すでに本国発表されている新型JLラングラーには3.6リッターV6、2.0リッター直4ターボエンジン等が存在し、それぞれに8速ATが組み合わされ、ボディデザインから足回り、インテリアに及ぶ多くの変更が加えられている。
だから当然、新型JLラングラーがいいに決まっているという方向に話は向かいそうだが、ジープ越谷の西連地氏は「ちょっと違う」という。
聞けば、「確かに8速ATは高速巡航や燃費効率に好影響をもたらすでしょうし、アクティブに使うというよりは、『単にラングラーのデザインや雰囲気が好き』という方々には2.0ターボエンジンでもいいのかもしれません。ですが、ラングラーのシンプルさ、ダイレクト感、荒々しさに魅力を感じる方々には、『JKしかない』という絶対的な価値があると思っております」
くわえて「新型には、恐らくですがオートブレーキ等の安全装備やアップルのCarPlayおよびAndroid Autoとの連携が可能になったUコネクトが搭載されるはずですから、車両本体価格の上昇も見込まれます。そういうことをも鑑みれば、この現行最終モデルとなるJKを購入して3年乗る、もしくはそれ以上長く乗るのが個人的にもオススメではないかと考えます」
考えてみれば、世の中のクルマ全般で価格の上昇が感じられる。アメ車の場合も然りであり、現地価格が上がれば当然日本での販売価格も上昇するだろう。
それに、安全装備等の付加価値が加われば、くわえて人気のラングラーの後継モデルということになれば、日本法人だってそれを見込んだ値付けを行うはずである(それでも売れるだろう)。そういうことをも加味すれば、現行JKにまずは乗ってみることをオススメするという西連地氏の話もわからないではない。
さらに販売現場の状況を付け加えれば、現行JKラングラーは、中古下取り価格が非常に高く、仮に3年乗って売って新型JLに乗り換えても十分な価格的満足感が得られるはずという。すなわちJKモデルの下取り価格は非常に高いという。
実際、新車でJKを購入し2年半、4万8000キロ走行したにもかかわらず、車両本体価格の90万円減で査定してくれたという事例があったほど。それすなわち、月3万円で30ヶ月満喫できたということになる。
インタビューに応じてくれた西連地氏は、じつはJKラングラーのオーナーの一人である。しかも昨年10月に乗り換えたサハラで二台目というから、JK愛は高まる一方。
そんな西連地氏が最後に新型JLに望む改良点について語ってくれた。それは「トップの開閉が楽になっていたら嬉しい」ということだった。
アクティブなユーザーが多いラングラー乗りだが、そんなユーザーでも開閉をためらう現行のオープントップ。気軽に開閉できないその部分が改善されれば、「より一層ラングラーが楽しくなるはずです」と、数年後の乗り換えを意識した現JKオーナーならではの発言も聞けたのであった。
なお、現行JKラングラーだが、人気は衰えるどころか、継続上昇中であり、「今現在ディーラー販売在庫車も20台を切りました。この20台が売り切れれば、6月いっぱいくらいまで次の入庫はないですから、それほどの売れ行きということになります。ですので、いま販売している車両たちがまさしく本当の最終モデルということになります」ということだ。
この企画は、売れ残りのJKラングラーを買わせたいという意図ではまったくない。現実的にもう在庫が20台を切っている。恐らくあっという間に売り切ってしまうだろう。だから現行ラングラーの新車が欲しいと思うなら、急いだ方がいい。この機会を逃せば、この仕様での新車はもう決して入手不可能だからである。
※4月15日現在で新型JLラングラーに関する事前情報はほとんどないという。上記文章中に出てくるJL話に関しても、あくまで現状の個人的に知る得る情報や知識や予想、希望によるものであり、ディーラーの確定情報ではないということにご留意ください。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES