更新日:2012.02.16
文/石山英次(ishiyama eiji) 写真/ゼネラルモーターズ
2004年に登場した現行コルベット、通称C6コルベットも、すでに2014年登場と言われている次期型(C7)へのモデルチェンジに向け、C6販売の最後のひと押しに余念がない。その手始めに2012年モデルでは、これまでのクーぺに変わり新たに「グランスポーツ」が登場。また「シボレーブランド生誕100周年記念限定車」が設定された。
新たに登場したグランスポーツは、トレッドを拡大し専用サスペンションや高性能タイヤで走行性能を高めたモデルであり、同様にブレーキもZ06と同様の前355mm径ディスクと6ピストンキャリパー、後340mm径ディスクと4ピストンキャリパーに強化。ボディサイズは、全幅が従来よりも75mm拡大されている(Z06、ZR1と同サイズ)。
エンジンは従来通りの6.2リッターV8LS3エンジンが搭載されているが、足回りの安定性の高さから、これまで以上に性能を引き出すことが可能という。
一方で、シボレーブランド生誕100周年記念限定車は、コルベット グランスポーツ クーペおよびコンバーチブル、Z06、そしてZR1を含むコルベット全車種に設定されており、下記内容が装備される。
・カーボンフラッシュメタリックの専用ボディカラー
・専用センターキャップ付ブラックホイール
・レッド ブレーキキャリパー
・レッドステッチ&エンボス付エボニーカラーシート
・専用エンブレム
・専用インテリアトリムプレート
・Z06専用アルティメット パッケージ
・Z06専用マグネティック セレクティブ ライドコントロール
なお、昨年ドイツのニュルブルクリンクサーキットで、7分19秒63を記録したコルベット史上最速のZR1が装着していた「ハイパフォーマンスパッケージ」がオプションで選択可能(消費税込み価格:30万円)となった。内容はライトウェイトブラックアルミホイールとミシュランPS カップタイヤ、クロスレシオの6段MTといった専用装備であり、6.2リッターV8エンジンスーパーチャージャーの性能を余すところなく引き出すことが可能となった。
グランスポーツ:6.2リッターV8(LS3)
Z06:7リッターV8(LS7)
ZR1:6.2リッターV8スーパーチャージド(LS9)