6月7~10日にかけて入間博物館にて『ジープの機能美展2012年』が開催された。このイベントは自動車評論家の石川雄一氏が代表を務める株式会社ITFが主催団体となり、御殿場のカマド自動車をはじめとする有志の協力によってヒストリックな四輪駆動車を展示するものである。
18回目を数えた今回は、第2次世界大戦で活躍した43年型ウィリスMB、朝鮮戦争でビューした51年型ウィリスM38(MC)、民生型ジープとしては初期モデルとなる51年型ウィリスCJ-3A、日本でライセンス生産された左ハンドルジープの59年型三菱CJ-3B J4の4台のジープが展示された。
ジープ以外の車両としては、ナチスドイツが使用した43年型キューベルワーゲン、英軍も使用した97年型ランドローヴァー・ディフェンダー90、ベトナム戦争で多目的運搬車として活躍したカイザー・ジープM274A4メカニカル・ミュール、フランスの大衆車シトロエン2CVなどが並べられる。
最終日の日曜日には、熱心なジープエンスーが全国から来場。入間博物館の駐車場は新旧のジープで埋め尽くされた。
このイベントはファンの好意によって成り立っているイベントということもあり、入場料などはないが、勝手に車に触れる、展示室の中で騒ぐ、館内で飲食するなどの他人に迷惑の掛かることは一切禁止されている。その点だけ守ってくれるのなら、ジープマニア以外の来場も歓迎するとのことだ。
来年も同地での開催を予定しているが日程はまだ決まっていない。詳細はCCVホームページをチェックしてほしい。
51年型ウィリスM38。米軍の3番目のジープでウィリスMCとも言われる。発の完全帽子ジープとして開発され、のちにシビリアン・モデルのベースとなった。
自衛隊向けにCJ3Aを三菱がライセンス生産した59年型三菱VJ-3B J4ジープ。米政府に納入されたあと自衛隊に供与されたため、用途廃止のあと民間に払い下げられた。
三菱ジープの原型となった51年型ウィリスCJ-3A。CJ-2Aに次ぐシビリアン・ジープのはしりであり、大型化されたヘッドランプが外観上の大きな特徴となっている。
ご存知「元祖ジープ」こと43年型ウィリスMB。同型車のフォードGPWとともに60万両以上が生産され、第2次世界大戦を連合軍勝利に導いた。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES