1996年型サバーバンに乗る昇太さんはレーストラックのスタッフであるが、数年前まではスポーティカーに乗りドリフト等を楽しむ国産車派であった。
「父親がスバルインプレッサ等に乗るなど走りに興味を持つようになり、自分もローレルや34スカイラインに乗って楽しんでいました。が、数年前からアメ車に興味を持つようになり初めて購入したアメ車が300Cでした」
初めてのアメ車で情報をほとんど持たず購入した300Cにトラブルが起こるようになり、その時探し出したショップがレーストラックだった。
「セダンが好きでアメ車の大きさも好きでイメージだけで購入した300Cでした。で、初めてのトラブルでレッカーに載せ修理依頼をしたショップがレーストラックでした」
それが今から約4年前のこと。ちょうどゴールデンウイークの頃であったというが、初めて訪れた日にいきなり3時間くらい話し込み、代表の高橋氏と意気投合。修理依頼はもとより、そのままスタッフとして働くことになったという(笑)なので昇太さんは今現在でスタッフ歴4年超ということだ。
ちなみに昇太さんは、天性の人たらし的才能を持っていると思う。くわえて話好きで、クルマ好きで、しかもアメ車好きetc。となれば天職ではないか。だから高橋氏と意気投合するのもよくわかる。
ということで、お客さんの立場からいきなり高橋氏を『社長』と呼ぶことになった昇太さんは、その後も修理した300Cに乗り続けていた。
が、数年後にレーストラックに在庫車として置かれていたサバーバンに興味を持つようになる。
「300Cに乗りながらレーストラックに入庫してくる様々な車両を目にするようになって、『自分ももっと大きなアメ車に乗りたい』と思うようになりました。在庫されていたサバーバンは96年型でしたがスタークラフトであるといい、何より「自分が生まれた年のクルマであるということ』も動機の一つになっています」
昨年末に購入を決め、今年1月末に納車になったサバーバンスタークラフト(本物)。もちろんレーストラックの車両ということで、すでに14万キロ超の個体ではあったが、普通に走るだけの状態が維持されており、その状態に納車整備が加わることによって難なく走らせることができているという。
もともとレーストラックユーザーの愛車だったこともあり、エンジンにはクレーンカムとヘダースが入り、MSDやエアクリーナーも交換されていたというし、足もノーマル車高で固められ、オリジナルホイール、ブレーキにもSSBCが入る等、走りのカスタマイズがかなり加えられていた個体だった。
昇太さんの購入時には、いわゆる定期点検的な消耗品の交換を行い、プラスして昇太さん希望のオリジナルワンオフマフラーを制作してもらっているということで(ノーマル仕様と爆音仕様の2WAYマフラーである)、上記のカスタマイズと呼応してかなりのハイスペックマシンに仕上がっている。
「納車されてすでに半年が経ちますが、6000キロちょいを走って、状態はいいですね。その間にオイル交換を1回行っていますがそれだけで、問題はありません」
昇太さんの乗る90年代のサバーバンは、レーストラックが日頃扱いの中心としているいわばど真ん中の90年代のアメ車。だから整備の勘所をつかんでおり、状態がいいのは当然といえば当然のこと。
「まあ内外装に結構ボロいところはあるのですが(笑)、走りに関してはかなり楽しめますので、少しずつ手を入れていこうと思います。まずはヘッドライトのくすみをどうにかしたいですね。スタークラフトなので、純正とサイズが若干異なっていてパーツを探すのが大変なんですが・・・」
例えば50歳過ぎの方が「自分の生まれた歳のクルマ」とか言い出すとかなり困難だと思うが、27歳の若者がそう言えばまだまだなんとかなってしまうのが面白い。
実際、96年型のサバーバンは驚くほど普通に走るし、エアコンも全く普通に効いているし。
くわえてスタークラフトでありレアな個体に乗るという優越感も感じられるから、昇太さんが気に入ったのも非常によくわかるのである。
「タホじゃダメだったんですよね、サバーバンの大きさじゃなくっちゃ。なので、いつかエスカレードにも乗ってみたいですけど、その際は絶対にEXTですね」
もともと国産派だった昇太さんは、今や生粋のアメ車フリークであり、レーストラックに訪れるアメ車好きの良きアドバイザーになってくれるに違いない。
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