TEST RIDE

[試乗記]

現行モデルはガソリンエンジン搭載の最終モデル?

認定中古車のジープラングラー

認定中古車なら納期の長さは解消される!

半導体不足で納期が長く、ウクライナ危機や円安相場によって販売価格が上昇しているジープラングラー。だが、現行モデルは恐らくガソリンエンジン搭載モデルの最終型ではないか。であれば、状態の良い現行型を入手する方が絶対に得策なのだ。

更新日:2022.11.29

文/小関一尚 写真/小関一尚

取材協力/ジープ西東京 TEL 042-460-6633 [ホームページ]

ラングラーが持つ二つの問題点

 昨今、ジープのブランドイメージが劇的に向上している。どの調査結果を見ても、必ずランクインしている。特に憧れのクルマ的ランキングではアメ車の中では常にブッチギリのトップである。

 10年くらい前まで、クルマ好きの間では「どうせアメ車だろ」という冷めた見方があった。が、今ではそれもなくなり、特に若者はラングラーを絶賛。「ゲレンデかラングラーか」、ちょっと前では有り得ないような比較対象として取り上げられている。

 その昔、人気のラングラーとはいえ、かなりの苦手種目があった。デザインや走破性はナンバーワンでも、全体的な質感がダサかったのだ。

 ところが今は、デザインも走破性も質感も良くなって、さらに雰囲気も良くなっているのだから、大人気にも頷ける。

 だが。そんなラングラーにも大きな弱点が二つ待っていた。納車待ちの長さと販売価格の上昇である。

▲2021年型ラングラーアンリミテッドスポーツ。走行1万キロの個体の認定中古車。

▲イエローのボディに各種ブラックのパーツが良いコンビネーションを発揮している。

 一昨年から半導体など自動車部品の不足が深刻であり、ラングラーも例に漏れず半年待ちから1年待ちなんてことがザラ。

 ちなみにその現象は輸入車のみならず国産車にも当てはまり、納期の見通しが立たず受注停止になっている国産モデルも多数ある。一時期報道された「ランクルの4年待ち」というのは本当の話だ。

 くわえてそうした納期状況下での価格上昇。ラングラーは2022年だけで3度も値上げ。以前は600万円だったプライスは一気に830万円(サハラ)まで上昇している。

 価格の上昇は、ラングラーだけではなく、輸入車全般に当てはまるから、ラングラーだけが特別高くなっているというわけではない。だが、「2020年型+軽自動車一台分」となった今、新車への問い合わせは以前より減っているという。

 同時に中古車の価格も上がっているから、ファンの諦め感は高まっている。「高くて買えん」

▲昔からイエローのラングラーは非常に人気が高い。というか、イエローが似合うSUVはラングラーしかないだろう。

▲搭載されるエンジンは3.6リッターV6DOHC。284ps、最大トルク35.4kg-mを発生させる。

 が、ラングラーが欲しくてディーラーを訪れた方々が、ラングラーを買わずに他モデルに興味を持ち実際に買われていくということだから、ラングラー人気の効果はまだまだ続いているとも言えるだろう。

 で、こうした弱点を露呈したラングラーだが、だからといってクルマとしての魅力が下がったということでは全くない。

 ここからは筆者個人の見解だが、まずは価格上昇や納期に関する弱点はそうそう解消するものではない。今や世界的な連動によって事が起きているだけに、日本だけが良くなる、アメリカだけが良くなる、というようなことは全くない。

 だから早くて2〜3年、遅ければ5年くらいは元には戻らないだろうと勝手に推測する(逆にもっと値上がりする可能性すらある)。

 すると、その間にラングラー自体、もしくはジープブランド全体に劇的な変革が起こるだろう。いわゆるEV時代への転換である。

 ガソリンエンジン搭載の次期ラングラーは、個人的には出ないと踏んでいる。出るとしても現行型のハイブリッド。そしてラングラー的存在のEVへと時代は流れていくはず。

 だから現在のラングラーは、まだまだ噂はないが、ガソリンエンジン搭載の最終モデルだと考えている。だからラングラーが欲しければ、現行型を買っておくのが絶対に得策なのだ。

▲2021年に登場した限定車。チェダーチーズをかけたナチョチップを連想させるオレンジのボディカラー。

▲シルバーアクセント入りのフロントグリルやヘッドランプベゼル、シルバードアミラー、18インチ専用アルミ、ロゴ入りハードタイヤカバーが装備されている。

認定中古車という選択

 とはいえ、新車はキツイ、というなら認定中古車もある。認定中古車はディーラーが各種パーツの状態を点検した上で販売する中古車であるから程度はお墨付き。世の流れに応じて中古車の価格も若干高くはなっているが、それでも納期の長さは解消される。

 それでいて例えば1年落ち程度であれば、新車とさほど変わらないディーラーコンディションを維持しているから、しかもディーラー整備だけに保証等のアフターにも心配いらないからオススメである。
 
 くわえて中古車だけに、2022年ではなくなっている3.6リッターV6をチョイスすることも可能な場合があるから、選択肢の幅が広がるだろう。

 ということで、ジープ西東京にある2台の認定中古車を見てきたが、どちらも非常に素晴らしいコンディションであった。イエローのラングラーは2021年型アンリミテッドスポーツで、走行1万キロの個体。V6エンジンを搭載している。

 一方、オレンジのラングラーはアンリミテッドオーバーランドナチョ。走行8000キロの個体で直4ターボエンジン搭載モデル。

 聞けば、ラングラーは白や黒、グラナイトと呼ばれるガンメタ系カラーの希望が6割を占めるが、残り4割はこうした派手なカラーリングを好むというから、当然こうしたカラーリングを好む場合は、素早く手をあげた方がいいだろう。昔ほどではないにしろ「中古車の動きはいい」というから。

▲搭載される2リッター直4ターボエンジンは、272ps、最大トルク40.8kg−mを発生させる。

▲室内の雰囲気も良く質感も高い。くわえてラングラーならではの室内空間の雰囲気がある。

 輸入車全般的に価格が上昇し買いにくくなっているのは確かである。だが、そんな状況下でも例えばダッジチャレンジャーはまだまだ売れ続けている。

 恐らく生産終了が発表されているのがその一因であると思うが、ラングラーも同じように次期型の予測が成り立たない車両であると思うから、そしてジープブランド自体がEVへ転換することを明言されているから、少なくともあと5年くらいでEVに取って代わってしまうことが予測されるだけに(あくまで筆者の予測)、「一度は乗りたい」と思うのではあれば、現行型に手を出すしかないわけで。であれば、認定中古車は大いに魅力ある存在だと思うのである。

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