更新日:2024.05.30
文/田中 享(Tanaka Susumu) 写真/ゼネラルモーターズ
コルベット最強のNAエンジンを搭載したZ06がデビューし、続いてe-Rayと呼ばれるハイブリッドモデルのデビューがもうじき始まるC8コルベット。
そしてZR−1の開発が今まさに行われている! 噂では1000hp近いモンスターという。
だが、日本に正規輸入されるのはe-Rayと呼ばれるハイブリッドモデルであって、ZR−1の正規導入はないと思われる。あくまで予想だが、e-Rayは確実だ。
e-Rayは、C8の基本コンポーネンツをベースに前輪部分に160hpを発生させるフロントモーターを搭載しAWDとなっている=エンジンで後輪を駆動しモーターで前輪を駆動するeAWD。
ベースとなるC8には、6.2リッターV8エンジンが搭載され495hpを発生させるわけだから、全輪駆動時のフルパワーは495hp+160hpの655hpとなる。
ちなみに、このフル加速で0−60マイルを2.5秒、1/4マイルを10.5秒で駆け抜けるわけだから相当速い。
このハイブリッド化によって、トラクションの低い路面や急発進の際には、フロントにトルクを与えることで車両の安定性を高めることが可能になる=いわゆる全天候型となる。
一方サーキット走行時のようなハードコーナリングを行う場合には、トルク配分をきめ細かく調整することが可能になるから、これまで以上に素早いコーナリングが可能になる、という予想が可能である。
何より、このe-RayによってC8の寿命がかなり延びるのが嬉しい(EVシフトによって生産終了とはならない)
なお、GMにおいては、今後、キャデラック初のEVモデル、リリックの導入も予定されている。
リリックは、本国で2022年に発売が開始されているキャデラック初のEVであり、右ハンドル仕様もすでに発表されているから、導入は近いと言えるのである。
GM二大スターのコルベットとキャデラックに、モーターを組み合わせたハイブリッドとフルEVの日本導入が間近である。期待したい。
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