更新日:2026.09.01
文/田中 享(Tanaka Susumu) 写真/テスラジャパン
2026年上半期(1月〜6月)の国内における外国車ブランドの車種別新規登録台数において、米テスラの電動SUV「モデルY」が初の第1位を獲得した。
電気自動車(EV)限定の枠を超え、すべてのガソリン車やハイブリッド車(HV)を含む外国車の中でトップに立つのは、テスラの国内導入以来初の快挙となる。
米調査会社などの推計によると、モデルYの上半期の登録台数は約9400台。これまで日本の輸入車市場で不動の王者として君臨していた「MINI(8748台)」やフォルクスワーゲン(VW)の「ゴルフ」といった並み居る強豪ガソリン車を抑え、単独首位へと躍り出た。
また、同期間における外国車EV市場全体の約48%をモデルYが占めるという、圧倒的な独走状態を築いている。
地域別のデータでは、東京、愛知、神奈川、大阪、福岡といった大都市圏を含む19の都府県で1位を記録。全国38の都道府県でもトップ5にランクインしており、流行に敏感な都市部だけでなく、地方都市へも広く普及している実態が浮き彫りとなった。
首位獲得の背景には、ガソリン車に比べて燃料代が約半分に抑えられる経済性の高さに加え、手厚い補助金制度、さらに日本市場のニーズにマッチした「3列シート仕様(モデルYL)」の追加がファミリー層の獲得を後押ししたとみられる。
メーカー(ブランド)全体の合計販売台数では、2万3064台を記録したメルセデスベンツが首位を堅持しているものの、「いま日本で最も売れている外車」としてテスラモデルYが金字塔を打ち立てた。
同時に、国内のモビリティ市場におけるEVシフトが新たなフェーズに入ったことを表していると言えるだろう。

▲日本市場のニーズにマッチした3列シート仕様のモデルYLの追加。

▲東京、愛知、神奈川、大阪、福岡といった大都市圏を含む19の都府県で1位を記録。全国38の都道府県でもトップ5にランクインするほど売れている。

▲納車が追いつかず、納車トラブルが報告されるほど売れていたいテスラ。躍進はいつまで続くか。
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