更新日:2011.02.14
文/編集部 写真/
最近のニュースで、今年行われる東京モーターショーに米3大メーカーは参加しないとの報道を見たが、自国シカゴオートショーにはわれわれの期待を上回る数々の魅力的な新車が登場している。その1台がダッジ・チャージャーSRT8であり、ここで紹介する2012年型シボレー・カマロZL1である。一見するとニューデザインの鍛造20インチホイールくらいにしか目がいかないが、実はフードはアルミ製であり、その下には6.2リッターV型8気筒スーパ−チャージャー付エンジン(LSA)が鎮座している。
この550HPを発生させるエンジンは、キャデラック・CTS-Vにも搭載されている実績のあるエンジンと同一であり、その強大なパワーを受け止めるために相互作用としてシャシーやブレーキなどにも手が加えられ、コルベットなどで定評のあるマグネティックライド等も搭載されている。また、550HPに対応するミッションには、トレメック製の6速MTショートストロークタイプが採用されている。ドライブシャフトやリアアクスルの強化と共に、ブレーキはフロント、14.6インチのツーピースローターに6ピストンキャリパーが組み合わされ、リアは14.4インチのローターに4ピストンキャリパーの組み合わせと抜かりはない。
ZL1とは、元は1960年代後半に開発されたオールアルミ製のレーシングエンジンに由来したものであり、カマロ ZL1は1969年に69台のみ製造されたマニア垂涎の1台。特にカマロにおいては、ハイパフォーマンスモデルの象徴として今も語り継がれる幻の1台とも言われる貴重な存在なのだ。そんなネーミングの復活にかけるシボレーの意気込みも高く、その作り込みにおいては現段階において「最高」といえる存在になることが予想される。2011年以降、これまでの反動からSUV系の復権を期待していたが、米3台メーカーは、まだまだマッスルカーをベースにした開発を続くけていくようである。
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