アフターマーケット業界でエキゾーストシステムを製造しているアメリカのマグナフロー(MAGNAFLOW)は、自動車業界のオーソリティに認められたメジャーブランド。その人気の秘密は、品質、パワー、そしてサウンドと、マフラーを求めるユーザーの琴線に触れる商品を常に販売し続けていることである。
たとえば過去、アメリカ製パーツを自身で取り付けたことのある方ならご存知だろうが、組み立てでなく、単なる交換でもピッタリと収まらない完成度の低さ。「まあそれもアメリカの味」と言ってしまえばそれまでだが(笑)、アメ車自体の完成度が日増しに高くなっていっている昨今、そんなパーツ類は当然ながらどんどんと淘汰されていく。
で、そうした中で常にトップランクの位置を走り続けてきたマグナフローの良さとは、圧倒的な品質の高さ。聞けば、「モノが届けば、1時間~2時間程度で交換可能」ということで、車種ごとの異なる設計にもかかわらず、きっちりと作りこまれた製品クオリティが維持されている。だからこそ、欧州車ユーザーにも認知されているという。
同時に、マグナフローは素早い新型車への対応の早さも特徴となっている。車両を自社で準備しテストと開発を進め、品質の高い新型車両へのシステムをいち早く用意する。余談だが、GMから新型カマロの4気筒エンジンモデルの正規輸入車が今年の秋に日本に導入されるというが、マグナフローでは4気筒エンジンのパフォーマンスマフラーがすでに発売されているのである。
開発を担当しているR&Dセンターは、3万平方フィートの広大な敷地を持ち、ダイナモテスターやフローベンチなども自社完備。すべてのパワー出力とフロー率をチェックし、マフラーを装着したことによる出力アップを重視した作りになっている。
マフラーはパワーアップと同時にその音質も非常に重要な要素であるが、マグナフローはその音質へのこだわりも自社内の対応で具現化する。
ステンレス製のコアを消音材で覆ったストレート構造のサイレンサーは独特の重低音サウンドを奏で、同時に消音材の劣化に考慮した独自の製法により長期使用においても音質が変化せず、寿命が長いのも特徴である。
また、加熱されたパイプをマンドレルという金型に流し込んで拡管しながら曲げるマンドレルベント製法を駆使し、R部分の径を変化させることなくキレイに曲げることができるため、見た目だけでなく排気効率にも優れるマフラーなのである。
すなわち、品質、出力、音質を追究するために膨大な費用と時間を研究開発に費やし、すべての製品は自社の研究開発センターにて設計、開発され、厳しいテスト基準をクリアしたものだけが製品化されるというある意味究極のマフラーなのである。
以上のような特徴にくわえ、今や珍しいこだわりの「MADE IN USA」製という響きが、アメ車ユーザーを常に刺激し続けるのである(今や中国製や台湾製が主流だろう)。
で、上記のマグナフローの良さをさらに引き立たせるのが、日本総輸入元ができ、保証付きの正規品として日本にて販売されているということである。
ほぼありえないが、仮に商品が間違っていたり、キズや破損があった場合には適切に対応してくれるし、何より嬉しいのが、日本の倉庫にモノがあれば各取扱店に最速で翌日から3日間くらいの期間で届くことである。万が一、本国からの取り寄せでも3週間程度(在庫があれば)で届くというから、さすがは正規品。
「今現在、日本全国で16箇所の取扱店がありますが、各店で在庫をお持ちのショップもありますし、弊社注文でもモノがあれば最速でお届けすることが可能です」と商品課の岩田氏。
続けて、「今は昔のようなただただデカい音を求めるというよりは、音の質感といいますか、純正品よりも明らかに変化しつつも、程よい無骨なサウンドを求める方が多くなりました。もちろん、マグナフローにもコンペティション系の轟音マフラーは存在しますが、ストリートをより気持ちよく走るためのマフラーがチョイスされる傾向にあるようです」
それが証拠に、ジープ系の、足回り等がノーマルのレネゲードやラングラーへのマフラー装着率が高く、とくにここ数カ月ではラングラー用のマグナフローの販売数は、他車をしのぎ一番であるという。要するに派手なカスタマイズやアクティブな走りはしないが、「マフラーだけは替えたい」というアメ車らしい「音」を求めるユーザーが再び多くなってきているということである。
なおマグナフローに関しては、上記のような最新車両や現行型車のみならず、旧車への対応がなされているのが素晴らしい。恐らく、日本メーカーだと考えられないような30年以上も前の旧車、たとえば69カマロやマスタング、チャレンジャー等といった車両へのマフラーも販売されている。
「じつはマグナフローの親会社は長年触媒を製作していたメーカーです。その関係からか、触媒の交換が余儀なくされる旧車に対するフォローをずっと続けており、当然その流れから旧車のマフラー製作も続けているのです」
触媒とは、窒素酸化物(Nox)、一酸化炭素(CO)と炭化水素(HC)の3つのガスを浄化する装置であり、三元触媒とも言われている有害ガスを化学反応にて無害なガスに浄化する装置。当然、クルマを走らせる上でなくてはならない存在であり、一般的には寿命の長いパーツである。
とはいえ、長い年月をかけ距離を刻めばいずれ触媒にもガタが出る(O2センサーが異常信号を発する)。そうなって初めてわかる触媒の大切さ。というか、純正品は驚くほど高価なパーツである。交換を躊躇うほど高額である。
だがそんな時、マグナフローの触媒なら、モノによっては純正定価の半分以下の値段で購入可能なのである。
で、そういうこともあって、アフターパーツの触媒としてもマグナフローは名を轟かせているのである。
「もともとマグナフローの親会社であるCar Sound Exhaust System社は20年以上の歴史を持つ触媒メーカーです。アメリカでも触媒は大切なパーツですし、日本では考えられないほどの距離を走りますから、触媒の交換が結構頻繁にあるので需要が高いのです」
長年のノウハウと独自の技術から生み出されるマグナフローの触媒は、マフラー同様の品質を維持しながらも、古い年式から新しい年式まで幅広いラインナップを、低価格で実現している。そしてそれはパフォーマンスマフラー以上の需要をもたらしているのである。
「日本でも触媒はマフラー以上に売れていますね」
ということで、われわれの知るパフォーマンスマフラーで名を馳せるマグナフローは、パフォーマンスマフラーのみならず触媒に至るまでの幅広い排気関連部品を取り扱っており、いざという時に「頼りになる存在である」ということも覚えておくべきである。
※今回取材させていただいたマグナフローでは、2017年7月1日から9月30日かけ期間限定のオリジナルキャンペーンが行われる。内容は、マグナフローのパフォーマンスマフラーまたはダイレクトフィット(車種専用)キャタライザーを購入した全員に、国内未販売のTシャツとオリジナルキーホルダーがセットでプレゼントされるというもの。マフラーや触媒の購入を検討している方は、この期間を有効に活用するのが良いだろう。
>> マグナフロー正規取扱店一覧 を見る
>> マグナフローサマーキャンペーン を見る
参考までにラングラーJKのマグナフロー装着車。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES