その名もTribodyn (トライボダイン)。ブルーカラーが代名詞のオイルであり、市販品では最高レベルのオイルである。
ご存知のとおり大排気量エンジンは発熱等による負荷が激しく、その高負荷からエンジンを保護するオイルが求められる。Tribodynは、他社製オイルと比較して圧倒的な油膜強度を誇り、エンジン内部を摩擦や熱から守ってくれるのが特徴だ。
その秘密は、特許取得済みのセラミックの潤滑剤が自己潤滑性セラミック被膜を形成し、各部の温度を下げてくれる。それにより油温の低減、メカニカルノイズの低減、パワーの向上、燃費の改善、オイル消費量の軽減等を図り、エンジンの正しい性能を長く引き出すことを可能にするというわけだ。
このオイルの独占販売代理店であるHPPは昨年末から先行輸入し、テストカーのシボレー・コルベットZ06(C6)のエンジン、ミッション、デフに使用。
同時に自社ダイノにて長時間の高負荷テストも実施し、性能チェックを徹底的に行なっている。加えてこの取材後にも40回以上の全開テストを繰り返し、圧倒的な変化と長時間に渡る高性能を体感しているという。
「チューニング車両はもちろんですが、ノーマル車両にもお使いいただけます。オイル交換するだけでも変化が生じるほど高性能なオイルですから、使用前後の“違い”がはっきり分かると思いますよ」
なお、2021年4月からラインナップが一新され、既存のセラミック潤滑剤使用モデルのほか、セラミック技術を使用しないロープライスな新モデルも登場するという。
それによりセラミック潤滑剤モデルは「TRI-EX2」、セラミック潤滑剤を使用しない新モデルは「TRI-EX」という名称で展開されることになるそうだ。
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