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試乗記 TEST RIDE シボレーC1500 プレランナー (CHEVROLET C1500)往年のシェビーサンダー、ここに復活す

シボレーC1500 プレランナー (CHEVROLET C1500)

あえて90年代アメ車でプレランナーを目指すワケとは?

「ピックアップトラックこそアメ車の本道」とはよく言ったものだが、このプレランナーを見ればその理由がよくわかる。そう、ピックアップトラックの遊び方は無限大であるのだ。

更新日:2015.09.03文/椙内洋輔 写真/古閑章郎

取材協力

ジャパンレーストラックトレンズ
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プレランナーの人気、沸騰中

 Baja(バハ)1000という超有名かつ超過酷なレースがある。北米大陸の西南端、メキシコ・バハカリフォルニア半島を舞台に繰り広げられる1000マイル(約1600km)レース。

 それはすなわち、日本の本州縦断にも匹敵する距離を、不眠不休で一気に駆け抜ける世界一苛酷なデザートレースであり、いわゆるガレ場(砂漠や岩場)をアクセル全開で駆け抜ける。

 そんなレースだから、完走率は約50%と言われ、ドライバーも参加するマシンをも苦しめる難所が詰まった狂気の一大レースなのだが、中でも一番の人気が改造無制限の『トロフィートラック』クラスと言われている。

 トロフィークラスのレーシングカーは、ワイドボディ化されたブリスターフェンダー内にダート用のサスペンションを仕込み、昼夜を徹して走るキャノンボールレースだからこそ、補助ライトが多数装備される。

 ただ、ボディ自体は基本鋼管スペースフレームで組まれた純粋なレーシング仕様であり、市販車のカタチはしていても中身はまったくの別物となる。

 ちなみにプレランナーとは、文字どおり読めば「試走車両」ということで、上記デザートレース本番前にコースチェックの試走をするためのもの。コース視察は、市販車両では到底走ることが困難なものであり、試走できるレベルにカスタムした車両をあえて使い、それをプレランナーというのである。
LEDの光の拡散が直線方向のみなので、ちょっとでも角度がつくと写真に光が映らない。だが、実際の光量は圧倒的であり、プレラン関係なく、こういったライトカスタムだけも面白いと思う。
91年型C1500をベースにレーストラックが制作したプレランナー。前後ワイドボディやバンパー類はオリジナルパーツ。カラーリングはあえてシェビーサンダーといわれたGM製レーシングカーを模したもの。ガワだけのカスタムカーではなく、サスペンション等もきっちり調整されている。
車高はフロントがノーマル、リアが3インチダウン。それに18インチホイールが組み合わされている。リアゲートは取り外されレーシングネットを装着。プレランナーが実際のレースにおいてサポート車両としても活躍する雰囲気を演出している。
これまたオリジナルのスキッドプレートに補助ライトの組み合わせこそプレランナーの証。スキッドプレート装着によりフロントのアプローチアングルを高める役割を果たす。
こちらは本物のレーシングカー。ボディは、実際にはファイバー製の上モノだけであり、ヘッドライトすらペイントだったりする。
こちらは試走車両となるプレランナー。レーシングカーではないが、実際にコースを走るだけあって、性能の高さが求められる。
こちらはその昔ダートを疾走するシェビーサンダーカラーのレーシングカー。その名残をC1500に叩き込んで仕上げたものがここで紹介するプレランナーとなる。

プレランとしての性能が求められる

 ということで、トロフィートラックのレースカーとプレランナーとはまったくの別ものである。

 なお、プレランはコース試走のほかに、実際のレースにおいて部品や燃料を積んでサポート車両としての役割を持ち砂漠を実際に走り回るという。すなわち、生半可なカスタムではプレランが原因でレースに支障が出てしまうために、かなりのレベルでの性能が求められるのも事実なのである。

 で、われわれが最近よく出会うプレラン仕様というのは、実際のレーシングカーではなくレースをサポートする試走車両のことである。

 ということで、目前にあるプレランナーは91年型シボレーC1500をベースに制作された。搭載されるエンジンは5.7リッターV8。馴染みのある懐かしき350エンジンである。

