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汗ばむような晴天にも支えられた 1st Long Beach Classics

第一回 ロングビーチ・クラシックス 開催 vol.1

アメ車の一大イベントとして定着する可能性大

アメリカン媒体を支える有志たちが共同開催したイベント、ロングビーチクラシックスは、天候にも支持され、大成功を収めた。まずは当日のレポートをご覧下さい。

更新日:2014.12.01

文/椙内洋輔 写真/古閑章郎

第一回 LongBeach Classics ロングビーチクラシックス開催

 11月24日(月・祝日)に、大磯ロングビーチを舞台にしたイベント・「1st Long Beach Classics(第一回 ロングビーチ・クラシックス)」が開催された。

 このイベントは、雑誌「A-Cars」、「Frywheels」、「Lets Play VW’s」、「Cal」、「bullet」編集部、およびインターネット媒体の「Amesha-World」編集部が共同開催したもの。大会会長は、モータージャーナリストの九島辰也氏だ。

 イベントは、各雑誌・媒体の読者を対象にしたアメリカンスタイルのカーショー&スワップミートが主体。当日は11月末とは思えない、汗ばむほどの好天に恵まれ、来場車両がおよそ600台、エントリー車両と合わせると、1000台近い車両が太平洋を目前に望む会場に集まったのである。

 アメリカ西海岸のカーショーの様な、ゆるやかな時間の中でエントラントに楽しんでもらうべく配置されたカーショーエリアでは、数多くの方が愛車の横に椅子を並べて、ゆったりとした1日を過ごしていた。またカーショーのアワード選定においては、自動車を基準に選ぶのではなく愛車のある風景を評価基準として、大賞となった「ベスト・オブ・ショー」では燦々と降り注ぐ陽射しを遮る様にサイドオーニングを広げたVW・バナゴンを展示した「大沢陽一さん」がアワードに輝くなど、他のイベントとは違った非常にユニークな選定が話題になった。

イベントは、各雑誌・媒体の読者を対象にしたアメリカンスタイルのカーショー&スワップミートが主体だったが、じゃんけん大会やカーショーのアワード発表会も行われた。

参加車総数500台を超えたオーナー&参加者たちが集まったじゃんけん大会は壮観だった。

お披露目されたマスタングを前に、大会会長&モータージャーナリスト・九島氏とCal編集長の秋元氏、さらにフォードジャパン・田中氏がマスタング談義に華を咲かせていた。新しいマスタング、カッコイイです。

のんびりした雰囲気こそが特徴だった

 アメ車ワールド的には、自社でイベントを開催することが多くなってきて、いつもどうやったら成功するだろうか?来場者を集められるだろうか?集めた来場者をどう楽しませるだろうか?そんなことばかり考えることが多くなってきたからこそ、ついついうがった見方をしてしまうクセがついてしまっている(笑)。

 ついでに言うと、筆者たちはイベントの場合、イベント実行スタッフかもしくは取材班に属していることが常であるから、自ら楽しんだという経験はまったくない。ただ、自慢じゃないが、イベント参加の数だけは誰にも負けないだけに、なんとなくだが取材しながらも、「このイベントは楽しいか、成功か否か」といった雰囲気は感じることができる…。

 そういう観点から見ても、今回のイベントの雰囲気は良かったし、久しぶりに楽しかった。

 要因としては、場所が都心から近かったこと。そして関係者含めイベントの仕切りがシッカリしていたこと。そしてスタッフが多くいて統率が取れていたこと。それによりすべてが効率的だったこと。イベントというのは、実際には非常に手間のかかることばかりで、儲けを考えると必ずや手厳しいしっぺ返しがやってくるし(笑)だがそういうところに手を抜かずにキッチリした統制がとれていたのが素晴らしい。

 で、何より良かったのが、のんびりとした雰囲気。もちろんロケーションや参加された華やかなクルマ達がそういった雰囲気を作り上げたことが最大の要因だが、全体的にガツガツしていないのんびりな雰囲気が非常に心地よかったのだ。お弁当持参でピクニック気分の参加者がいて非常に微笑ましかった!

 天気がよく、来場者が予想以上に多く、そういう点での充実度も非常に高かったし、年末最後のアメ車のイベントとして今後も定着する可能性は非常に高い。ただ、立派な舞台設定があったにもかかわらず、意外にも舞台を使った催し物がトークショーとじゃんけんだっただけだったのがもったいないとは思ったが……。

 アメ車の一大イベントと言えば、アメフェスとなるのだろうが、あちらとは雰囲気が全然異なり、非常にかる~い感じが、個人的にはそれが非常に良かったと思っている。ともに共存できるアメ車のイベントして、来年以降さらに熟成されていくことを期待したい!

