更新日:2012.02.16
文/石山英次(ishiyama eiji) 写真/ゼネラルモータース
2011年6月に登場したシボレーキャプティバ。GMが世界に持つ開発拠点の共同作業により生まれたシボレー新世代SUVだ。
日本仕様は右ハンドル、シアタースタイルの7人乗り。この3列シートを持つ7人乗りモデルは、2列目および3列目シートが簡単な操作で折り畳むことが可能であり、また取り付け位置を考慮し乗員の視界にも配慮した「シアタースタイル」となる。この3列目シートは、大人二人にとっての“非常用”ではなく、充分に実用に足るように設計されているところが新しい。
もちろん2/3列目シートをワンタッチでフォールディングすれば、広くフラットなラゲッジスペース(通常時477L/最大時1577L)を生み出すことも容易。現代的なスマートさを念頭にデザインされたボディの内側には、広々としたスペースと上質で使いやすいインテリアを備えているのだ。
また、電動パーキングブレーキ(EPB)やHAS(ヒルスタート アシスト)、PAS(パーキングアシストセンサー)等を標準装備し、まさに日本車的な日常の使い勝手にきめ細かく配慮しているという。
この新世代SUVであるシボレーキャプティバに搭載されるエンジンは、新開発の2.4リッター4気筒DOHC可変バルブタイミング付きエンジン。167ps、最大トルク23.4kg-mを発生させ、DSC(ドライバーシフトコントロール)付きの6AT、さらにエコドライブ モードを装備することによって、パフォーマンスと燃費のバランスを追求している。
日常ユースから本格的なオフロード走行まで、あらゆる場面を想定したシボレーキャプティバは、最新のアクティブオンデマンド4WDシステムを装備している。電子制御油圧クラッチを用いたこのシステムは、通常走行時の前後ほぼ100:0から50:50まで、走行状況に合わせて自動的に駆動力配分を最適制御する4WD。
この最先端SUVは、GMミドルサイズSUVの旗手として日本市場を支えている。