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試乗記 TEST RIDE 2007 ジープ コマンダーV8HEMIエンジンを搭載したレアなジープ

2007 ジープ コマンダー

実質6年間しか生産されていないからこその価値

フルサイズSUVからの乗り換えにて、新たなるラインナップで応えるブルートを取材した。

更新日:2020.04.30文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力

ブルート
TEL 0489529260 [ホームページ] [詳細情報]

フルサイズSUVからの乗り換え車の提案

 キャデラックエスカレードやリンカーンナビゲーター、さらにはハマーH2といったフルサイズSUVを数多く揃えているブルートでは、昨年末あたりからこれまでにない新たなるラインを確立している。それがV8エンジン搭載のミドルクラスSUV。

 上記のようなフルサイズSUVオーナーの中には、乗り換え時に「また次もフルサイズ」というユーザーがいる一方で、「次はもうちょうライトな感じがいい」というような方もいらっしゃるということで、とはいえ「エクスプローラーやラングラーだと他にもたくさんいるし…」という中で、今現在注力しているのがV8搭載のジープブランド車という。

 「フルサイズのV8搭載車に乗っていたユーザーさんが乗り換えても満足するであろうSUVであることがポイントです。一芸に秀でた車両と言い換えてもいいかもしれませんね」

 たとえばここで紹介しているようなジープコマンダーもその内の1台。

 「なかなか面白車両だと思いました。この車両は直輸入車ですから左ハンドル。同時代の車両にはディーラー車があり(それらは右ハンドル車)、そういった関係から車両のパーツや整備情報なんかも充実していますし、メジャーなグランドチェロキーとは異なる『V8ジープ+3列シートモデル』ですから、フルサイズから乗り換える理由にもなると思います」
ブルートの販売マネージャーを務める岡崎氏。常にユーザー本位を貫き、車検対応の車両を販売する姿勢に多くのユーザーが共感している。昨年末からミッドサイズSUVの良質個体の仕入れを増やしているという。
ブルートは取材中にも納車待ちのサバーバンの整備を行っていたり、ご覧のリンカーンナビゲーターの修理依頼をこなしていたり。またキャデラック系リンカーン系セダンの販売も得意とする。全国から絶大なる支持を得るショップである。
セブンスロットルグリル等のジープブランドを象徴するデザインが採用されている。が、個人的には過去のデザインの復刻版のような気もしている。
ボディサイズは、全長×全幅×全高=4795×1900×1830ミリということで、ミッドサイズではあるが、日本だとジャストかもしれない。
いまだに大人気のジープグランドワゴニア。この系譜を辿っているような気がしている。

V8搭載+3列シートのジープブランド車

 ということで、コマンダーを取材した。ジープコマンダーとは、2006年から日本で正規販売が開始されているが2009年に販売終了ということで、そしてアメリカでも2005から2010年までの生産ということで、実質6年間のみの販売だった(ディーラー車は4年)。

 当時の販売グレードは、4.7リッターV8SOHCエンジンと5.7リッターV8OHVの2種類であり、後者の販売価格が700万円越えということで、短命に終わった理由のひとつであろうと思う。当時のジープブランド車にしては衝撃的に高価だったから。

 で今回の取材車は、2007年型の5.7リッターV8OHVエンジン搭載モデルである。

 久しぶりに見たコマンダーの実車。改めて見ると、驚くほどいい。デザインが素晴らしい。フロントマスクはセブンスロットグリルを持つジープ歴代車に通じるものだが、全体のシルエットがジープ系の旧車のようにも見え新鮮。
サスペンションは、フロントが独立懸架式、リアは5リンク式。またステアリングシステムにはラックアンドピニオンが採用され、オンロードでのハンドリングと乗り心地の向上が図られている。

V8HEMI搭載だけでも価値アリ

 しかも、ジープモデルでは稀有な3列シートを持つ余裕の居住性の持ち主。プラスV8エンジン搭載ということなのだから、直4、V6がメインの今の時代に登場していればもっともっと売れただろうし、ジープのフラッグシップとしてオフロードSUVの頂点を狙えた存在だったかもしれない、とつくづく思う。

 個人的には、このデザインの魅力がコマンダーの価値の5割を占めていると思う。さらにV8エンジンであるということが2割、そして実際に運転したときの満足感が3割を占めるといった感じだ。

 搭載される5.7リッターV8OHVエンジンは、いわゆる当時の300やチャージャー等と同じHEMIエンジンである。330hp、最大トルク370lb-ftを発生させ、5速ATと組み合わされる。

 この5速ATは、オートスティックの5速ATであり、シフトレバーを左右に動かすことでマニュアルシフトが可能なAT。とはいえ、巨大なトルクによって街中を非常に気持ちよく走らせる。

 オフロード走破性のベースであるシャシーは、モノコックに強靭なラダーフレームを埋め込むというジープ特有のボディ構造であり、今乗ってもめちゃくちゃシッカリしている。
ジープの質実剛健的な雰囲気とサドルレザーと呼ばれるブラウンのシート&ウッドパネルが醸し出す独特の空間。実際に座って動かしてみると意外にも気に入ると思う。
搭載されるエンジンは、5.7リッターV8OHV。いわゆるHEMIエンジンで330hp、最大トルク370lb-ftを発生させる。
質感でいえば、「2007年車だな」と思ってしまうかもしれないが、ハンドルのクセはなく、ブレーキもよく効き、ステアリングもよくきれるから、運転に関する重要な項目にマイナスがないのがコマンダーの特徴である。
組み合わされるオートスティックの5速ATは、シフトレバーを左右に動かすことでマニュアルシフトが可能。当時の300にも搭載されていた。
中古車の使用感としては致し方ない部分はあるが、ブラウンレザーの質感は悪くない。
2列目の使用感はほとんどない。
3列目も同様に使用感はほとんどない。

「人とは違うジープ」には絶好のマシン

 事前に、「結構ガチャガチャしたオフ車」というイメージを持っていただけに、驚くほど硬質なボディと巨大なトルクで悠然と走らせるその走りに、そして非常に静かな室内の遮音性に、驚きと感動を覚えたのである。

 左ハンドルだから着座位置はいたって普通であり、ブレーキもまったく普通に効くから、ネガティブ要素がほとんどない。

 同時に、「ステアリングの切れないジープ」という思いもあったのだが、この手のサイズのSUVにもかかわらず最小回転半径が5.6mと小さく、非常に小回りが効くことにも驚いた。

 くわえて若干高い着座位置に座り、大きなサイドミラーによる視認性も良く、アクセルを踏み込めばあのV8サウンドが咆哮するのだから楽しくないはずがない。

 ジープらしいオールドテイストなスタイリングにあのV8HEMIエンジンが搭載され(そこがすでにレア)、シッカリしたボディと足が組み合わされ、さらに整備やパーツの心配をする必要がまだまだないという事実。

 そしてジープブームである今だからこそ「あえて人と違うジープ」にすることで一段と映えるだろうし、フルサイズからの乗り換えとして、同時にアウトドア等に興味を持った方々にもオススメの1台だと思うのである。

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