TEST RIDE

[試乗記]

クワッドドライブが研究材料としてテスラ車を導入

2017 テスラ モデルX「P100D」 vol.1

想像を上回る完成度に「5年以上も前にこのシステムが完成していたことが凄い」

兼ねてから研究目的で導入予定だったテスラ車だが、ついにモデルXを購入。導入後一ヶ月半で1000キロ弱走行し、ついに始まったEV生活をリポート。

更新日:2022.04.18

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/クワッドドライブ TEL 048-281-5853 [ホームページ] [詳細情報]

テスラ車初のSUVを研究材料として購入

 クワッドドライブには、例えばC8コルベットやキャデラックエスカレード、GMCシエラ、ダッジチャレンジャーヘルキャット、デュランゴヘルキャットetc といった最新車両の整備や改善、車検や難題トラブルの修理依頼が入り、それらを完全な状態で戻している。

 今現在、そういった修理等ができる工場が非常に限られているのが現実だが、クワッドドライブはそれらをいとも簡単にこなしているように見える。

 その主な理由は、彼らが常に「最新の技術」に対して学びを怠らないからであり、その努力を継続し続けているからである。

 そんなクワッドドライブでは、次世代技術の習得としてEVに興味を持ち始めている。

「EV時代が来るのは間違いないですし、その時に我々メカニックは何ができるのか?もしくはできないのか?」

 そんな技術的興味のもと、クワッドドライブでは独自にEVカーを入手。それが中古のテスラモデルX。

 これにより、EVカー自体に乗ることができ、メカニカル部分を知ることができ、充電等のインフラについても知ることが可能になり、さらにテスラというか、EVカーの中古車の消耗や劣化といった実態についても知ることが可能になるという。

 そして納車から約1か月半が経ち、現段階でのオーナーリポートをお願いした。今回林氏が購入されたモデルXは2017年型。約9000キロ走行車。当時の新車価格が1200万円程度だったというから、中古車になったとはいえ、高額車両であるのは間違いない。

 初めてEVに接したという代表林氏は、事前の予想よりもよくできていることに驚いた、と語っており、研究対象としては当然だが、自動車好きの一人の大人として刺激された部分もあるという。

 ということで、まずはテスラモデルXとは?

▲大型クーペ風のSUV。パッと見さほど大きく見えないが、実際にはフルサイズ級のサイズ感であり広大な室内空間が手に入る。

▲基本的にすべて電動であり、ドアに鍵穴はなく、スマートキーを持ちクルマに近づけはロックは勝手に解除される。またドアノブをワンプッシュすればドアは開き、そのままシートに座ってブレーキペダルを踏むと自動で前席ドアが閉まり走ることが可能になる。始動するためのスイッチや鍵穴は一切ない。

 2016年秋から2017年車として発売が開始されているテスラモデルX。テスラモデルSに続くEVモデルであり、同社初のSUVである。ボディサイズは全長5030×全幅2070×全高1680ミリ、ホイールベースが2965ミリ(エアサス装着車で最低地上高を15~22センチ上下動できる)。くわえて車重が約2.5トンというからまさしくフルサイズ級のSUV。

 だから丸みを帯びたクーペ風のデザインにもかかわらず3列シートを持った6人乗車または7人乗車(どちらか選択可能)を可能とし、室内空間は驚くほど広い。

 で、驚きの一つがリアのファルコンドア。ガルウイングとも言いたくなるが、実際の動作を観察すると単なるガルウイングとは呼ばない理由がよくわかる。二重ヒンジにする等ガルウイング以上に複雑な機構を持ち天井部まで開口する。

 これによりスライドドアよりも狭いスペースでのドア開閉を可能にしており、正確には30センチほどのスペースがあれば開閉可能という。

 そのファルコンドアによって後席へのアクセスが驚くほど良くなり、3列目へのアクセスも超楽。しかも3列目の足元スペースの上下幅もあるから楽に座れるのもモデルXのポイントの一つである。

 さて、この2017年当時のモデルXには「75D」「100D」「P100D」という3種類のグレードが存在。「75D」と「100D」の違いは75kWhと100kWhのバッテリー搭載量の違いであり、100kWh仕様にはさらなるパフォーマンス仕様が存在し、それが「P100D」ということになる。ちなみに、DはAWDを表している。

