Toyota Racing Dream Build Challenge というイベントが現地で行われている。これは米国モータースポーツの4選手が夢の実現として、こんなマシンがあったらいいな的な夢を実現し、そしてそのコンセプトカーを製作。4名のレースドライバーがそれぞれ試作したマシンが投票により優劣が決められ(10月20から29日まで)、勝者にはトヨタから5万ドルの賞金が。
そしてそれを手にしたドライバーは慈善団体に寄付するという流れ。この試作されたマシンたちのお披露目は、10月30日から行われるセマショーにて正式発表されるという。
で、今回われわれマスコミ宛に送られてきたリリースには、現在投票が行われているマシンの写真が送られてきた。といっても全貌が明かされるのがセマショーということで、あくまで簡単なコメントと写真のみ。けど、見ているだけでもヘぇ〜とうなずけるものばかり。
で、まず最初が、ドラッグレーサーが作るセコイアベースのドラッグマシンである「ファミリードラッグスター」。21.5インチのワイドリアタイヤにTRD製スーパーチャージャーとニトロを搭載して650hp以上を発生させるモンスターエンジンが特徴。しかしこれでも9〜10秒前後で走るセコイアを作りにはまだ足りず、大幅な軽量化を実施中とのこと。
室内はドラッグミッションのほかに、4名分のシートと5点式ハーネスと何と子供用のミニシートを準備(つまり5名乗車のドラッグマシン!)。またフルカスタムロールゲージとテールマウントのパラシュートは万が一の安全性を考慮。
セコイアとはいえ、ドラッグマシンとなるとここまで過激なスタイルになるのかとちょっとビックリだが、カーボンリアウイングなどを見ると、ホンモノのマシンとしてのオーラに満ちている。
サスペンションは、フロント5インチダウンにリアはカスタムフレームした4リンクサスペンション。ショックは、アジャスタブル可能なカスタムコイルオーバーとなっているという。
次がこれまた女性のドラッグレーサー(Alexis DeJoria)が作るオフロードタンドラ「プレランナー」。
彼女が率いるエンジニアチームは、ベースとなるタンドラのシャシーとボディに大幅な変更を加えている。デザートレース全域に耐え得るようにサスペンションを変更し、レーシングショックをインストール。またフロント20インチ、リア24インチタイヤを組み込み、あらゆる部分に妥協なく、ホンモノのレーシングマシンを目指して製作されている。
搭載されるエンジンは、5.7リッターV8スーパーチャージドだが、燃料にはリアに搭載された燃料電池が使用される。
このプレランナーには、革巻きのロールゲージが装着され、長い砂漠でのレースを快適にこなすために、ハイパワーJBLのサウンドシステムが装備されているという。
NASCARレーサー(Kyle Busch)が手がけたRowdy カムリである。この「Rowdy」とは、Kyle Buschのハンドルネームにちなんだもの。このカムリはデトロイト・スピードエンジニアリング社においてカスタムされ、ワイドボディにフロントのエアスプリッターとリアディフューザーと迫力の専用エキゾーストがポイント。
このRowdy カムリのオフィシャルカラーは黒、赤、白であり、それらカラーを内外装に取り入れ、インテリアにはレクサスFの黒、赤バケットシートをインストールしている。
サスペンションは、デトロイト・スピードエンジニアリング社によりローダウンされ、フロント18-35/275、リア18-35/295タイヤを装着している。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES