更新日:2016.06.20
文/編集部 写真/プリオールデザイン
復刻デザインとして抜群の人気と完成度を誇るダッジチャレンジャーは、現代版マッスルカーとして多くの人々を惹きつける。だが、ここで紹介するジャーマンチューナー・Prior Design(プリオールデザイン)が製作したワイドボディキットを装備したチャレンジャーには、ヨーロピアンの感性が注ぎ込まれ、そこにはある種のクーペとしての品格がみなぎっている。
スポーティさとアグレッシブさを結合させるデザインが特徴のプリオールデザイン。既存の車種の美学を生かしつつも、そこに新たなる血を注ぎ込み、見事融合させるデザイン力。ドイツ製という現代テクノロジ-とヨーロピアンスタイルの完璧なる品質がもたらす美学が特徴である。
そんなプリオールデザイン・PD900HCワイドボディキットの最大の特徴は、レースカーさながらのワイドフェンダーであり、直線ボディ基調だったチャレンジャーのスタイルに大きな変化を与えてくれる。また、フロントリップやカナード、スプリッターやサイドスカートおよび巨大なリアディフューザーによって大きなダウンフォースを生むスタイリングをまとっている。
今回装着されているパーツは、ワイドフェンダー以外はすべてグロスブラックでまとめられ、それが赤いボディカラーに非常によくマッチしている。このパーツ、ダッジチャレンジャー全車種に適合するが、ワイドフェンダーに関してはフェンダー加工が伴う板金作業が必要になる。しかも、もし望めば707hpのヘルキャットにも装着可能というから、本気のレース仕様の製作も可能だろう。
今回デモカーとして製作されたこのチャレンジャーは、まさに707hpのヘルキャットベースである。プリオールデザインいわく「V6からV8までさまざままチョイス可能がチャレンジャーの最大の魅力であるが、逆にどのモデルを買ってもスタイリングにほとんど変化がないのがオーナーにとっては悩みどころ。特にヘルキャットは市販車最高パワーを発揮させるにもかかわらず、基本的なスタイルはV6と変わりません。プリオールデザインのワイドボディキットは、そんな馬鹿力にマッチしたアグレッシブなスタイリングが可能になりますし、チャレンジャーのクーペとしての魅力を一段と引き上げるのです」
プリオールデザインには、チャレンジャーの他にC7コルベットやマスタングのエアロも扱っている。まあ好き嫌いはあるにせよ、世界がアメリカンマッスルに目を向け始めているというのが何とも嬉しい事実である。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
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6DEGREES
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6DEGREES
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MAINTENANCE
6DEGREES