今春から日本での発売が開始された新型C7コルベットに、早くもディーラーオリジナルの特別仕様車が登場した。
『Package.1(パッケージ1)』という名称が与えられたこのモデルは、光岡自動車系列のGM正規ディーラー(全国で7店舗)のみで購入出来るオプショナルパッケージ装着車で、GMジャパンがカタログモデルに設定している正規のアクセサリーには存在しないアフターパーツが装着されている。
このパッケージ1に装着されるオリジナルパーツは、『スティングレイフロントスポイラー』『フロントフェンダーディフレクター』『サイドロッカー』の3点で、オプションとして純正ホイールのペイントも設定されている。
価格はパーツの3点セットで29万8000円。メーカーの純正オプションとして設定されているナビゲーションシステムの価格が、工賃込みで35万円である事を考えると、エクステリアのイメージを来年発売予定のZ06並みにスポーティに演出できるこのキットのコストパフォーマンスはかなり高いと言えるだろう。
C7コルベットに搭載される6.2リッターV8のLT1ユニットは、ベーシックなクーペ(スティングレイ)でも最高出力460ps/6000rpm、最大トルク63.6kg-m/4600rpmを発揮する。これまでのLS系ユニット以上に精密なエンジンであり、チューニングの余地はほとんどない。
カーボンフラッシュペインテッドされた純正ホイールはパッケージ1には含まれていないが、これもまたBUBU MITSUKA系ディーラー限定のオプションとなる。
C7コルベットは、ロングノーズ&ショートデッキというコルベット伝統のスタイルは受継ぎつつも、細部のデザインはC5やC6とは大きく変わった。全体的にまとまっているし、ノーマルでも十分にスタイリッシュではあるが、個人的な主観では、C5やC6時代よりも外観のドレスアップの余地は大きくなった気がする。
パッケージ1は、基本的にはベーシックなクーペを前提に設定されているオプショナルパッケージであるが、ユーザーの希望があればZ51でもコンバーチブルでも装着は可能。
ただし、今回撮影したデモカーに関しては、2014年モデル限定のプレオーダー車両をベースに制作されているので、シートやルーフ、キャリパーなどがカタロモデルには設定のない組合せとなっており、さらには前記したパッケージ1専用パーツ以外にも、メッシュロアグリル、カーボンプリンテッドライトベゼル、レーシングカーボンストライプ、Z51タイプリアスポイラーといったメーカー純正のアクセサリーがほぼフル装備されているので、通常のカタログモデルベース車以上に人目を惹く仕上がりとなっている。
C7コルベットはクーペ、コンバーチブルともに純正モデルの完成度が非常に高く、特にエンジンや足回りといった走行性能に直結するパフォーマンス系に関しては、アフターパーツによるモディファイ(=チューニングによる性能向上)の余地はほとんどないと言われている。しかし、今回BUBU MITSUOKAが設定したパッケージ1のクールな外観を見れば、ことスタイル(見た目)に関して言えば、カスタムやドレスアップを楽しむ余地は十分に残されているのが分かるだろう。
なお、2014年型C7コルベットの正規輸入車の販売車両は残り僅かとなっているそうなので、購入を検討中の方はなるべく早めにディーラーに問い合せてみることをお勧めする。また、パッケージ1に関しては、車両持込みによるカスタムにも対応してくれるとのことなので、興味のある方は最寄りのBUBUに問い合せてみてほしい。
今回取材したデモカーは、初年度限定のプレオーダーモデルをベースに制作されているので、カラーなどが通常のカタログモデルには設定のない組合せとなっている。
鮮やかなアドレナリンレッドレザーのシートは魅力満点だが、このコンペティションスポーツバケットシートは、残念ながら通常のカタログモデルのクーペには設定されていない。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES