2008年に登場した現行型ダッジチャレンジャーは、2015年にモデルチェンジし、そこを境に前期型、後期型と記されるようになった。
現在、市場の中心となるのは後期型であり、徐々にだが前期型の中古車個体の数が減っている。いや、正確には「まともな個体」の数が減っている。
だが、今、じつは前期型のプチブームが起こっているという。2015年以降のモデルに乗られる方が多くなり、前期型のシンプルなモデルを探している方が増えているというのである。
前期型のシンプルなモデル、それすなわち今回取材したようなクリーンな低走行車両車のことである。
余談だが、現行チャレンジャーというのは、復刻モデルと言われており、マスタング同様、過去の歴史的モデルのデザインを現代版モデルに投影させている。
で、2008年に登場した復刻チャレンジャーは、1970年モデルをデザインベースにしているのである。
一方、2015年にモデルチェンジした後期型は、1971年モデルをベースにしているから、フロントグリルやテールレンズの違いは、そうしたベースモデルの違いとリンクしているのである。
こうした違いを踏まえ、今、前期型チャレンジャーの程度良好モデルは引く手あまたと言われているから面白い。
なお、今回取材した個体はR/T。R/Tは、搭載エンジンが5.7リッターV8であるが、このR/Tのみ、前期型も後期型もエンジンの違いがほとんどない。後期型に8速ATが搭載されるようになるが、それ以外でのスペックの変化がほぼないから、R/Tに関しては前期型がいい、というオーナーさんがたくさんいると言われているのである。
ちなみに、V6エンジンやV8でも6.1リッターモデルになると、排気量やパワーが向上しているから、どうしても後期型に人気が集中してしまうのは致し方ないのかもしれない。
さて、取材した個体は2012年型。走行約2.6万キロというから約8年間で年3000キロちょい走行という少なさ。しかもR/Tのクラシックというモデルだから、ボディサイドにラインが入り、ホワイトボディとのコンビネーションが非常に良い。
くわえて、車高が若干下がり、フロント19、リア20インチの異径サイズのタナベホイールを履いているから戦闘モードが非常に強そうな印象を持つが、実際にはそんな感じはまったくしない。
チャレンジャーといえば、派手なカラーリングが似合うから、白いボディの印象はあまりないのだが、クラシックのラインとともに落ち着いた感じを発していて、どちらかといえば品を感じさせるから不思議だ。
とはいえ、マグナフローのマフラーから発生られるご機嫌なサウンドは健在だから、良い意味でまとまった、大人なチャレンジャーと言えるかもしれない。
当然、個体の距離数が示すように、室内空間のヤレも極少であり、当然ドア下がり等のボディのヤレもほとんど感じない。それでいてトータルバランスを重視したカスタマイズが施されているのだから、オンリーワン的な存在として非常にオススメだと感じたのである。
ちなみに、ガレージダイバンは、FCA車両全般のECUをチェックできるワイテック2.0を工場に完備している。
だから、最新車両から中古車に至るまでのフルチェックが可能であり、こうした中古車も当然各部のチェックが済まされてた状態で納車されるから、ワイテック2.0を持っていないショップの車両と比較して、安心感が段違いなのは言うまでもないのである(ワイテック2.0を持っていなければ、今やミッションオイルの交換もできませんし)。
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