更新日:2018.01.16
文/編集部 写真/フォードモーター
1982年に登場したフォードレンジャー。もともとは北米車であったレンジャーはフォードピックアップの末端を担う存在として登場。だがしかし、時代とともに大型化し、上級モデルF150との価格的な差別化が難しくなった2012年に北米での販売が終了された(具体的には当時の不況のあおりを受け、F150を残すために、価格差のあまりないレンジャーを切ったという流れだろう)。
この当時、今のようなミッドサイズのトラックという概念自体があまり育っていなかった。というわけで、北米車としての任務を終了することになったフォードレンジャーは、グローバルモデルとしてタイ工場生産のもと、ワールドワイドな販売展開が行われていった。
だが。2015年前後を堺に全米中でミッドサイズのピックアップがもてはやされるようになる。もはや、北米でもフルサイズの大きさはいならい、とばかりに有名どころがフルモデルチェンジを果たす。
2019年型フォードレンジャーはミシガン州で生産が開始される。
イマドキのスタイルは、アプローチアングルを稼ぐために前後のオーバーハングを抑えたものとなっている。
今やこの造形は他のフォード車同様の見慣れたものとなっている。
たとえばシボレーコロラド、GMCキャニオン。さらにはトヨタタコマ。この両者がここ数年のミッドサイズクラス牽引の立役者であることは間違いない。とくにGMは、フルサイズのシルバラードそっちのけでコロラドにご執心だった。それが証拠にコロラドZR2の人気はハンパではない。
ということで、この事態に対しフォードがうった策がレンジャーの復活である。
いまや北米ではSUVもミッドサイズが活躍している。ピックアップのミッドサイズ化も当然の成り行きといえるだろう。
2019年型レンジャーに搭載されるエンジンは、2.3リッター直4エコブーストターボエンジン。組み合わされるミッションは10速ATであり、エクスプローラーに近いスペックがもたらされるはずである。
また、レンジャーにはこれまで「レンジャー・ラプター」と呼ばれるオフロードモデルが他地域で販売されていたが、コロラドZR2を見据えると後々ラプターモデルの登場も予測される。
ボディ骨格は、基本的にフレームボディであり、5人乗車の4ドアモデル。足回り等の熟成はいわずもがなで、装備もLT、XLT、Lariatと充実している。
レンジャーの登場で、今後も引き続きミッドサイズモデルの激戦が予想される。
作りは最新フォードにならったものだ。
10速ATはシフト横のボタンにてシフトチェンジ操作可能。
オフの走りは折り紙つき。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES