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試乗記 TEST RIDE 2008 クライスラーPTクルーザー中古車はマイナー後の2006年以降モデルがベスト

2008 クライスラーPTクルーザー

デザインは未だ現役で通用するほど個性的

現在の最新アメ車は価格帯が向上し、一部の高額所得者のためのクルマと化してしまった感があるから、PTクルーザーのような魅力的な中古車を1台でも多く後世に乗り継いでいって欲しいと思うのである。

更新日:2021.04.08文/田中享 写真/田中享

取材協力

ガレージダイバン
TEL 03-5607-3344 [ホームページ] [詳細情報]

全世界累計135万台の販売台数を記録する名車

 1930年代に登場した名車・クライスラーエアフロー。先進技術と曲面を多用した流線型のフォルムが特徴だったエアフローのフォルムを現代的に具現化したのがPTクルーザーだった。

 PTクルーザーは、1999年のデトロイトショーでデビューし、2000年に日本正規導入を果たし、当初は2リッターエンジンのみだったが(本国には2.4リッターもあり)、05年から2.4リッターへと排気量を拡大させ、06年では内外装の仕様変更にてリフレッシュを行い、生産終了となった2010年までに全世界累計135万台の販売台数を誇る名車となった。

 また、デビュー当時以降流行った復刻デザインおよび懐古主義的なクルマの先駆け的な存在とも言えるのである。

 PTクルーザー以降フォードサンダーバード、マスタング、クライスラー300、ダッジチャージャーetcへと続くのだ。

 取材した車両は08年型の2.4リッター直4NAエンジン搭載の「リミテッド」というグレードだったが、当時のPTクルーザーには、ベースの「クラシック」、走りに振ったレギュラーグレードの「ツーリング」、豪華仕様の「リミテッド」、ターボエンジン搭載の「GT」、さらに「カブリオ」といった複数グレードが存在していたのである。
日本に上陸した2000年から8年間正規輸入され、2010年に生産終了したPTクルーザー。取材個体は、その正規最終モデルとなる08年型のディーラー車で4万8000キロ走行。
基本フルノーマル車だが、ホイールのみワーク17インチが装着されている。このまま乗ってもいいし、純正に戻すも良しだし、よりファニーなホイールに交換するのも良い。
ちなみにエアフローとはこんなクルマ。1930年代の名車で、先進技術と曲面を多用した流線型のフォルムが特徴だった。
搭載される2.4リッター直4NAエンジンは、143ps、最大トルク21.8kg-mを発生させる。排気量通り低速トルクが力強く街中走行が楽しい。個体のエンジンルームは非常にキレイだった。
非常に印象の良いインテリア。クラシックな雰囲気にデザインされ、レトロなエクステリアとのバランスも良い。所有感も満たされる。

内外装がリフレッシュされた2006年以降がベスト

 ちなみに223psを発生させる2.4リッター直4ターボ搭載の「GT」と2.4リッター直4NAの「カブリオ」は、すでに個人的な名車認定が済んでいるだけに、中古車となった今でもオススメ鉄板モデルと言えるのである(笑)。

 クラシカルなデザインが人気のPTクルーザーだが、06年モデルでは外観の一部と内装のデザインが変更され、モダンな雰囲気が加わった。外観では、フロントグリルがメッキになって高級感が増したほか、フロントとリアのコンビネーションランプのデザインに変更が加えられた。

 一方サテンシルバー仕上げのインパネが目を引く内装は、以前と比べグッと洗練されている。というわけで、だからこそ筆者的には06年モデル以降の中古車をオススメするのである。

 レトロ調なエクステリアと上手く調和のとれたインテリアは、ドライバーに船の舵取りの印象を与える細身スポークのステアリングの他に、メーター周囲にはボディカラーと同色のパネルがあしらわれ、グレーのボール状のシフトノブに至るまで見事クラシックな雰囲気で満たされている。
今乗るとFFっぽさを如実に感じるが、それ以上に小型アメリカンな存在価値の高さと面白さを感じる。

小気味よさとトルクフルなエンジンの組み合わせが良好

 決して高級とは言えないが、気の利いた演出で安っぽさは帳消しされている。というかひと言、「素敵」である。

 搭載されるエンジンは、143psを発生させる2.4リッター直4NAエンジン。05年から搭載されているこのエンジンは、それ以前の2リッター直4NAと比較して圧倒的にトルクフルな印象を与えてくれる。5ドアハッチバックボディで車重は1.5tに近いが走りのフィールは想像以上に軽快である。

 想像よりも引き締まった硬めの乗り味を感じさせる足回りは、思った以上にスポーティなフィールでキビキビした走りを楽しむことができる。

 とはいえ、スポーツするほどではないから、アメリカ的なおおらかさを生かしたクルージングがちょうどいいような気がするし、低速域が力強い直4エンジンということもあって街中走行が非常に気持ちいいし、今乗っても小気味よさとトルクフルなエンジンの組み合わせがじつに最高だった。
ワーク17インチも良いし、購入後に純正に戻しても良いと思うし、よりファニー&クラシカルなホイールに切り替えても良いだろう。
組み合わされるミッションは、オートスティック付の4速AT。力強い低速トルクと4速ATのマッチングは良好。
センターコンソールのデザインとこの時計の組み合わせもおしゃれ。クラシカルな雰囲気を上手く伝えている。
当時の豪華仕様「リミテッド」だからサンルーフが標準で装備される。シートもレザーだし満足感が高い。
フロントシートのレザーだが、想像以上にコンディションが良い。もちろん使用感はあるのだが、思った以上に軽傷。これから買っても十分に満足出来る範囲。
PTクルーザーはデザインばかりが取り上げられがちだが、実は非常に室内空間が広く、理想的な小型車である。だから、リアの足元スペースも広大。それは例えばラングラー等以上に広いから、大柄な大人でも普通に座れるし快適。シートの状態も◎
荷室も格段に広いから、使い勝手が良い。使用感もかなり少ない。

コンディション良好の中古車個体

 ただし、最小回転半径は6.1mとかなり大きめだから、頭に入れておく必要があるかもしれない。というか、大きく切り返すような曲がりでは実際に気を使いながら走る必要がある(とはいえ慣れの範疇だが)

 このガレージダイバンで販売されているPTクルーザーは、約4.8万キロ走行の個体だったが過走行によるくたびれ感というものはほとんどなかった。ボディカラーのクリームホワイトのようなカラーリングもいいし、何よりPTのデザインは未だ現役で通用するほど個性的。

 で、想像以上に各部がキレイであり、使用感もそれほどではないし、もちろんエアコンもしっかり効いていたしで、中古車としての質はかなりいい。それでいて98万円という価格もかなり魅力的だし、この手の中古車を求める方にはかなりオススメな1台だと言えるだろう。

 ここ数年のアメ車というかクルマ全般的に価格帯が向上してしまい、アメ車なんぞ、かなりの高級車、もはや高額所得者の車両と化している中で、やはりこうした個性的な中古車&小型車は非常に魅力的に映る(チャージャー、チャレンジャー、マスタングももちろん魅力的だが)

 街乗りカーのライフスタイルにライトなアメリカンなノリを加えるならば、すでに絶版モデルで安価かつスタイリッシュなPTクルーザーは最適ではないか。

 オフロードやアウトドアなイメージが良ければジープレネゲードが最高だが、スタイリッシュなアメリカンならPTクルーザーをベースに加飾すれば、それこそオリジナリティ溢れる個性派モデルができるのではないかと思うのである。
【SPECIFICATIONS】
■グレード:06年型リミテッド
■全長×全幅×全高:4330×1750×1630(mm)
■ホイールベース:2615mm
■車両重量:1470kg
■エンジン:直4DOHC
■総排気量:2429cc
■最高出力:143/5200[ps/rpm]
■最大トルク:21.8/4000[kg-m/rpm]
■駆動方式:FF
■トランスミッション:4AT
■乗車定員:5名

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