まずはボディについて。HPP号はイノゼテックというブランドのラッピングを行っているが、そのケアに使用しているボディシャンプー系のケミカル製品があるという。それが「Lusso Rosso(ルッソロッソ)」である。
このルッソロッソは、ケミテック(KEMITEC)が展開するプロ仕様のカーケア製品であり、20年以上にわたり自動車用ケミカル製品を展開してきたケミテックが満を持して登場させた商品という。
「Lusso」はイタリア語で「贅沢」を意味し、その雰囲気が溶剤のボトルにも表れている。
まるで高級飲料水のようなボトルにより展開されている溶剤にはカーシャンプー系、鉄粉除去系、研磨剤系、インテリアクリーナー系、コーティング系と12種類の溶剤とマイクロファイバークロスが販売されており、それらをHPP号にも使用しており、効果のほどを体感しているという。
・ウオーターリペレントシャンプー:3300円(税込)
・フォームシャンプー:3300円
・アイアンリムーバーforボディ:3300円
・アイアンリムーバーforホイール:3300円
・インテリアクリーナー:2530円
・マイクロハンドポリッシュ:2530円
・ウオータースポットリムーバー:2530円
・ヘッドライトクリーナー&コーティング:2530円
・ウオーターリペレントトップコーティング:3300円
・ホイールコーティング:3300円
・タイヤコーティング:2200円
・ブラックグロスコーティング:3850円
今回、ウオーターリペレントトップコーティングとインテリアクリーナーを使用しているところを取材させていただいたが、どちらもかなり効果的だった。
ウオーターリペレントトップコーティングとは、仕上げ用のガラス系コーティング剤であり、洗車後の濡れたボディに直接吹き付けスポンジやウエスで馴染ませ水で流すことで、ガラス系の強い皮膜でコーティングすることが可能になる。
HPP号はラッピングしているが、その上から使用可能であり、作業すればさらなるツヤと強固な撥水効果が高まる。またボディ面を紫外線から保護してくれるため、ラッピングシート自体の保護にもなるという。
一方インテリアクリーナーでは、ダッシュボードの上部分、すなわちフロントウインドー下部は強い紫外線により樹脂が日焼けしたり、もしくは白くくすんでしまったりしてしまうが、その部分を含め全体的に使用。
まずはパネル全体に付着しているホコリや手垢を落としてくれ、全体的にツヤを与えてくれる。
同時にダッシュボード上部のくすんだ部分もツヤを取り戻し、手の届かないフロントガラスとのわずかな境目以外のくすみが全くなくなっている。
特に野外駐車している車両の多くがこの部分にくすみを起こしていることが多いから、作業すればそういった車両のインテリアの印象を劇的に変えてくれるだろう。かなりお勧めである。
次にSOD−1フューエルGとVP Racing Fuelsのオクタニウムである。
HPP号に搭載されるエンジンは7リッターV8OHVの自然吸気で505hpを発生させるが、そこにトライボダインのエンジンオイルを使用し、インテークキット装着、水温対策、点火系にはBrisk Racing製のレーシングプラグとテイラー製のプラグコードを装着、PCMにはHPPオリジナルデータを使用することで、大排気量エンジンを高回転まで存分に回して楽しめるよう進化させている。
実際、この仕様でサーキット等を楽しく走っており、それぞれの変化や進化を体感しているというのだが、そうした各パーツ類の効果をさらに発揮させるために、燃焼室の洗浄・潤滑とガソリンのオクタン価を上げるための2種類の添加剤を使用している。
まずSOD−1フューエルGであるがその前に。
近年オイルの重要性とともにガソリン系のメンテナンスの重要性が高まっており、それに伴いHPPでは「SOD−1Plus」というオイル添加剤を車両の状態に応じて使用しているのだが、そのオイル性能の向上と同時に必要不可欠なガソリン系の添加剤として新たに「SOD−1フューエルG」を使用しているというのである。
使用すれば燃料ライン及び燃焼室内の汚れを強力洗浄してくれ、同時に摩擦損失を低減し燃費や馬力回復が見込めるという。
具体的には、ピストンが上下運動する際にピストンヘッド&ピストンリングがシリンダーに当たって摩擦が生じる。だが、このフューエルGによってその摩擦抵抗を減らすことが可能になりスムーズな上下運動がもたらされるから摩擦損失が減少する。それによってエンジンの音や振動が減少し、アクセルの反応自体に変化が起こるという。
HPPの長池氏も実際に通勤用車両も含め数台の車両に添加して効果を体感しており、「よく効く」ということだから、燃料系のメンテナンスとして使ってみるのも一考である。
VP Racing Fuelsのオクタニウムであるが、これはガソリンのオクタン価を上げる添加剤である。要するにノッキングを起こさないための処置の一つで、オクタン価を高めればノッキングを起こしにくくなるし、そのクルマの持つ本来のパワーが体感できる。
また燃焼室に溜まったカーボンによる異常燃焼等でもノッキングは起こるのだが、それは上記の「SOD−1フューエルG」で対応しているということで、総じてこうした燃料系のメンテナンスにより、各部のチューニングや高性能エンジンオイル等の効果が一層高まるということである。
すなわち、機関系、オイル、そして燃料系といったチューニングによる性能アップをトータルケアにより維持してくというのがHPP流ということである。
ボディケア商品一つ紹介するにも「自ら使用し効果を体感している」という長池氏であるから、上記の添加剤に関してもHPP号に使用し、実際の効果を持って語ってくれただけに、燃料系のメンテナンスの必要性を感じているオーナーさんには良い情報になったに違いない。
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