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[試乗記]

クルーマックスにTRDパッケージ装着の新車で598万円

2018 トヨタ タンドラ SR5

BCD特有のフィフティプラン対象車種でもあるから驚きのお買い得感

2018年型の新車を色別で5台導入したBCD車両のタンドラを取材した。日本ではあまり見かけないクイックサンドカラーは絶品だった。

更新日:2019.01.28

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]
     BUBU横浜 TEL 045-923-0077 [ホームページ] [詳細情報]

まだまだ現行モデルが続くタンドラ

 タンドラといえば、フォードF-150、シボレーシルバラード、そしてラムトラックなどと競合する北米トヨタの専用フルサイズピックアップトラック。現行型のタンドラは2007年にデビューすると同時に、圧倒的な存在感によって競合たちの度肝を抜いた。

 そして、それから7年後の2014年にビッグマイナーチェンジを受ける。だがその後は若干の変更はあるものの、タンドラとしての大きなニュースはほとんどない。

 逆に言えば、それほど大きな変化がないのがいいところ、とも言えるわけだが、初期モデルを購入したり、マイナーチェンジ後の2014年モデルあたりのオーナーになった方々には少々頭の痛い問題もある。そう、次に乗り換えるべきモデルが見当たらないのである。

 あまりに変化が少ないことにより乗り換え需要が見込めないという、何とも皮肉なタンドラではあるのだが、一方で、長く乗る前提で購入した方々には最高の一台となっている。ちなみに、これは個人的な予測に過ぎないが、タンドラはトランプ氏が大統領であり続ける限り、モデルチェンジはしないと踏んでいる=今から新車を購入しても余裕で3年は乗れるだろう。

 ということで、現タンドラオーナーであれば新たな年式モデルの進化&変化があまり気にならないかもしれないが、実は、2018年モデルでは結構な違いが見て取れる。

 2018年型のSR5である。このSR5は、いわゆるベースグレードと言われる仕様であるが、クルーマックスにTRDパッケージ等のオプションが装備されている。しかもフロアシフトにサンルーフも付く。 で、全くの新車だが、驚きの598万円。

2018年モデルではフロントグリルの形状が変わり、トヨタエンブレムも変更されている。またLEDのデイライトが加わって表情の変化も見て取れる。

ジープ系でも大人気のサンドカラーは、白黒系が多いタンドラをお洒落な雰囲気に変えている。

今回の5台導入には、白、黒、サンド、赤、青といった定番と斬新なカラーが混じり合っている。

タンドラの雰囲気を一変させるボディカラー

 この車両は、BUBUのBCDが昨年末にオーダーした新車。しかも色別に5台の新車を一気に購入したことにより実現した特別プライス。タンドラの新車、しかも欲しい装備が充実した仕様でこの価格というのは驚きである。

 BCDといえば、マッスルカーという認識をお持ちの方が多いかもしれないが、こうした現地直輸入車両を積極的に日本に持ち込んでいるのがBCDの最大の特徴なのである。

 で、筆者的に大のお気に入りカラーであるベージュっぽいクイックサンドのタンドラを取材した。

 一昨年くらいからジープ系でよく見るこのベージュカラー。「モハべサンド」と記憶しているが、とにかく砂漠っぽさがミリタリーチックな雰囲気を醸し出し、非常に洒落ていると思っていた。

 街中で見るタンドラといえば、ほぼ「白か黒」だけに、赤でも十分に目立つのだが、このクイックサンドだと、ジープではない車両が醸し出すミリタリーな雰囲気に完全にヤラれる。

 ファッション界でも、ここ数年の流行は「アウトドア」と「ミリタリー」だけに、このクイックサンドだと、どちらにも対応可能だし。

ビッグ3のピックアップトラックにはもはや存在しない5.7リッターV8エンジン。381hp、最大トルク401lb-ftを発生させる。アメリカにはいまだ5.7リッター=「350のV8」にこだわる方が多い。

このままで使用するのもよし、ベッドカバーを装着するもよし。ボディカラーが違いだけで、硬派なピックアップの雰囲気が一変している。

TRDパッケージ装着車ということで、ビルシュタインのショックアブソーバーや275/65R18インチタイヤが装着されている。

このクイックサンドカラーのタンドラには、見ているだけでもオシャレな雰囲気が漂っているし、ホイールをブラックにして、ミリタリーチックにカスタマイズしても面白いと思うのである。

