TEST RIDE

[試乗記]

オープントップの操作性が格段に向上している

2016 シボレーカマロ コンバーチブル (CHEVROLET CAMARO CONV.)

シャープなスタイルが一層際立つコンバー

クーペがデビューして約1か月後となる6月下旬に発表されたコンバーチブル。カマロにとっては定番のラインナップだが、新型はトップの操作性を向上させ、リモートでオープンにできる新たな幌をもたらした。

更新日:2015.07.03

文/椙内洋輔 写真/ゼネラルモーターズ

30mphまでならば走行中もトップの開閉が可能

 2015年型カマロ比で約90キロの減量を行ない、ボディを若干小さくしボディ剛性を高めることを優先した2016年新型カマロは、クーペボディのデビューまもない6月中旬にオープンボディの追加を発表した。

 新型カマロには、3種類のエンジンが搭載され(2リッター直4ターボ:275hp/最大トルク295lb-ft、3.6リッターV6:335hp/最大トルク284lb-ft、6.2リッターV8:455hp/最大トルク450lb-ft)、それぞれに6速MTと8速ATが用意される。

 なお、2リッター直4、3.6リッターV6には8L458速パドルシフトATが搭載され、6.2リッターV8LT1には8L90 8速ATが搭載、自動ブリッピングでシフトダウン時の回転を合わせてくれる改良型のアクティブレブマッチ機能が搭載されている。

 そんなカマロの新型オープントップは、ボタン操作一つで全自動で幌が開閉する、最新機能で満たされる。

 これまでは、ウインドーシールド上部にあるラッチを開き、その後ボタン操作でオープンとなる仕組みだったが、新型はそのラッチの操作まで自動化され、すなわちワンタッチでフルオープンとなる。

 ということで、キー操作にてリモートオープン化も可能となり、同セグメント初の装備となった。また30mphまでならば走行中もトップの開閉が可能という。
 
 幌の耐候性や遮音、遮熱に関しては旧型時代から年々進化させており、新型では操作性のみならず機能性をも充実させている。シルエットにもこだわり、幌を閉めた状態はクーペとほぼ同様のスタイリングを保つというから期待が高い。

 写真を見る限りだが、オープン化によってシャープなスタイリングが一層際立っている感じがするのだが、どうだろう? 凄まじくカッコいいような…。

旧型モデル比でコンバーチブルにおいても90キロの減量を行っているから、その分シャシーセッティングやハンドリングのチューニングに重きがおかれ、オープンであるにもかかわらず、かなりの運動ポテンシャルをもたらすことになった。

オープン化に伴うネガティブ要素を極力排除していることもあり、走りの楽しさは微塵も損なわない。デザイン的には、ボディのラインの抑揚が激しく、シャープなデザインが際立っている。2010年から始まったカマロデザインの最終型として2016年にデビューする。

新型ではラッチ操作が自動化され、ワンタッチでフルオープンとなる仕組み。幌の耐候性や遮音、遮熱に関しては年々進化させており、操作性のみならず機能性も充実している。幌収納時のハードトノカバーも見事フラット状態を維持している。

シルエットにもこだわり、幌を閉めた状態はクーペとほぼ同様のスタイリングを保つ。

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