 当時の公式発表されていた最大航続距離は「75D」で最大417キロ、「100D」で最大565キロ、「P100D」で最大542キロというから、テスラがいかに大容量のバッテリー電池を搭載していたかがわかるだろう。

▲テスラだからこそのデザインとも言えるファルコンドア。後席へのアクセスが抜群に良いのはこのドアのおかげ。

▲まずシートのデザインや形状が素晴らしく良く、質感も高い。セカンドキャプテンシートを含む後席スペースはミニバンに匹敵する快適さ。

▲床下が低いからか、3列目シートの足元が上下にスペースがあり、普通に大人が座って使えてしまうのがモデルX。

▲それでいて荷室スペースにもかなりの余裕がある。

 今回林氏が購入されたモデルXは2017年型の「P100D」であるからトップモデルであり、そのパワー&トルクは611hp、最大トルク967Nmで、0-60mph加速が2.9秒、0-100km/h加速が3.1秒、最高速が250km/hというからまさしくスーパー。

 それでいて最大航続距離が542キロというのがテスラの最大のウリである(2019年にパワートレイン系のリニューアルが行われ、2022年にも再び改良が加わっているから、最新モデルはこの当時以上の洗練性が当然加わっている)。

 ちなみに、バッテリー電池は床全面に敷き詰められているから驚くほど低重心であり(同時に広い室内空間に寄与している)、そのバッテリーが前後車軸に装備されたモーターを駆動する4WDという仕組みであるから想像以上に安定感があり、コーナリング時の腰高な印象は皆無。いわゆるアメリカンSUVらしい鷹揚とした乗り味は全くなく、逆にハンドルの遊びがほとんどない驚くほどにキビキビ走るのがモデルXである。

 くわえて、フロント部分にエンジンがないから、万が一の正面衝突時にはエネルギーを吸収するクラッシャブルゾーンが既存の内燃機関搭載車よりも長く、安全性も高いと言えるのである。

 さて、モデルXの特徴は(というかテスラ自体の特徴は)、上記の走行性能や搭載バッテリー電池のみならず、先進の運転支援システムであり、モバイルアプリの存在も見逃せない。

 運転支援システムの「オートパイロット」は複数のカメラと超音波センサーを使い、アクセルとブレーキだけでなくステアリングのアシストも行う。これ、想像以上に便利な機能で若干手を添える必要はあるのだが、慣れるとかなり使えるという。

▲同乗したが、22インチサイズを余裕で履きこなしているのもモデルXの特徴。

▲「P100D」ということで、当時のパフォーマンス仕様でありトップグレードである。

▲インテリア自体は非常にシンプルな形状。基本的な操作はセンターコンソールにあるタッチパネル(MCU メディアコントロールユニット)にて行うからだ。

▲今や「テスラモニター」として類似されることが多い元祖。タッチパネルは17インチサイズ。ナビやオーディオ、シートの調整(後席も)、ライト、充電関連、ドアの開閉、エアコン、NETFLIXなどの動画関係等、ほとんど全てをこのモニターにて操作する。

 一方モバイルアプリは、オーナー自身のスマホにテスラモバイルアプリをダウンロードすれば、自身のモデルXにスマホからアクセス可能になり、通信機能によって様々なアクションを行うことが可能になる。

 例えば、夏時期、乗車20分前にエアコンをつけて室内を冷やしておくとかが可能だし、驚いたのが「サモン」でありスマホによってそのまま車両を動かしたりすることができるのだ。

 こうした総合的(デザイン、パワー、航続距離、オートパイロット、モバイルアプリetc)な装備が他メーカーのEVとは根本的に異なる部分であり、そこに魅力を感じるならばテスラは固有の(非常に優秀な)存在として輝くはずである。

 以上を踏まえ、林氏にインタビューを開始。

▲テスラモバイルアプリをダウンロードし登録すれば、自身のスマホから車両をコントロールできる優れもの。やろうと思えばスマホからクルマを動かすことも可能だ。

▲最後に同乗し、オートパイロットの実演をお願いした。オートパイロットは基本、ステアリングを保持する必要があるが、カメラとレーダーと超音波センサーが車両を360度監視しており、その精度が非常に高い。またオートパイロット起動中にウィンカーレバーを操作するとオートレーンチェンジが可能。移る側の車線を見ながら自動で車線変更する。

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