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試乗記 TEST RIDE 2012 ダッジ チャレンジャー R/T1970年モデルがベースの前期型が今、人気上昇中

2012 ダッジ チャレンジャー R/T

しかもエンジンが変わらないR/Tだからこその人気

走行が約2.6万キロという2012年型のR/Tを取材した。

更新日:2020.02.05文/椙内洋輔 写真/古閑章郎

取材協力

ガレージダイバン
TEL 03-5607-3344 [ホームページ] [詳細情報]

2015年を境に前期後期と住み分け

 2008年に登場した現行型ダッジチャレンジャーは、2015年にモデルチェンジし、そこを境に前期型、後期型と記されるようになった。

 現在、市場の中心となるのは後期型であり、徐々にだが前期型の中古車個体の数が減っている。いや、正確には「まともな個体」の数が減っている。

 だが、今、じつは前期型のプチブームが起こっているという。2015年以降のモデルに乗られる方が多くなり、前期型のシンプルなモデルを探している方が増えているというのである。

 前期型のシンプルなモデル、それすなわち今回取材したようなクリーンな低走行車両車のことである。

 余談だが、現行チャレンジャーというのは、復刻モデルと言われており、マスタング同様、過去の歴史的モデルのデザインを現代版モデルに投影させている。

 で、2008年に登場した復刻チャレンジャーは、1970年モデルをデザインベースにしているのである。
一瞬、戦闘モードが強そうなイメージを持つが、実際には品良くまとまっており、大人が似合うチャレンジャーといった感じだ。
2012年型のR/Tクラシック。走行約2.6万キロの程度良好個体。車高、ホイール、マフラーと手が加わっているが、決して下品にならず、品良くまとまっている。
リアテールは、今回ガレージダイバンが取り扱っているアフターのテールレンズキットに変更されている。前期型に後期用テールを装着したと思ってもらえばわかり易いか。
本来の前型テールはご覧の感じ。「前期型のテールが良ければ戻すし、後期型のアフター品が良ければこのままにします」とスタッフの方が説明してくれた。
前期型にはこの70年型と同タイプのグリルとテールレンズを装備している。たった4年間のみの初代チャレンジャーが一番輝いていた70年と71年のデザインを表現しているのが面白い。
R/Tに搭載されるエンジンは、5.7リッターV8HEMI。372hp、最大トルク400lb-ftを発生させる。このエンジンは前期後期とで違いはほぼない。
前期型の直線基調だったインテリアにゲート式ATシフトが前期型の特徴。当時の質感は決して高いものではないが、低すぎることもない。

R/Tのエンジンは前期後期で共通

 一方、2015年にモデルチェンジした後期型は、1971年モデルをベースにしているから、フロントグリルやテールレンズの違いは、そうしたベースモデルの違いとリンクしているのである。

 こうした違いを踏まえ、今、前期型チャレンジャーの程度良好モデルは引く手あまたと言われているから面白い。

 なお、今回取材した個体はR/T。R/Tは、搭載エンジンが5.7リッターV8であるが、このR/Tのみ、前期型も後期型もエンジンの違いがほとんどない。後期型に8速ATが搭載されるようになるが、それ以外でのスペックの変化がほぼないから、R/Tに関しては前期型がいい、というオーナーさんがたくさんいると言われているのである。

 ちなみに、V6エンジンやV8でも6.1リッターモデルになると、排気量やパワーが向上しているから、どうしても後期型に人気が集中してしまうのは致し方ないのかもしれない。

 さて、取材した個体は2012年型。走行約2.6万キロというから約8年間で年3000キロちょい走行という少なさ。しかもR/Tのクラシックというモデルだから、ボディサイドにラインが入り、ホワイトボディとのコンビネーションが非常に良い。
超硬派なチャレンジャーも好みだが、こうした品のある仕様もいい、と今回改めて確認できた。

品良くまとまった大人仕様

 くわえて、車高が若干下がり、フロント19、リア20インチの異径サイズのタナベホイールを履いているから戦闘モードが非常に強そうな印象を持つが、実際にはそんな感じはまったくしない。

 チャレンジャーといえば、派手なカラーリングが似合うから、白いボディの印象はあまりないのだが、クラシックのラインとともに落ち着いた感じを発していて、どちらかといえば品を感じさせるから不思議だ。

 とはいえ、マグナフローのマフラーから発生られるご機嫌なサウンドは健在だから、良い意味でまとまった、大人なチャレンジャーと言えるかもしれない。

 当然、個体の距離数が示すように、室内空間のヤレも極少であり、当然ドア下がり等のボディのヤレもほとんど感じない。それでいてトータルバランスを重視したカスタマイズが施されているのだから、オンリーワン的な存在として非常にオススメだと感じたのである。
ガレージダイバンでは、以前紹介したチャレンジャーのコンバーチブルをも取り扱っているショップだ。
車高が若干下がり、フロント19、リア20インチの異径サイズのタナベホイールを履いている。
R/Tのクラシックだから、ボディサイドにラインが入り、ホワイトボディとのコンビネーションが非常に良い。
シートの出来は特筆もの。自社製のバケットタイプのシートはホールド性が良好であり、乗降性に優れる逸品。
今の時代、持っていて当たり前と言われる電子デバイスだが、ダイバンは当然持っている。工場もスペースが大きく、二基のリフトに他の作業スペースもあるクリーンな工場だ。

ワイテック2.0なきショップはFCA車両の整備はできない

 ちなみに、ガレージダイバンは、FCA車両全般のECUをチェックできるワイテック2.0を工場に完備している。

 だから、最新車両から中古車に至るまでのフルチェックが可能であり、こうした中古車も当然各部のチェックが済まされてた状態で納車されるから、ワイテック2.0を持っていないショップの車両と比較して、安心感が段違いなのは言うまでもないのである(ワイテック2.0を持っていなければ、今やミッションオイルの交換もできませんし)。

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