1999年型までの角形サバーバンからモデルチェンジし、2000年から2006年まで存在したサバーバンの2002年型。
だから5.3リッターV8エンジンが搭載されている。そして走行距離は10万キロ超え。ただしフルノーマルエンジンで285hpを発生させる。
そのエンジンに物足りなさを感じてきた(というか、全体的に飽きが来た)オーナーさんはレーストラックに相談。「スーパーチャージャーといった大袈裟なパワーまでは必要ないが、何かちょっと刺激が欲しい」と。
そして導き出された回答がヘダース交換だった。具体的にはロングチューブヘダースの装着。ただし、マフラーには手をつけず。本来なら排気系全体のチューニングに行きたいところだが、費用的な問題もあり、その中で「最大限の変化を出すならヘダース交換」に行き着いた。

▲搭載される5.3リッターV8。へダースチューニングのみで吸排気はなどはノーマル。今後、まだまだ変わる余地を残した状態。それでも走れば変化は十分感じられる。
だが、当初は「へダースだけでそんなに変わりますかね?」との思いがオーナーさんには若干あったというが、作業後には「2000~4000回転前後が気持ち良く回るようになり、エンジンサウンドもまるで違うものになって驚きました」という変化を体感している。
レーストラック高橋氏は「ロングチューブへダースなんで、低速域を若干犠牲にしますが、そこはアメ車のV8。それを補って余りあるほどの力があります。そして中速以降は今まで以上に活発に生かすようにセッティングしています。若干の低速トルクを犠牲にしたとしても立ち上がりの素早さで相殺でき、その後は伸びの良さ感じられるはずです」
ちょっと乗ったが、極端に言えばフルサイズのサバーバンじゃない感じ。ひと回り小さいSUVを運転しているイメージといえば分かりやすいだろうか。そのくらいの「変化」である。

▲ロングチューブへダースの装着により中速以降の伸びが格段に良くなり、巨体フルサイズSUVを楽しく走らせることが可能になった。

▲レーストラックオリジナルブランドKIBAの大径ブレーキキャリパーとローターは以前から装着している。
「考え方としては第一歩のへダース交換です。これで様子を見て、もし次に何かしたくなったら、今度はマフラーに行きましょうか。このヘダースをベースにしてプラスアルファのステップアップが可能ですし、それ以上を求めるなら、例えばカムを変えたりしてボルテックV8の性格をまるっきり変えることも可能です」
ちなみに、このサバーバンがヘダースカスタムを行えたのは、それ以前に定期的な整備や消耗品の交換を怠らなかったからであり、基本的な性能を担保していたからである、ということは前提として押さえておきたい。
一見すると大径ホイールを履いた大人しいサバーバン。だがその実、中速以上で走るとかなり気持ち良いスピードキラー。しかもまだまだ余力を残しているから、この先何年も楽しめる。さすがアメ車である。
くわえてSUVという乗員への配慮も欠かさない。スポーツカーやスポーティカーでは決して真似できない大人数での移動体でもある。
現段階でも楽しいサバーバン。旧型モデルだが古さを全然感じさせない。重量級のアメリカンSUVがここまで変わるならば、あえて乗り換える必要性を感じないし、この先時間をかけて極めていく楽しさを追い求めるのも面白いだろう。長く楽しめるのはアメ車の醍醐味である!

▲この角度から見るとまったく普通のサバーバンに見えるし、まるでノーマルのような佇まいだが、実際にはエンジンはギンギンに吹け上がるというのがこの個体。
138,000円
PERFORMANCE
GDファクトリー千葉店
18,900円
EXTERIOR
ウエストクラブインターナショナル
132,000円
PERFORMANCE
ウエストクラブインターナショナル
3,300円
OTHERS
ウエストクラブインターナショナル