ちょっと前から「最近やたらと青いクルマの取材が多いな」と思っていたら、なんとHPP号も白からブルーに変わっていた! しかも鮮やかな原色のブルーでカッコイイ。
それでいてヘッドライトやホイールに白時代の面影が残っているのだが、そしてボディサイドに各メーカーのカッティングステッカーが白で貼られているのだが、それらが絶妙なバランスで、とにかくめちゃくちゃカッコイイ。
くわえて白時代からサーキット走行時に使用していたというカーボン製のカナードにプラスして、ボンネットフードに日本製カーボンダクトを加工して取り付けエンジンルーム内の熱を逃がすための措置を加えているのだが、それらレーシーなカーボンパーツとブルーのコンビネーションも良く、その変貌ぶりと見事な完成形にただただ「カッコイイ」という言葉しかしばらく出なかった。
そして別の取材を終え「それにしてもいい色ですね。このペイント、費用、結構高かったんじゃないですか」と筆者。
すると長池氏は「そうですよね〜。塗装に見えますよね(笑)、このツヤ。でもね、これラッピングなんですよ」
「えっ、マジですか。でもこれホント、ペイントに見えますよ」とやりとりし、数分間クルマの周りを眺め続けた。そしていろいろ質問してみた。
まず、今回のボディカラーチェンジであるが、これはHPPが輸入元となっているトライボダインのオイルカラーであるブルーをイメージしているという。
今後、トライボダインのイメージカーとしても活動することになり、そのためのブルーをあえてチョイスしたという(トライボダインについては別項で紹介している)。
で、このラッピングであるが、塗装に見えるほどのツヤ感が特徴のイノゼテックというブランド名のアメリカ製シートを使ったラッピングであり、2019年に誕生した超光沢フィルムを開発した新興メーカーであるという。
今回トライボダインのブルーのイメージに近いツヤ感を持ったフィルムを使用し施工してもらったというのである。
そして完成形であるが、筆者が見事「塗装」と見間違えたように、というか本当の塗装に見えてしまうほどのツヤ感が実現されており、万が一元に戻す、もしくは色違いを行う場合には剥がすことができるという気軽さもあり、各種最新パーツやオリジナルパーツでライトチューンされているC6Z06HPP号に相応しいラッピングだったのである。
またラッピングに伴い、少し白くなっていたヘッドライトレンズを削りプロテクションフィルムを貼ることによって、まるで新品のようなクリアな状態に戻していたから、よりフロントマスクの輪郭がはっきりし、印象の良さに繋がっていたのである。
さて、こうしたエクステリアの変化が今回の大きな収穫であったが、もともとサーキット走行を行っていたC6Z06HPP号の近況はどうなのだろう?
聞けば、ここ最近はサーキット走行するまでには至らず、近隣を少々走る程度ということだが、それでもトライボダインのオイルを使用して以降エンジンやミッションの調子が極めて良く、またタイヤの関係上リアホイールを20インチに変更しているがバランスの崩れもなく、とにかくクルマもオイルも共に絶好調ということらしいので、これらの施工に続く次なる今後の「変化」に期待するのである。
余談であるが、最近、嫌になるほど車両価格が高騰しているというから、乗り換え検討者は一旦乗り換えはやめにして、ラッピングする等して愛車のイメージを変えてみてはどうだろう。ここまで変化すればそれこそ買い替えたような新しい気持ちで接することができるのではないか。
そんなことを考えてしまうほど、C6Z06HPP号はラッピングによって魅力的に変化していたのである。
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