更新日:2011.11.16
文/編集部 写真/フォード
現地時間16日、米国で開幕するロサンゼルスモーターショー11で披露される2013年型マスタングの概要が明らかにされた。
まだ正式なスペック等が発表されたわけではないので、後日追記があると思われるが、まずは速報で紹介する。
2013年型の大きな変化は、エクステリアではLEDを使用したヘッドライト周りの変更に始まり、フロントマスクではグリルと大型スプリッターの追加、そしてフード上のエアスクープによる熱処理の向上などが上げられる。またリアはLEDを組み込んだテールランプやハイグロスブラック仕上げのガーニッシュなどが変更点。
一方エンジンは、5リッターV8と3.7リッターV6の2機種は変わらずに、5リッターV8は若干のパワーアップを果たし、420psを発生させるという。コレに伴って、6速ATトランスミッションが搭載され、これは通常のオートマチック操作とマニュアルコントロールを使い分けることができる優れものだという。またホイールのセレクトなどに(V6は17インチ、V8は18インチが標準)バリエーションが増えているという。
さらに2013年モデルでは、オプションで「GTトラックパッケージ」を設定。これはサーキット走行に向けた、専用ギアレシオのマニュアルトランスミッション(ファイナル3.73)、エンジンクーラー、強化ラジエーター、高性能ブレーキパッド、トルセンLEDなどがセットされるという。これにはブレンボブレーキパッケージ(14インチディスク)、19インチタイヤなども含まれるという。
まだ2012年にもならないのに、すでに2013年型。だが、このリリースを読んでいるだけでも、最終型の気合いの入りようが分かるというもの。
2012年型のBOSS 302も相当のマシンだが、シェルビーGT500も含め、2013年型ベースのマスタングのポテンシャルは相当なものだろう。まさしく「最新のマスタングこそ最良のマスタング」だ。
だが、この顔の、この型のマスタングは2013年型で最後となる。2014年型は、マスタングデビュー50周年を迎え、次期新型モデルに取って変わるはず。この新型は一部ではダウンサイジングし、エンジンも2.5リッターのエコブーストが主役となり(米国仕様はV8もあり)、グローバルモデルとして右ハンドルが設定され、さらに欧州市場にも積極的に投入される、という役割がもたらされる。そしてリアリジッドも廃止される…(あくまで憶測なので確定ではないが)。
こういったリニューアル マスタングに興味がないわけでないし、欧州フォードのクルマたちを見る限り、恐らく相当なスポーツカーになることが予想されるが、果たして…。
個人的にはカマロ、マスタング、チャレンジャーという現行ニューマッスルの中で、一番速いのがカマロ、一番カッコいいと思うのがチャレンジャー、そして一番乗って楽しいのがマスタングと思っている。この型のマスタングには、まだアメ車らしさが一番残っているのだ。それを持って「古くさい」という方がたくさんいるのは知っているが、昔ながらのアメ車を知っていれば、かすかに残るこの乗り味の良さが分かるはず。
だからこそ、この型のマスタングは常に最重要チェックなのです!
マスタングGTになります
こちらはシェルビーGT500
マスタングBOSS 302ですね
330,000円
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