 あわせて、ライターの山崎龍氏に御礼申し上げます。「ビッグコナンだ」とみんなが囁いていましたが(笑)、よく動いてくれて助かりました。微笑ましくて良かったですし、来年面白いクルマ持参で再び参加されることを期待します。アメ車ワールドにも、なんかイベントグルマ欲しいですね~。

アメリカ西海岸のカーショーの様な、ゆるやかな時間の中で、華麗なクルマたちがイベントを盛り上げていた。ロケーション的にも、さらに天候をも味方につけて、ゆるやかなイベントは進行していった。

汗ばむほどの好天に恵まれた当時は、来場車両がおよそ600台、エントリー車両と合わせると、1000台近い車両が会場となった大磯ロングビーチ駐車場に集まったのである。

参加されたクルマやスワップミートの店舗を見ているだけでも時間がつぶせるし、中にはお弁当持参でピクニック気分で参加されている方々もいらっしゃいました。

マスタングお披露目会開催

 ロングビーチクラシックスの大きなトピックスのひとつが、新型マスタングの披露目会。当日展示されたのはナンバー付の赤とナンバーの付いていない黒の2台。いずれも2.3リッター直4エコブーストターボ搭載の左ハンドル仕様。

 新型マスタングは、2015年春から正規発売が開始されるが、まずは今回持ち込まれたマスタング生誕50周年を記念した特別仕様車「50 YEARS EDITION」の発売が限定350台で開始される。で、来年中にはV8モデルの発売も開始されるとのこと。もちろんコンバーチブルも。と同時にすべて右ハンドル仕様となるらしい。

 初めて見た実物のマスタングは、予想通りカッコイイ。質の高さも感じられるし、クーペとしての風格が感じられる。周りで見ていた複数の人に話を聞きいたが、「かなり頑張ったと思う」と好意的な意見を語っている方が圧倒的だった。特にインテリアのデザイン面での向上がめざましく、スペシャリティな雰囲気が断然高まり、所有欲を刺激する。中には、「買います」と宣言していた旧型乗りもいたので、今後の販売開始時が楽しみである。

 筆者的には、V8モデルの良さがわかっているだけに、正直直4モデルに関しては「乗ってみないことには判断できないな(エンジンとハンドリング)」との結論。314psのエコブーストターボは、パワー的には必要にして十分だが、ハンドリングとかエンジンサウンドとか、いわゆる官能面でのキレ味がどんなもんなのか? そこに興味があるとともにその部分こそが重要と、試乗できる日を楽しみにしたい。

 でも、見た目だけでも欲しくなる、非常にカッコイイデザインだったのが嬉しい! このまま乗ってもいいし、旧型同様いろいろなアクセントを入れてもマッチすると思うし、シェルビー仕様とか、きっと流行るでしょうね。

 ただ、その一方で、2014年までの現行モデルの丸目ヘッドライトの存在の大きさも改めて再確認。特に初期型V8モデルの丸目4灯ヘッドライトは、今後中古車市場で人気モデルとなるような予感。やっぱり、あれはあれで復刻デザインの象徴としてカッコイイし、復刻デザインにあえてこだわって乗る方もきっと多くいるはずである。

赤と黒のボディが展示されていたが、ブラックは、デザインの抑揚やグリル内の凹凸がすべてつぶれてしまうような感じだったので、この2台に関しては、赤い方が断然良かったと思う。事前に写真で見ていた時からも、そういった印象があっただけに、新型は意外にもカラフルなボディの方が良いのかもしれない。

日本仕様で左ハンドルがチョイスできるのは、この限定350台の直4エコブーストターボ搭載モデルだけ。それ以降に発売されるV8モデル等は、右ハンドル仕様となる。ただ、個人的には直4エコブースト+MTでシルバーのボディカラー+ホイールブラックというのが理想的と現状では思っているのだが…、結論は乗ってからということに。

2.3リッター直4エコブーストターボ搭載の左ハンドル仕様は、6速ATと組み合わされて314psを発生させる。実際に乗ってみて最終結論を下したい。ちなみに、本国デビュー後これだけ早期に日本デビューを果たせたのは、フォードジャパンの尽力によるもの。また日本市場に対する本国の期待もあるという。

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