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[試乗記]

ラングラーやグラチェロLによりV6エンジンへの違和感は皆無

2022 ダッジデュランゴ GT

3列シートを有するアメリカンSUVの代替候補としてもオススメ

チャレンジャーのみならずデュランゴのV6モデルも積極的に導入している。その中から「GT」を取材した。

更新日:2023.04.29

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]
     BUBU横浜 TEL 045-923-0077 [ホームページ] [詳細情報]

「積極的にV6」という方が増えている

 ダッジデュランゴといえば、かつてはミッドサイズボディにV8エンジンを搭載したアメリカンSUVとして日本でもブレイクした過去を持つが、現在はプレミアムSUVとして多くのラインナップを有している。

 そんな中、今日本で人気のデュランゴといえば、V6モデルとV8スーパーチャージャーであるという。すなわちラインナップの両極端に位置するモデルの人気が高く、かつての中心モデル=V8モデルの人気はイマイチだという。

 で、この現象を想像するに、V8スーパーチャージャーモデルの人気は言わずもがなだろう。いわゆるヘルキャットエンジンを搭載したデュランゴのトップモデルであり、700hp超のSUVは世界中を見ても限られるわけだから、そりゃ買えるなら誰もが一度は乗りたい存在だろう。

 だがこのV8スーパーチャージャーモデルは、個体数が限られる&価格が1500万円を超えるから、人気(興味)があるとはいえ、買える方自体がめちゃくちゃ限られる。

▲2022年型GTのAWDで走行約25000キロのBCD車両。デストロイヤーグレーであることもポイント。

▲パフォーマンスのデュランゴというイメージがあるかもしれないが、実際には実用的にも使えるプレミアムなSUVである。

▲個人的にも非常に魅力を感じるリアテールランプのデザイン。これを真似る国産車もあるくらい。

 一方でV6モデルの人気高騰も理解可能である。

 まずは、「GT」の登場により下位モデルという意識が減ったこと。かつては「SXT」のみだったが、そこに走行性能と装備品を高めた「GT」が登場したことで、あえてV6モデルをチョイスする方が増えたのだ。

 また、ジープラングラーやグランドチェロキーLの存在がV6デュランゴ人気に火をつけた。

 ここ数年、日本でのラングラー人気は凄まじいものだった。もちろんそれはラングラー自体の魅力とディーラーの販売努力の賜物であるが、コロナ禍により状況が一変。ディーラーに入庫する車両数が減り、またウクライナ問題が発生すると同時に価格が上昇。

 ラングラーに関しては、筆者がかつて取材した時点で2リッター直4モデルが620万円程度であったが、現在は870万円(アンリミテッドサハラ)。くわえて、この間にラングラーに搭載されていたV6エンジンが生産終了し、直4ターボモデルのみになっている。

 こうした諸条件によって、ラングラーを諦めた方は多いと聞く。そしてその中の数割がデュランゴV6に動いたという。

 要するにラングラー辺りを狙っていた方には「V8がマスト」という方は少なく、V6エンジンに抵抗があまりない。

▲搭載されるエンジンは3.6リッターV6で、295hp、最大トルク260lb−ftを発生させる。

▲このV6エンジンは、ラングラーやグランドチェロキーLにも搭載されるだけに引け目を感じることがないのが嬉しい。

▲265-50R20インチタイヤが装着されている。

 またジープブランドを見ればわかるが、トップモデルのグランドチェロキーLにも同じくV6エンジンが搭載されている=積極的に「V6がいい」という方々が増えているのである。

 ちなみに、グランドチェロキーV6に乗っている方がBCDでV6チャレンジャーを購入されたという。その方は「V6にずっと乗って信頼性を知っているから」ということだったが、そういう方々が実際にいるのである。

 もう一つ余談だが、かつての人気モデル・V8R/Tの人気がイマイチなのは、SUVの多様性があげられるだろう。恐らく、その(価格)レベルになると選択肢が多く世界中のライバルが視野に入るから、「どうしてもデュランゴ」という方以外は別の選択肢をチョイスするのかもしれない。

 で、BCDはこういった世の動きがある以前から積極的にV6モデルの選択肢を用意している。すなわち下位モデルを含めたラインナップの導入を心がけており、一方でV6モデルのデュランゴを他店で見ることはまずないから、購入検討者は自ずとBCDへと足を運ぶことになるのである。

▲インテリアの質感は非常に高く、デザイン的な洗練も感じさせるから満足感も高い。

▲組み合わされる8速ATによって小気味良く走らせる。

▲センターコンソールのまとまりやボタン類のタッチ感にも優れる。

 ということで、取材車は2022年型のGT AWD。走行2万5000キロのBCD車両。ボディカラーはデストロイヤーグレーということで、バリバリのアメリカン。

 チャレンジャーでもそうだが、デストロイヤーグレーをまとうと雰囲気が全く異なる。ちょっと強面な印象が増幅するというか。だから人気も高いのだろう。

 で、搭載される3.6リッターV6エンジンは、295hp、最大トルク260lb−ftを発生させ、当時同じくラングラーに搭載されていた3.6リッターV6(285hp)よりもパワーが10hpアップしているから、街中から高速に至るあらゆるシチュエーションで軽快に走らせることが可能である。

 くわえて3列シートの7名乗車である。それはラングラーでは不可能であり、グランドチェロキーLでは可能だが、今度は価格帯がデュランゴV6よりも上がってしまう。

 仮に今回の取材車で比較すれば、BCDで販売されているV6デュランゴが828万円。一方正規ディーラーで販売されているグラチェロLはリミテッドで934万円、サミットリザーブで1189万円である。

 価格が全てではないが、同じV6搭載車でも上記のような違いがあるわけだから、3列シートのデュランゴV6を積極的に選ぶ方がいてもおかしくはないわけである。

▲V6エンジンとはいえ、8速ATにはパドルシフトが装備される。

▲センターにスピードメーターを配したメーター類。240km/hまで刻まれているから十分と言えるだろう。

▲レザートリムのバケットシートが装備される。この車両で唯一の使用感は、このフロントシートにおけるレザーへの跡。とはいえ、これだけなのだからさすがのBCD車両である。

 個人的には、2011年に登場し2016年で国内販売に終止符をうったフォードエクスプローラー乗りの次なる乗り換え候補車として、V6エンジン搭載のデュランゴはオススメではないかと考える。

 エクスプローラーは特にファミリー層に人気が高く、すなわち3列シートの必要性が高い方々に非常に売れていた。が、ご存知フォードジャパンがなくなったことでその後の乗り換え車がなく、車検を繰り返し乗っているか、再び国産車に戻っているオーナーさんが多いと聞く。

 だが、デュランゴなら同じく3列シートを持ち、さらにV6エンジン搭載で(V8モデルよりも)若干経済的にも有利であるし、販売しているBCDが、独自の購入プランや適切なアフターフォローを駆使して買いやすくかつ安定した維持を約束してくれるから、まるでディーラー車のような安心感にて乗ることが可能である。

 ということで、若干話はそれたが、今人気のV6搭載のデュランゴは、BCDなら実車を見ることが可能であるから、ぜひ実物を前にボディの迫力や室内空間等のチェックをしてみて欲しい。

▲セカンドシートの使用感は皆無と言っても過言ではないコンディションの良さ。

▲3列シートも言わずもがななコンディション。この存在がファミリー層には非常に重要である。

▲3列目シートがあってもリアの荷室のスペースがある程度確保されているのが素晴らしい。

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