更新日:2023.09.28
文/石山英次 写真/古閑章郎
トレイルブレイザーは2001年にデビューし2008年まで生産されたアメリカンSUV。ミッドサイズである。しかも日本に正規で輸入された経緯もあり、中古車としてもかなりの数が存在している。
くわえて直6エンジン搭載車ということで、当時カスタマイズパーツがあまり存在していなかったこともあり、ハードにカスタマイズを受けた車両も少ないのが中古車としてはいい。
目立つのは、ローダウン&大径ホイール程度であるから、購入後にノーマル純正状態に戻すことも可能だろう。
ちなみに8年間の生産期間中にV8エンジン搭載モデルが登場している。その一台がEXTと呼ばれるロングモデルバージョン。5.3リッターV8エンジン搭載モデルである。
ノーマルボディに対し全長&ホイールベースが410ミリ拡大され、三列目シートが加わり、同時に若干ハイルーフ化されている。
▲2001年から2008年まで存在したミッドサイズSUV。当時、ピックアップベースのSUVが多かったが、トレイルブレイザーはベースを持たない新規製作されたSUVだった。
▲当時の他メーカーSUVと比較してボディやサイスペンション等の作り込みや剛性が非常に高い。
が、正直、居住性を重視したことによりデザインが若干ブサイクであったことと、当時の価格帯が高価であったことから市場に出回ることが非常に少ないモデルであった。
個人的にも、「EXTをチョイスするならタホを選ぶな」と思っていたこともあり、日本市場で受け入れられなかったのは致し方なかったのかもしれない。
で、もう一台がSS。当時シボレー系のハイパフォーマンスモデルがSSと名乗っていたこともあり、トレイルブレイザーのV8モデルもSSと名乗っていた。
SSは、6リッターV8エンジンが搭載され395hpを発生させた超ハイパフォーマンスSUVだった。
しかもボディはノーマルボディであり、若干のローダウンにフルタイム4駆ということで当時のGM最強モデルの一台として人気を誇っていたが(くわえてカッコイイ)、SSは日本に正規輸入されることはなく、今では当たり前となっている並行モデルのみという選択肢により、これまた数が非常に少ない個体である。
ということで、トレイルブレイザーの中古車を今買う場合、迷うことなく直6エンジンがオススメである。
▲搭載されるエンジンは、4.2リッター直6DOHC24バルブエンジン。最高出力279ps/6000rpm、最大トルク38.0kg-m/3600rpmを発生させる。
▲V8パワーほど低速トルクが豊富ではないが、加速の気持ちよさは圧倒的に上回る。
▲ディーラー車が多く、当時カスタマイズパーツが少なかったこともあり、いまだノーマル純正ホイールがついた中古車が存在する。
ちなみに搭載される直6エンジンは4.2リッターDOHC24バルブエンジン。最高出力279ps/6000rpm、最大トルク38.0kg-m/3600rpmを発生させる。
余談だが、ハマーH3に搭載された直5エンジンは、このトレイルブレイザーに搭載されていた直6エンジンから一気筒切り落としたエンジンであった。
この直6エンジンであるが、正直、アメリカンV8エンジンよりも低速トルク感は薄いと思う。
でも、そのまま加速させると2500rpmくらいから勢いがつき、3000rpmを超えるとかなり俊敏。そしてそのまま6000rpmまで気持ち良く回るエンジンであるから、アメ車のエンジンっぽくないなという印象がかなり強い。でもそれが抜群に面白いと感じるからこそ「欲しい」と思う。
▲今となっては非常にシンプルなインテリアに見える。が、必要十分とも言える。
▲ミッションは4速AT。シフトインジケーターはメーター内のみに存在する。
▲ディーラー車がメインであったからナビが付いている車両も多い。
くわえて、今の時代で言えば、ミッドサイズとはいえそこまで大きさを感じさせないのもいい。しかもちゃんとSUVしているから大人5人が普通に乗れる。
ただ、トレイルブレイザーは8年間に一度マイナーチェンジを行いフロントフェイスに変更が加えられているが、日本国内で売られていたディーラー車はずっと初期型のままのマスクで「天才バカボンのお巡りさん(例えが古くて申し訳ない)」みたいな顔がイマイチ好きにはなれない(笑)。おとぼけフェイスっぽいのがねー。
が、でも間違いなく一時代を築いたGM系ミッドサイズSUVであることに間違いはない。
アメ車と言えば、V8、V6、そして今なら直4まであるが、直6エンジンを搭載したSUVはコイツ以外存在しない。いわば異色の存在だ。それだけでも乗るに値すると言えるだろう。
▲LTグレードなのでシートはモケット。それでもレザーほどのヤレを感じないことが多いので、中古車のモケットは意外にオススメ。
▲ミッドサイズとはいえ、大人5人乗車がきっちり可能である。
▲ご覧のように大人5人乗車が行えても広大な荷室スペースがある。これぞSUVの醍醐味。
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