更新日:2018.08.28
文/編集部 写真/www.motor1.com
現行コルベットは世代最強モデル。FRベースとしてはすでにやり尽くしたレベルに達しており、次なるレベルを望むなら、あえてコルベットらしさを捨てなければならない。だからMRへの移行である。
で、新たなMRコルベットの誕生である。ボディは、ノーズが短くワイドであり、リアにかけて長く、MRらしいバランスのとれたパッケージングを実現。期待のガルウイングは採用せず、アルミを多用した軽量ボディが特徴である。
気になるエンジンは、V8DOHCツインターボ。このエンジンはCT6Vスポーツに搭載されるエンジンだが、排気量を4.2から5.5へアップさせると言われている。ベースエンジンが550hpだから排気量アップにて850hpとも言われているが果たしてどうか。
アメリカ本国では、4000万円のプライスタグをつけたフォードGTと比較されることもあるが、MRコルベットはそこまでの価格帯にはならずNSXやフェラーリV8レベルと予測されている。
実際、MRコルベットはポルシェターボをターゲットマシンとし、今現在比較テストをこなしているというから、そのレベルのマシンが登場するのだろう。
なお、朗報ということになるのだろうが、MRコルベットには、V8エンジン以外にもV6エンジンが用意されるかもしれない(こちらはまだ噂レベル)。そちらは現地価格で7万から8万ドルの廉価版(現コルベットと同様の価格帯もしくは若干のプライスアップ)といわれているが、どうなるだろうか。ハイブリッドも用意されるというが。
FRコルベットの価格帯にはV6マシンを用意し、対ポルシェ&フェラーリ用のV8マシンという異例のラインナップが果たして本当に実現されるのだろうか。是非とも期待したいが。
実際の速さとは関係ない、味の部分ではもはや最高レベルのFRコルベット。それを捨て、あえてゼロからMRに挑戦する姿勢に共感は抱くが、果たして。一般庶民のわれわれに手が届くモデルとはならんだろうな~、というのが一番重要な部分であったりするからである。
ちなみに、次期MRのコルベットは、「コルベット・スティングレイ」ではなく、「コルベット・ゾーラ」と名称変更される。もちろん、ゾーラとはZORAであり、コルベットの産みの親とも言われる伝説的なエンジニア、ゾーラ・アーカス・ダントフのゾーラである。これまで使用されていた「ZR1」や「Z06」のZももちろんゾーラのZであったのだが、次期型ではそのゾーラを全面的に表に出してくるということである。
さらにもう一つ。写真のレーシングカーは、C8のレースモデル、C8R。すでにここまで開発されているということであるから(もう完全なミッドシップレーシングカー)、コルベットC8ゾーラの発表ももうすぐだろう。
2019年モデルとしてFRコルベット最強のZR1が発売されたわけだが、早ければ2020年モデルとしてC8ゾーラが登場するはずである。すなわち、2019年年明けのデトロイトショーでの発表が期待されるのである。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES