数年前からトライボダインのオイルについて取材しているが、個人的にこれまで受けた最大のインパクトが「チューニングパーツに匹敵するくらいの効果」というものであった。
要するに、そのくらいオイルとしての性能が高く、機械を守る(保護性能が高い)ということである。
だから、特にアメ車の場合、大排気量エンジンならではの発熱等による負荷が激しく、その高負荷からエンジン内部をきちんと保護することが求められるから最適なオイルではないか、と考えていた。
ということで、今回はそのオイルを使用するダッジチャージャーとそのオーナーさんを取材し、効果のほどを確認してみた。
▲ダッジチャージャーのオイル交換作業に立ち会い、オーナーの大澤さんに効果のほどを確認した。
2017年型ダッジチャージャーデイトナとそのオーナーの大澤将太さんである。実は、筆者はちょうど2年前に大澤さん一家を取材しており、当時はまだ購入したての状態だった。
それから丸2年が経ち、走行距離が9000キロから2万3000キロへと変化している。
大澤さんのチャージャーは、5.7リッターV8搭載モデルで、HPPでコンピューターチューンとサーモスタット交換等を行っており、それ以外はほぼノーマル状態。
で、納車時からトライボダインの各種オイルを使用しており、エンジンオイルに関しては今回で4回目の交換という。
大澤さんは、まず車両購入時の納車前とその次の交換時にセラミック添加剤モデルの「TRI-EX2」にてオイル交換をしている。
そして前回3回目から今回4回目においてはセラミック添加剤を使用しないモデル「TRI-EX」を使用しているというから、トライボダインのオイル使用に関する経験値がかなり高いと言えるだろう。
そんな大澤さん曰く「エンジンの吹け上がり等を含めた調子はめちゃくちゃ良いです。特に今夏のような酷暑においてエアコンをフル稼動させていてもエンジン性能に全く変化がありませんし、機械的な雑音もしませんから驚きです」ということだから、効果のほどにかなりの満足感を得ている様子だった。
でなければ、エンジンオイルに関する他の選択肢がかなり数あるわけだから、トライボダイン以外のオイルを使用していても良いわけである。
▲2017年型ダッジチャージャーデイトナに乗る大澤さん。トライボダインを使用して今回で4回目のオイル交換というから経験値はかなり高い。
ということで、交換作業に移る。
まず今回の使用オイルであるが、セラミック添加剤を使用しないモデル「TRI-EX」である。
セラミック添加剤を使用する「TRI-EX2」に対する廉価版と考えるかもしれないが、実際には数年かけて新たに開発された技術が使用された高性能オイルである。
で、チャージャーデイトナに搭載される5.7リッターV8エンジンのオイル粘度指数は「5W-20」。そして使用するオイル量が6.6リッターというからボトル7本の使用となる。もちろんオイルフィルターも同時に交換するからフィルターも用意する。
ということで、実作業開始。まずは車両をリフトに載せリフトを上げた状態から使用済みオイルを抜く作業を開始する。
▲大澤さんにとって4回目となる今回のオイル交換。使用オイルは、セラミック添加剤を使用しないモデル「TRI-EX」である。
▲チャージャーデイトナに搭載される5.7リッターV8エンジンに使用するエンジンオイル量は6.6リッターとなるから「TRI-EX」を7本用意する。
▲5.7リッターV8エンジンのオイル粘度指数は「5W-20」。
▲実作業を開始するにあたり、まずはリフトで車両を上げた状態にし、使用済みオイルを抜く。
まずは車体からアンダーカバーを外す。そしてエンジンオイルパンの下に使用済みオイルを入れる廃油処理のボトルを設置し、オイルパンからドレンボルトを外す。そのままオイルが抜けきるまで待つ。その間にフィルターを新品に交換しておく。
余談だが、オイルが抜け切るまでに約10分くらい待っていたが、その間に長池氏は、フロント&リアの下回り全般を確認し、油脂類の漏れやその他緩みやガタ等をチェックしていたのが非常に印象的だった。ちょっとしたことではあるが、プロショップならではの光景と言えるだろう。
オイルが抜け切ったことを確認し、ドレンボルトを締める。
締め終わったらドレン周りをクリーニングし、外したアンダーカバーを取り付け、リフトを一旦下げる。
▲アンダーカバーを外す。
▲オイルパンからドレンボルトを外しオイルを抜く。
▲そのままオイルが抜けきるまで待つ。
▲フィルターも同時に新品に交換しておく。
▲オイルが抜け切ったことを確認したらドレンボルトを締め、外したアンダーカバーを取り付けリフトを下げる。
そして新しく注入する「TRI-EX」を準備。基本、フィルター込みで6.6リッターのオイルが必要となるから7本を順に注入する。
オイル量はもちろん規定値の範囲内。微調整を何度かしつつ適量になるまで繰り返す。そしてオイルキャップを締め基本部分は終了となる。
ここまで終えたら、一度エンジンを始動しオイルを循環させる。オイルの温度が上がるまでアイドリングさせ、80℃程度に達したら再びオイル量のチェックを行い、再度規定値の範囲内であることを確認し作業終了となる。
▲今度は新品のオイルを入れていく。計7本のボトルを順に注入。
▲トライボダインのオイルの特徴であるブルーカラーが確認出来る。
▲オイルを入れきったらオイル量を確認する。微調整を何度か繰り返し適量になるまで続ける。
▲量の確認を終えたら、エンジンを始動しオイルを循環させる。オイルの温度が80℃程度に上がるまでアイドリングさせる。
▲再びオイル量のチェックを行い、再度規定値の範囲内であることを確認し作業終了となる。
ちなみに今回の交換作業における交換工賃は税別1,000円(車種等により変動)だから、自ら廃油処理を行い、ジャッキアップして交換を行うことを考えれば、そしてプロにより下回り等のチェックが行われることを考えれば、非常に安価といっていいだろう。
なお、HPPにて各種オイル交換作業や小売販売および業販は可能であるが、個人向けの通販は行っていないということで、通販希望の方は専用の トライボダイン オンラインサイト オンラインサイト にて購入可能である。
前回のフルラインナップの項でも紹介したが、エンジンオイルのほか、トランスミッション、デフ等のオイルもラインナップされているから、油脂を使用する部分を全てトライボダインで統一(一部車種を除く)することが可能である。
実際、今回取材した大澤さんのチャージャー以外にも、チャレンジャーやコルベット等といったハイパフォーマンスカーや、ヨーロッパ車を含む輸入車および国産車等の様々な車両がトライボダインを使用しているというから、日本における使用実績も日に日に高まっているのである。
▲大澤号はすでに4回目の交換というし、その他チャレンジャーやコルベット以外に欧州車や国産車でトライボダインを使用しているユーザーが多くいるということで、効果を体感しているユーザーがどんどん増えている。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES