなテイストを散りばめた高級感ある仕上がりとなっている。

 日本においては、現行キャデラックのドイツ車志向によって、正直マーケット自体がまったく変わってしまったために、旧オールドキャデラックファンが興味を持つのはエスカレードくらいであって(強いて言えば)、丸っきり変わってしまった新規ユーザー層によって支えられているからこそ、ひょっとするとこの展開は好意的に受け入れられる可能性はあるのかもしれない。

 ちなみに、CT6はFRとAWDの駆動方式を持つ、基本的には後輪駆動ベースだが、現在フラッグシップとなっているFF駆動ベースのXTSの後継モデルとして登場することになる。

 また、個人的には今後のエスカレードの動向が非常に気になる。これだけグローバル化する方向でまとめられているにもかかわらず、ドメスティックの香り高きエスカレードが果たしていつまで存在するのだろうか? ひょっとすると、次期エスカレードはグローバル化路線によってポルシェカイエンイーターになるような気もするが。だからこそ、現在発売されているエスカレードのメカニズム系における新規パーツがほとんどないのにものうなずけるし。

 それにしてもCT6のデザインは見事CTS系の延長線上に位置し、エッジの利いた独自デザインをアピールしている。と同時にダウンサイジングにもこだわり、ボディサイズの割には軽量化にこだわり、さらにパワートレインにも軒並みダウンサイジングエンジンを搭載しこだわりを見せ続けている。

 フラッグシップというからにはV8エンジンを期待するかもしれないが、それはのちに出るであろうVシリーズに任せ、基本2リッター直4ターボ(269ps)、3.6リッターV6(340ps)、3リッターV6ツインターボ(405ps)と3機種がラインナップされ、8速ATと組み合わされる。車重が軽量なゆえに十分なポテンシャルが発揮されるという。

 CT6の生産は2015年後半より開始され、欧州、日本、韓国、イスラエル、そして中東へと輸出され、世界の頂点を目指すための新生キャデラックが本格的に動き出すのである。

■車名:2016 Cadillac CT6
■全長×全幅×全高:5182×1879×1472mm
■ホイールベース:3106mm
■車両重量:1700kg
■エンジンおよびパワー:
2.0L 直4ターボDOHC – 265 hp (est.)
3.6L V6DOHC – 335 hp (est.)
3.0L V6ツインターボDOHC – 400 hp (est.)
■トランスミッション:8速AT
■駆動方式:FR or AWD
■乗車定員:5名
■タイヤ:18-inch, 19-inch and 20-inch
■車両本体価格:未定

キャデラック・フルサイズセダンの復権。ダウンサイジングエンジンだが、トータルパフォーマンスは高し。



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