新たに発表されたモデル3は、航続距離、パフォーマンス、安全性と居住性を一体化した、テスラのみが製作可能なプレミアムセダンである。
モデル3は、テスラのラインナップで最も低価格であり、一回の充電で345km分の航続距離を目指し、クラスで最も安全なクルマを目指してデザインされている。なお0-100km/h加速は6秒以下という。
モデル3は、テスラロードスター、モデルS、モデルXに続く第4のモデルとなり、のちに日本での発売が予定されているというのだが、日本での販売価格は納車時期の為替レートや輸送コストその他諸経費が加算されるため現段階では未発表であるが、すでに日本で発売されているモデルSよりはかなり安価になるに違いない。ちなみに現地価格は3万5000ドルである。
このモデル3、正式デビューは2017年後半を予定しているというが、現地では早々に11万5000台以上の予約オーダーを集めているというから凄まじい人気ぶりだ(直近で30万台を越えたという)。
それにしてもモデル3の造形はかなり独特な形状である。正直、最初見たときはクレイモデルかと思ってしまったほどシンプル極まりないデザインだと思えてしまったのだ。
その理由のひとつが、フロントグリルレス。クルマにフロントグリルは付き物とは決まってないのだろうが、初めて見るグリルレスカーを見てマンガに出てくる未来カーのような雰囲気に圧倒されたのである。だがこれこそが、バカデカいエンジンを持たないテスラにしかできない特有のデザインということになるのだろう。
くわえてAピラー上部からリアテールに至るルーフ部分は全面ガラスルーフになっており、これまた既存の自動車製造においては決して成し得ない(もしくはやらない)デザインを採用しているのである(通常のルーフもあり)。
一方、インテリアもシンプル極まりない造形である。メーター類は一切なく、お決まりのセンターコーンソールに鎮座する大型15インチ4Kタッチスクリーンモニターに速度やナビ情報、エアコン操作に至るあらゆる情報が表示される。
で、驚きは、このダッシュボード自体が既存の自動車よりも位置が前になっており、同時にフロントシートも前側に位置しているから、リアの居住スペースが同セグメントカー以上に広く、5人乗車全員に快適な居住スペースが与えられているのである(これまたエンジン自体を持たないテスラならでは)。
このモデル3、既存の安全テストにおいてはどのテストにおいてもクリアするレベルであり、デュアルモーターの4WDモデルでテスラらしい爆発的な加速感は健在であり、オートパイロット機能も装備されるというから、まさに近未来の最新電気自動車ということになるのだろう。
実際の話、モデル3が日本に根付くのにはまだまだ時間を有するだろうが、本国においては熱狂的なテスラファンがいるのは事実であり、モデル3の出来栄えによってはこの先、年間生産台数50万台突破も決して夢ではないのだろう。
330,000円
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