日本製トヨタ車と同様の安全装備が付帯

 で、タンドラだが、ピックアップトラックとしての最大の特徴が5.7リッターV8エンジンを搭載していること。いわゆる「350のV8」=ビッグ3のピックアップにはもはや存在しないエンジンだが、5.7リッターV8は、なぜだか未だにアメリカンに好まれる。

 というわけで、単なる「トヨタのピックアップ」というだけでなく、アメ車の一角を占める存在して、(トヨタ自身が)あえてラインナップしているのである。

 だからそれをあえて日本で乗るのも、アメ車に触れる醍醐味と同様の行為としてまた楽しい。しかもトヨタクオリティである。そして新車である。

 そんなタンドラだが、2018年モデルでは、まずLEDのデイライトが加わっている。これだけでも表情が若干異なる。

 さらにフロントグリル形状が異なり、トヨタエンブレムにも変化が起きている。これは2018年で装備されたトヨタセーフティセンスPによるものであり、このマークの裏側からミリ波レーダーが透過し、前方の障害物をチェックしているという。

 ちなみに、このセーフティセンスPは、国内トヨタ車に装備されている安全装備と同一のものであり、言ってしまえば国内トヨタと同様の安全装備が装着されることになったのである。

 この安全装備、若いドライバーさんではあまり必要としないかもしれないが、死角が多くなる巨大な車両には結構有意義な装備だと思っているし、個人的には、最新のクルーズコントロールの緻密な制御みたいなのを直近で体感しているだけに、使いこなせばかなり便利な補助機能だと思う。

 だからこそ、旧タンドラオーナーさんに、この安全装備が付いた2018年のタンドラにあえて乗り換える、という方がいてもおかしくはないと思うのである。

2018年モデルでは、LEDのデイライトが加わっていることで表情が若干異なっている。

フロントグリル形状が異なり、トヨタエンブレムにも変化が起きている。これは2018年で装備されたトヨタセーフティセンスPによるものであり、このマークの裏側からミリ波レーダーが透過し、前方の障害物をチェックしている。

見慣れた空間ではあるが、トヨタ流の緻密さと質感を兼ね備えた、トラックらしからぬ雰囲気を漂わせる。国産車からの乗り換えであれば、トヨタ的な安心感を受けるかもしれない。

BCDならではの購入プラント保証体制

 一方、室内ではメーター内のデザインの若干の変更が見て取れるが、個人的に大きな変更と感じたのが、キーの変更。以前はキーとキーレスのリモコンが別体だったのが一体になった。

 本来ならスマートキーとなるのだろうが、タンドラには旧式のキー操作があえて似合うと思うだけに、現状の進化でも十分であるのだろう。

 このクイックサンドカラーのタンドラだが、これまでの雰囲気とは若干異なり、見ているだけでもオシャレな雰囲気が漂っているし、ホイールをブラックにして、よりミリタリーチックにカスタマイズしても面白いかもしれないと思うのである。

 さらにこの車両は、BCDが実施している50プラン(フィフティプラン)の対象車であり、新車3年6万キロ保証および、3年後の買い取り価格50%を保証してくれる。

 また各種点検やオイル交換等の必要最低限のメンテナンスがパッケージングされたプランということであり、正直、恐ろしいくらいのサポート量にて乗ることが可能なのである(このプランの内容や使用の有無等は購入時にご確認ください)。

 なお、BCDは、2月1日(金)に兵庫県尼崎市に、直輸入アメリカ車の専門店「BUBU阪神」をオープンさせる。これまでのBCD横浜の旗艦店に加え、西の中心としてBUBU阪神が活動を開始するというから、今後BCDが全国的に活躍する日は近いのである。

<BUBU阪神>
◆ 兵庫県尼崎市南塚口町4-3-37
◆ 2/1 午前10時 オープン(営業時間 10:00~19:00)
◆ 定休日 : 火曜日

SR5ではコラムシフトをチョイスすることも可能だが、6速ATを上手く駆使して走るならフロアシフトが断然操作しやすい。

液晶メーターが主流になってきているが、タンドラはあえてアナログメーターを採用する。

サイズ感が気になるが、実際にはバックモニターを確認すれば、大きさに困ることはほとんどない。もちろん慣れは必要だが。

シートのフィーリングや大きさはアメリカ的なサイズ感。だが、その動作には緻密なトヨタ製を感じさせる。

後席のクルーマックスは大人が余裕で使えるスペースを有している。下手なセダンよりも断然広い。

ビルシュタインショックと18インチホイールが織り成す走りは大味なピックアップという概念を覆す。

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