更新日:2013.06.27
文/細村智明 写真/古閑章郎 / 小関一尚 / 細村智明
アストロの前はランクル80に乗っていたという四駆好きの平山さん。4人目の子供ができたことでファミリーカーとしてアストロに買い替えたのだという。だが、みずからの趣味との両立を求め、行き着いたのがこのようなカタチだった。
実際のリフトアップは6インチというが、そこからさらにULTRAの22インチホイールを合わせたことで、トータルでは8〜9インチアップになっているという。
さらにエクステリアも四駆らしさを演出するため、エアロではなくてC/K用のメッキバンパーを採用し、リフトアップによって見えるようになってしまった下回りのフレームはワンオフしたメッキのアンダーカバーで違和感なく隠されている。
マフラーも下回りをワンオフで加工して左右2本ずつのサイド出しに変更。サイドステップやヒッチメンバーももちろんワンオフだ。安全性を考えてブレーキはドリルドローターに変更している。
完全に趣味の世界を追求したエクステリアに対し、インテリアはまさに家族のためを思った作りに徹している。リアシートは取り外してフローリングにし、15インチモニターを2台シートに埋め込み加工することで、子どもたちがくつろげる遊び部屋のような空間を作り出したのである。
趣味と家族を両立させた見事な仕上がりのように思うが、平山さんの趣味への追求はまだまだ終わっていない。今後はできることならイエロー&ブラックのファイヤーカラーを入れるなどして、70年代のシェビーバンを意識したボディに仕上げてみたいとのことだ。
過去に何度もアストロを取材して、その後長らく間があいてしまっていたが(個人的にはイベントでアストロを取材するのはもう5年も6年も前の話だ)、熊本ではかなりキレイに仕上がったアストロが数台あった。中でも平山さんのアストロが一番目をひいたということもあってアメ車ワールド賞を贈らせてもらったのだが、正直、いまだにアストロを楽しんでいることに驚かされた。
平山さんのアストロは、車高、ボディカラー、その他ホイール等のパーツセレクトのバランスが絶妙で、また阿蘇の風景にもすごくマッチしていたこともあり、満場一致の受賞となったのである。
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