更新日:2011.08.03
文/編集部 写真/編集部
写真は1995年型のシェビーバン。2000年頃に撮影したもの。
当時アメ車といえば「アストロ」、取材といえば「アストロ」という状態だったので、個人的には初めてのフルサイズバン試乗だった。当日、比較対象としてアストロのハイルーフをしたがえて東名→箱根ターンパイクを一周して、それを記事にした。それまで何度もアストロに乗っていて、アストロの運転感覚がちょうど身に付き始めていた頃で、シェビーバンも「どうせ、アストロのデカイやつだろう」という予測のもと出発。
だが……。お店を出て交差点をひと曲がりしたところで衝撃が走った。「なんじゃこりゃ」。さらに東名に乗るためにフル加速。「うぉおおおおおお〜」。
それまでのアメ車といえば、軽いステアリングや固いブレーキの感触、そして一瞬間のあく加速感など、それこそが日本車や独車とは異なる個性と思っていただけに(超ざっくり言えば)、シェビーバンの重厚なステアリングフィールに、安心感あるブレーキフィールに、そして重たい車重をものともしない加速フィールに、大変驚いたのでした。
それ以外にも、車体の剛性が、アストロより大きいにもかかわらず体感的に高く、細々した異音や低級音がまったくせず、なんだか大人と子供くらいの違いに、ホントに同じ会社が造ったのもなのか! と疑問を感じずにはいられませんでした。そのくらいフルサイズバンは良くできてました。当時、試乗で200キロくらい走らせてくれたショップさんにも感謝です!
ま、当時はほとんど見習いくらいの立場だったので、正直に書いた原稿に「赤字」いっぱい入れられて、ほとんど幻とも思えるような記事になりましたが…(今思えばそれもまた良き思い出ですがね)。
先日、某ショップに挨拶に行ったところ、ウマに載せられた状態で整備待ちをしているシェビーバンを発見ました。聞けば、タコ足とマフラーを交換する予定ということで、約16年落ちのシェビーバンに「新たな愛情を注いでさらに乗る」とオーナーさんは意気込んでいるご様子。
個人的に、このモデルのシェビーバンは「名車の1台」と勝手に認定しているだけに、どっかで見つけてまた試乗してみたいですね。
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