アルミホイールをリクローム(再メッキ)する際の大まかな作業工程は下記の通り。
01/状態確認
02/ホイールの分解
03/塗装、メッキの剥離
04/破損箇所の修復(ガリ傷溶接など)
05/下地研磨(ペーパー#400〜#600)
06/バフ仕上げ(自動機乾式バフ→自動機湿式バフ)
07/治具付け(補助陽極組付け)
08/銅メッキ
09/銅研磨(ペーパー#600 バフ#1000〜)
10/治具付け(補助陽極組付け)
11/ニッケルクロム処理
12/検査
13/ホイールの組立
上記の01〜13は、あくまでも一般的なリクロームの行程を並べているだけだが、これを見ただけでも時間と労力がかかる作業であるのが分かるだろう。
前記した作業工程の中で補足が必要なのは01、02、13だ。
まず01の『状態確認』だが、ホイールの状態しだいではリクローム出来ない場合もある。例えばリムやディスクが歪んでいたり、溶接では修復不可能なほどの大きな傷があるようなホイールはリクローム不可となる。
次に02の『ホイールの分解』であるが、これは基本的には3ピースホイールのみの作業工程となる。鍛造でも鋳造でもモノブロックの1ピースホイールや、リムとディスクが溶接されている2ピースホイールなどはそもそも分解が出来ないので丸ごとリクロームの行程に入ることになる。
最後の13『ホイールの組立』については02で分解作業を行った3ピースホイールのみの行程となるのだが、例えばピアースボルトやホイールキャップを新品に交換する場合にはここで一緒に組付けする事になる。
なお、BBFヤマテはあくまでも金属製品の『磨き』&『クロムメッキ』の専門工場なので、ホイールの分解&組立に関しては外注作業となる。
ホイールのリクローム(再メッキ)は、大きく分けると二つの行程に分類する事ができる。一つ目は表面剥離を含む下地処理で、二つ目はクロムメッキだ。
クルマのボディのカスタムペイントなどと一緒で、仕上がりに大きく影響を及ぼすのが下地処理であり、バフ仕上げなどをどれだけしっかりと行うかにより、二つ目のクロムメッキ処理の仕上がり具合が変わってくる。当然ながらバフがけの専用機械の取扱いに習熟した職人の技術も必要となる。
二つ目のクロムメッキ処理に関しては、設備的なものが重要となるほか、治具付け(補助陽極組付け)の際の治具の形状や陽極の組付け方などに職人の技術や経験が必要であり、専門的な知識のない人間ではまず出来ない作業となる。
>>リクローム(再メッキ)でアルミホイールを再生! その1
>>リクローム(再メッキ)でアルミホイールを再生! その2
>>リクローム(再メッキ)でアルミホイールを再生! その3
>>リクローム(再メッキ)でアルミホイールを再生! その4
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