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バッテリーが上がらないための予防用チャージャー

ノコ(NOCO)バッテリーチャージャー

バッテリーには極めて厳しい現代車両へのケア用品

バッテリーに関する商品。これからは、自ら充電してバッテリーを守る時代です。

更新日:2020.04.15

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/阿部商会 TEL 0332332671 [ホームページ] [詳細情報]

現代車両のバッテリー上がりはその後が大変

 現代の車両は、バッテリーに関してはかなり辛い状況にある。たとえばエアコンつけての渋滞走行やドライブレコーダー等のAV機器の充実による電力消費。

 一方で、乗らなくてもECUを中心とした電力消費が行われており、バッテリーの電力は常に消費されてしまっている。その果てに長期間乗らなければバッテリーは上がってしまう。

 現代のクルマでバッテリーを完全にあげてしまえば、非常にめんどくさい事態が起きる。ECUがリセット状態になり、すべてをセッティングしなおさなければならない。

 現代の車両の中枢はECUである。そのECUを空っぽな状態にしてしまえば、クルマの心臓と脳みそが空っぽ状態になるわけだから、まともに動くわけがない。

 余談だが、現実にあった話として、バッテリーを完全にあげたチャレンジャーに新品のバッテリーを装備してそのまま走らせたが調子が悪い。アイドリングが不安定だったり、ストールしたり。

 「なぜバッテリーを交換したのに調子悪いの?」と頭を抱えていたオーナーを筆者は知っている(ECUに色々なモノを再度読み込ませたり、セッティングしたり、認識させたりと非常に手間のかかる作業をしなくてはならないのだが、その話はまた別の機会に)。

 これまた余談だが、チャレンジャー以外にも、現代の最新車両、たとえばベンツやBMWなんかも当然ながらバッテリーを完全に上げてしまうと大変なことになるから、それを踏まえ大手中古車販売店ではそれなりの対策を施しているというくらい切実な問題なのだ。

 で、そんな状態に陥らないためには、バッテリーの状態を常に良い状態でキープしておけばいい。

 とはいえ、現代のクルマは昔のクルマのように街中をちょっと走らせたくらいでは充電しないし、仮に回転を上げて走らせてもほとんど充電しないから、常に放電状態。そういう中でシッカリとした状況を作るためには、早期に新品のバッテリーに交換するか、自ら充電をしてバッテリーの状態を維持するか、のどちらかである。

買ったばかりの新車が対象になるという話ではないが、購入後にたとえば週一しか乗らないとか、街中レベルの短距離走行がメインとか、夜のみとか、そういった状況下ではバッテリーは放電を繰り返し弱っていくのみである。だからこそ自衛の手段として自分で充電しようという商品である。

ここで紹介しているノコのバッテリーチャージャーは3種類。G750、G110、G3500であり、価格は以下のとおり。
<希望小売価格>
■G750:7,000円(税別) 
■G1100:9,000円(税別)
■G3500:11,000円(税別)

日本の正規品として5年保証が付き(購入日証明書の提示が必要)、パッケージも日本仕様になった専用品となっている。

これからの時代はバッテリーも自己管理

 ということで今回紹介するのは、後者の、自分でバッテリーの状態を維持するためのパーツである。NOCO(ノコ)のバッテリーチャージャー。

 ノコのパーツは以前も一度紹介したことがあるが、その時はバッテリーが上がってしまった時のジャンプスターターだった。

 これは超強力なジャンプスターターということで、たとえば完全に干上がったバッテリーのハマーH1ですら一発でエンジン始動が可能というほど強烈であり、各アメ車ショップでも実際に使用されており、筆者もその現場を間近で見ている。

 今回紹介するバッテリーチャージャーは、バッテリーが上がる前の状態で使用するものであり(上げてしまったバッテリーの充電も可能)、日頃のケアとして使用できる。

 販売担当の現場スタッフに聞けば、「バッテリーのケアを欠かさなければ、長期間バッテリーを使用できます。私はもう8年間同じバッテリーを使用していますので」という。

 正直、「まじか!」である。たとえば週一でしか乗らない14年落ちの車両を所有している筆者なんかは、真夏と真冬に冷や冷やしながらそのクルマに乗ってきた。だからそんなケア商品があるなら「是非とも!」と二つ返事である。

 今回紹介するバッテリーチャージャーは、G750、G110、G3500と3種類ある。この種類は主に充電電流の大きさの違いであり、たとえば機能の完全なる差を抜きにすれば、G3500で充電する場合もG750で充電する場合も、充電時間の長さは異なるが、同じものの充電が可能である(といってもG3500で3時間で充電できるものがG750では15時間かかるような時間差ではある)。

 で、上記の3つのチャージャーの基本的な使い方は充電である。たとえばクルマを使用しない日にバッテリーの充電を行うとする。一番簡単な方法は、車両からバッテリーを外し、G750を繋ぎ、家の電源コンセントを使用して充電する。

ノコのバッテリーチャージャーには、日本の電気用品安全法に基づき、国の定める安全基準を満たした製品であることを示す「PSEマーク」が付いている。

一番簡単な使用方法は、車両からバッテリーを外し、G750を繋ぎ、家の電源コンセントを使用して充電する。

バッテリーを車外に持ち出すとはこんなイメージである。だが、このような感じでは現代の車両の場合、ECUのリセットが起こり面倒な自体になるから、実際にはバッテリーを車載搭載したままでの充電が好ましい。

別体ケーブルを使用し走りながら充電も可能

 だがこの場合、車両からバッテリーを外すことで、ECU等への電気がなくなり、非常に面倒なことが起こる(年に数回しか乗らない旧車等はこうした作業で充電可能はOKだろう)。なので、車両からバッテリーを外すことなく充電したい。

 で、その場合、電源コンセントが使用できる範囲にクルマがあるのであれば、延長コードを使用するなどして充電可能。付属のケーブルをバッテリーに繋ぎ、一方を電源コンセントにつなぐだけでOK。

 充電が終わってバッテリーが満充電になっても繋ぎっぱなしでOKだし、G750が常にバッテリーの状態をモニターし続けるため、電圧が下がってくると再び充電を再開し、再び満充電になれば自動でストップするため、オーバーチャージもなく、そのままエンジンを始動しても大丈夫である。

充電が終わってバッテリーが満充電になっても、G750が常にバッテリーの状態をモニターし続けるため、電圧が下がってくると再び充電を再開し、再び満充電になれば自動でストップするのでオーバーチャージの心配もない。

別体のケーブルアクセサリーが販売されており、これを使用すればいろいろな充電の繋ぎ方と仕方が可能になる。

たとえば、一方をバッテリーターミナルに繋ぎっぱなしにしておけば、ワンタッチで充電可能になるし、またそのケーブルを車内に通せば、ボンネットを開けずして車内から充電が可能になる。

一番わかりやすい充電は、写真のようにケーブルをターミナルに繋ぎ、電源コンセントから充電する方法だろう。

電源コンセントが使えない駐車状況ならソーラーがいい

 ちなみに、付属しているケーブルのほかに、別体のアクセサリーケーブルが販売されており、それを使用すればまた違った操作方法が可能である。ようは、常にバッテリーに別体ケーブルを繋いだままにしておき、そのケーブルを車内に導いておけば毎回毎回エンジンルームを開けることなく車内から充電が可能になるし、またOBDII対応のコネクターもあるから、それを使用して充電が可能になるのである。

 なお、G3500のみに過放電やバッテリー内部のサルフェーションが極度に進んで劣化してしまったバッテリーの、内部修復機能が搭載されている。

 撮影時に実物を見たが、まず何より感心するのがサイズ感。利便性を重視したというサイズが非常にコンパクトかつ軽量であり、同時に操作系もシンプル。充電するバッテリーの種類を確認した後にボタンを押しバッテリータイプを選択するのみで、充電器本体がバッテリーの状態を自動で感知し、それにあわせた最適な充電を行ってくれる。

 これらノコのバッテリーチャージャーには、日本の電気用品安全法に基づき、国の定める安全基準を満たした製品であることを示す「PSEマーク」が付いている。

 また充電器には何層にも及ぶ安全機能が設計上組み込まれており、バッテリー接続時の火花発生・逆接続・オーバーヒートを予防する設計にもなっており安心感が非常に高い。くわえて正規品としての5年保証が付くし(購入日証明書の提示が必要)、何よりパッケージも日本仕様になった専用品だけあって、二重、三重もの安心感が得られるのである。

<希望小売価格>
■G750:7,000円(税別) 
■G1100:9,000円(税別)
■G3500:11,000円(税別)

 ちなみに、今回紹介しているチャージャーは、どれも電源コンセントが必要になる。なので、コンセントが使用できない場合は充電不可能である。

 だが。そういう場合にはソーラーチャージャーという商品が別にあり、電源コンセントを使用しなくても、ソーラーパネルが発電することで充電が可能になる。電源コンセントが使用できない条件下のオーナーさんには、ソーラーチャージャーの充電をオススメするし、ソーラーチャージャーなら常に繋ぎっぱなしでそのまま走れてしまい、かつ充電までしてくれるというのだから、コチラも非常にオススメだ。

NOCOのソーラーチャージャー。
左:サイズ348×348×17ミリで10500円(税別)
右:サイズ240×240×17ミリで5500円(税別)。
電源コンセント部分がソーラーパネルになっていると思ってもらえればわわかりやすい。

バッテリーターミナルにケーブルを繋いでおき、車内にケーブルを通しておけば、ご覧のように車内にあるソーラーパネルが太陽光にて発電しバッテリーを充電している。そのまま走ることも可能だし、走っている時に充電をしてくれているわけだし、さらに駐車中にも勝手に充電してくれているから、突発的なバッテリートラブルに悩まされることもない。

小さいサイズの方には丸型の吸盤が付属しているので、走行中にウインドーに貼り、補充電しながら走ることも可能である。本文中の「8年間同じバッテリーを使用している」と語るスタッフもこのドーラーパネルを使用しているとのこと。

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