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試乗記 TEST RIDE 1986 AMC イーグルワゴン乗用車にジープ的な要素を加えて出来たクロスオーバーワゴン

1986 AMC イーグルワゴン

レトロ&アウトドアな魅力を伝える稀有な存在

インターネットで「AMCイーグル」と検索すれば常に上位表示されるエイブル。エイブルといえば、サードカマロやカプリスといった90年代のアメ車が中心と思いがちだが、AMCやジープにも精通しているのである。

更新日:2019.10.28文/椙内洋輔 写真/古閑章郎

取材協力

エイブル
TEL 0448571836 [ホームページ] [詳細情報]

アウトドアファンにこそ似合う

 世は空前のアウトドアブーム。だからアメ車日本車欧州車オーナー問わず、アウトドアファッションに身を包み週末キャンプやバーベキューに多くの方々が勤しんでいる。

 今やグランピングなる造語も生み出され、とにかくキャンプ混じりのアウトドア人気は今なお上昇中である。

 一方でファッションにおけるアウトドアもこれまたここ数年のトレンドワードであり、最新のアウトドアスタイルが人気の一方で、往年のパタゴニア等に身を包みオールドテイストを楽しむ方々も多い。

 ここで紹介するAMCイーグルワゴンとは、まさにそんな方々にお似合いのマシンだった。

 1980年に登場したAMCイーグルワゴンは乗用車の車高を少し上げ、サスペンションにジープ的な要素を加えて出来たクロスオーバーワゴン。
ワゴンと言いながらも、リアハッチの開き方がワゴンぽくないのも面白い。旧車ならではの価値観に浸れる方にこそオススメしたい。
全長4660ミリ、全幅1835ミリというボディサイズは、アメ車全体の中で言えば小柄。だが日本の道路事情には最適なサイズであり、「この大きさだらこそ」といったオーナーが多いのも事実。あまり派手さがない、クラシカルな乗用車というのもオツなもの。
都会でもアウトドアな雰囲気が楽しめる牧歌的なデザインにファンが多い。なお約1.5インチのリフトアップにカヤバ製ショックを装着している足回り。タイヤは70扁平にセンターラインの15インチホイールが組み合わされている。
搭載されるエンジンは、4.2リッター直6OHVエンジンで115hpを発生させる。3速AT車。圧倒的なパワーではないが、旧車チックなメカニカルなフィーリングは健在で心地良い。
ベージュカラーとウッドでまとめられたインテリア。ステアリングは細身のもので、メーター類や各部のコントロール系スイッチ類には昔ながらの味わいが感じられる。この年代はウインドーの上下動をスイッチで行うタイプ。
メーター類はすべて可動確認済み。

乗用車のボディを乗せたジープ車両

 その昔、日本車のスバルレガシィワゴンに、車高を少し上げた「アウトバック」というモデルがあったのだが、イーグルワゴンとはそれに近い感じ。車高を上げることでオフでの走行性能を上げているのである。

 たとえば現代の最新SUVは、オフロードっぽさを出しつつもじつは車高の高い乗用車であってオフ車ではないものが多いが、イーグルワゴンは逆に乗用車のボディを乗せたジープ車両ということで、ジープ一族ならではの利点を生かした本格的オフローダーとも言えるのである。

 しかもウッドパネルを張り巡らせた牧歌的スタイル。いわゆるジープワゴニア等に通じるあの感じが得られる乗用車だからこその人気が確実にあったし、今の時代にはまるで「毎日がアウトドア感覚」、もしくは「都会の雑踏がまるでキャンプ場」的な雰囲気が味わえる、レトロワゴンとして人気が高いのである。
旧車な感じは多分にあるものの、小さ目なボディサイズと違和感のない操作性によって慣れれば楽しく走らせられる。

走る曲がる止まる要素に一切抜かりなし

 ちなみに、車両サイズは約4660×1835×1530ミリ。ホイールベースは2775ミリとなるが、全体のサイズが小さく感じるのは、もちろんジープ一族だからだろう。いわゆる旧XJチェロキーくらいのサイズ感といえばわかり易いかもしれない。

 取材車両は1986年型。搭載されるエンジンは4.2リッター直6OHV(みなさんがご存知のアレと同機)で当時のカタログスペックは115hp。当然ながらキャブレター仕様だが、そこはエイブル。現代の交通事情にも対応できるよう、走る曲がる止まる要素に一切抜かりはない。

 エンジン各部の調整を済ませ、点火系や燃料系のチェックも済ませている。同時にシッカリ走行確認を行った上での取材となった。だから撮影時に約2時間程度一般道を走らせたが何ら違和感はなく、エアコンをつけながら楽しくドライブ可能だったのである。

 ただし、適度なパワーを発するエンジンではあるものの、組み合わされるATが3速であることが、今後高速走行をする段階でどうなるか。それでもオールドテイストの直6エンジンが奏でるサウンドを響かせながらのドライブはかなりご機嫌だった。

 少なくとも街中や国道246を流れに任せて走らせることにおいては十分に流れに沿うだけの走りは可能だったし、ブレーキも想像以上に効くから慣れればまったく問題なく走らせることが可能であるが、80キロ以上の速度域を試すことができなかっただけに、その部分は今後オーナーとなった方次第と言えるかもしれない。

 取材車のボディ等のコンポーネンツは基本ノーマルであり、足回りのみ若干手が加わっているという。リーフ増し等による約1.5インチのリフトアップにカヤバ製ショックが装着されており、オフ走行時の走りやすさと路面への追従性の向上を狙っている。
3速ATと組み合わされる。
電動タイプのウインドースイッチも動作確認済みだが、あえてレギュレーター仕様に変更する方も多いというから面白い。
シートはチェック柄のキャンバス地とレザーとのツートーン。座面が大きくフカフカした往年のアメ車的なシートで、リアの荷室は小柄なボディを最大限生かしたスペースを有する。
セカンドシートには、使用感がほとんど感じられないほど良い状態が保たれていた。
アウトドア人気な時代だからこそ映えるイーグルワゴンは、持ち前の牧歌的な雰囲気によってレトロ&アウトドアな魅力を余すことなく伝えてくれる。

レアなクラシカルワゴン

 実際、その甲斐あって、旧車にありがちな不安定さが微塵もなく、いわゆるふらふらゆらゆらといった不愉快な揺れがほとんどなかったことも好印象だったことに繋がっている。

 聞けば、エイブル代表原氏は、修行時代に新車のイーグルを扱っていた経験を持っており、その頃からメンテナンスやカスタマイズの情報収集を欠かさず行っている。過去にはV8エンジンに換装したイーグルワゴンをも製作しており、そうした積み重ねが今なお続いている中での取材車両ということだった。

 そのほかにも、エイブルにはグランドワゴニアが多数並んでおり、80年から90年代のジープ車両を数多く取り扱っているのである。

 旧車ということで今となってはかなりレアな存在であるが、どこへでも行けて信頼性が高く、そして荷物が積めるワゴンボディ。さらにはウッドパネルがもたらすオシャレ感覚とくれば、都会を走るアウトドアマシンとしてこの手のクルマが好きな方がを大いに満足させることが可能だと思うのである。

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