 ボディは、オリジナルのワイドボディにオリジナルのフロントバンパー&スキッドプレートを装着し、リアにも同時にオリジナルのバンパーを装備している。
最近ではタンドラベースのプレランも日本で人気を博しているという。

過去のレーシングカーを復刻させた

 組み合わされるサスペンションは、フロントがノーマル車高のままファブテックのロングトラベルサスペンションキットを使用。一方リアはリーフのまま3インチダウン。それでも比較的高い車高を保っているように見えるのは、ワイドボディのフェンダーフレアが通常よりも浅く作られているため、視覚的にそう見えるようになっている。

 足回りに装備されるホイールはプロコンプの18インチにトーヨータイヤのフロントが305/60R18、リアが325/60R18インチとなる。またお決まりの補助ライトにはIPF製を使用し、LEDを駆使した超絶明るい光量を実現しているのである。

 気になるボディカラーだが、これは過去シボレーレーシングカーが実際に使用していたカラーリングを模したもの。

 聞けば「あえてC1500ベースでプレランナーを製作したのも、私の思い入れが深いスタイルだからです。ベースデザインは90年代初頭のシボレーレーシングカー『シェビーサンダー』。これは私が実際にバハを走っていた時代のGM製トロフィートラックがモチーフになっています。 リアロールバーのゼッケンは、当時のバハを一緒に走った仲間への思いですね」

 レーストラック高橋氏は、過去実際にバハレースを走っており、その時代のレースカーを復刻させたということである。また、あえて90年代のアメ車ベースで制作しているのにも理由があるという。

 最近誌面を賑わすプレラン仕様は、比較的新しいアメ車ベースであることがほとんど。すなわちベース車価格とカスタム費用を加味すれば、500万から1000万円近い出費が予測される。ただ、それでは実際にプレランを楽しむのはひと握りの方々に限られてしまう。だからこそレーストラックは、あえて90年代のピックアップトラックでプレラン仕様を作ってみせたというのである。
オリジナルのフロントバンパー奥に見えるのがフロントファブテックサスペンション。ロングトラベル化されたストロークを増したサスペンションで走破性を上げる仕様となる。
ホイールはプロコンプの18インチにトーヨータイヤのフロント305/60R18、リアが325/60R18インチが装着される。
衝撃吸収機能付きリアロールバーにゼンケンプレートが雰囲気を高める。
きっちり整備の行き届いた往年の350エンジンだけに普通に走らせるだけでも心地よさが感じられる。まだまだ十分に現役といった感じだった。
オリジナルのサイド出しマフラーが装備されている。下向きに装着しているから車検対応(笑)。サイド出し以外にも音質にもこだわっており、まさにアメリカンV8といった攻撃的なサウンドが響き渡る。
レーシーな雰囲気を出すための追加メーターで気分が高まる。センターコンソールのスイッチ類は補助ライトの各種スイッチ。あえてレーシングカーのようなボタン操作でこれまた雰囲気を高める。

あえて90年代モデルで制作した理由とは

 同時に高橋氏は、「プレランスタイルのカスタムは、アメリカでは最もポピュラーなスタイルです。特に中部から西にかけて。ただ、日本では知る人ぞ知る的な感じなので、今後その認知度とカッコ良さを広めて行きたいですね」とも語ってくれた。

 今回はあくまで、その存在を知らしめるためにあえてシェビーサンダーのカラーリングを用いたが、もし今ピックアップに乗っていてプレラン風味を味わいたいと思ったならば、前後バンパーと補助ライトで飾り、ボディカラーはシンプルなままで維持するのが良いだろうと思う。
 
 それにしてもピックアップには様々なスタイルが存在し、遊び方の量がハンパではない。そういう意味では、ピックアップこそアメ車の筆頭と言われる所以なのだろう。

 レーストラック製シェビーサンダーには、オリジナルのサイド出しマフラーが装備されており、そいつの爆音といったら超刺激的。ここ最近のV8パフォーマンススポーツカーでさえも味わえないほど濃密なV8サウンドとエキゾーストサウンドが味わえ、あえて旧式のアメ車に乗る意味を改めて教えてくれるのである。

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