更新日:2019.11.21
文/石山英次 写真/FCA
初代ダッジチャレンジャーが登場したのが1970年。それから50年後の2020年モデルとしてダッジチャレンジャー生誕50周年記念モデルが登場する。
ベースとなるのが、GTのFR、R/Tシェイカー、R/Tスキャットパックシェイカー、そしてR/Tスキャットパックシェイカーのワイドボディの4機種。
それ以外のヘルキャット、およびヘルキャットレッドアイには50周年記念バッジのみの装備となる(ヘルキャット系には恐く後に別の記念モデルが登場するはず。旧エントリーで紹介した「ACR」とか)。
50周年記念モデルに話を戻す。
文字通り、シェイカーフードが装備されているのがわかるが、今回の記念モデルの特徴である。また、ボディカラーにも既存の6種類の他、「ゴールドラッシュ」と呼ばれるゴールドのボディカラーが新しくチョイス可能である。
写真は、そのゴールドラッシュのボディカラーをまとったワイドボディベースの50周年記念モデルとなるのだが、シェイカーフードにサテンブラックのコンビネーションが見て取れる。
またインテリアも特別仕様になっており、メータークラスターの表示にも記念モデルらしい液晶デザイン等が表示される。
エンジンパワー的な増減はなく、ミッションもAT、MT共に対応可能となっている。外観上の変化だが、なかなか魅力的な変化となっている。
ここ数年、チャレンジャーの特別モデルというのは正直結構な数出ているのだが(そのどれもがまあまあの出来だった)、この50周年記念モデルは結構レアな組み合わせが面白いと思う。個人的には「moparシリーズ(過去にあった大人気のmopar10とか)」にも匹敵する内容かと思っている。
たとえば、V6エンジンのGTベースにシェイカーフードを組み合わせた仕様は、かなりオススメ。過去にも生産モデルとしてシェイカーは存在したが、あくまでV8エンジン搭載車のみだった。V6エンジン搭載車にシェイカーが組み合わされば、それこそ外観上の満足感はこの上ないだろう。
また、R/Tスキャットパックシェイカーのワイドボディも同様に「シェイカー+ワイドボディ」の初めての組み合わせだけに、あえて社外品でカスタマイズした車両以外には存在しない仕様だけに、50周年記念モデルという仰々しいワードを抜きにしても、非常に満足度が高い特別仕様車だと感じるのである。
ということで、なかなかフルモデルチェンジをしないダッジチャレンジャーではあるが、こうした魅力的な組み合わせがまだまだ存在するだけに、メーカー側もその部分をちょっとずつ小出しにして、フルモデルチェンジまでの時間稼ぎをしている段階なのだろうと思う。
が、それでも、そういった魅力的なモデルを、あえて今新車で買っても満足できるのがチャレンジャーの醍醐味の一つでもあるだけに、何とも悩ましいアメ車だと思うわけである。
50周年記念モデルのメーター液晶には特別仕様の表示がなされている。
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES
35,530円
EXTERIOR
6DEGREES
8,151円
MAINTENANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES